AI×コーチング心理学研究ポータルをはじめました。
AI時代の「問い・思考・行動」を心理学から支援する「AI×コーチング心理学研究所(ポータルサイト)」を開設 AIと人間のシナジー効果を高めるために!
― AIGROWスキル尺度・AIPDCAスキル尺度を開発。生成AIを「答えを得る道具」から「より良い問いをつくる成長支援ツール」へ ―
一般社団法人コーチング心理学協会は、AI時代におけるコーチング心理学の研究・実践・教育を推進するため、専門ポータルサイト「AI×コーチング心理学研究所(AI Coaching Psychology Lab)」を開設しました。AIだけでもなく,人間だけでもなく,AIと人間の相乗効果(シナジー効果)を高めるための研究です。
本サイトでは、生成AI、コーチング心理学、ポジティブ心理学、質問法、心理学的アセスメントなどを組み合わせ、「AIをどのように使うか」だけではなく、「AIを使って人間の思考・行動・成長をどのように支援するか」を体系的に紹介しています。
さらに、AIを活用したGROWモデルやPDCAサイクルの実践スキルを可視化するため、「AIGROWスキル尺度(AI-assisted GROW Model Skill Scale)」および「AIPDCAスキル尺度」などの心理尺度の開発にも取り組んでいます。
1.AI時代に必要なのは「AIの使い方」だけではない
生成AIの急速な普及により、ChatGPT、Claude、Geminiなどを利用して、情報収集、文章作成、アイデア創出、問題解決、自己分析などを行うことが一般的になりつつあります。
一方で、
- AIに何を質問すればよいかわからない
- AIから答えをもらうだけになっている
- 自分で考える機会が減っている
- AIの回答をそのまま信じてしまう
- 行動につながらない
- AIとの対話だけでは人間関係や対人スキルが十分に育たない
といった課題もあります。
そこでAI×コーチング心理学研究所では、
「AIに答えを求める」のではなく、AIを使って「より良い問い」をつくる。
という考え方を基本コンセプトとして、AIと心理学・コーチングの融合を研究・実践しています。
同協会でも、AIは人間そのものを置き換えるものではなく、人間を中心に据えた支援ツールとして活用すること、心理的安全性や人間の尊厳、自己決定を重視することをAI活用の重要な原則として示しています。
2.「AI×コーチング心理学研究所」とは
AI×コーチング心理学研究所は、
AI × 心理学 × コーチング × 質問法 × データ分析
をキーワードに、AI時代の新しい学習・成長・行動変容の方法を探究する専門ポータルです。
サイトでは、AIコーチングの基本から、実際の質問法、PDCA・GROWモデルの活用、心理学理論、AI倫理・限界、ケース・用語まで、段階的に学べる構成としています。
主なコンテンツ
| 分野 | 主な内容 |
|---|---|
| AI×コーチングとは | AIコーチングの基本概念・特徴 |
| AIコーチングサイクル | 問い→学習→次の問い→行動・振り返り |
| AI×PDCA | AIを活用したPlan・Do・Check・Act |
| AI×GROW | Goal・Reality・Options・WillをAIとの対話で実践 |
| AI質問法 | 良い問いをつくるための質問技法 |
| 心理学×AI | ポジティブ心理学、認知行動的アプローチ、メタ認知など |
| 倫理・限界 | AIのバイアス、プライバシー、人間による最終判断 |
| ケース・用語 | AIコーチングの実践事例・専門用語 |
同協会ではすでに、AIコーチングについて、自己認識、問いの質、行動変容、強み、認知の見直し、目標設定、感情への対応など、コーチング心理学との接点を整理しています。
3.AIGROWスキル尺度を開発
今回の取り組みの特徴の一つが、AIを活用したGROWモデルの実践スキルを測定する「AIGROWスキル尺度」です。
AIGROW AIを活用してGROWモデルを活用できるスキル尺度
AI-assisted GROW Model Skill Scale

AIGROW尺度は、単に「AIをどれだけ使いこなしているか」を測定するものではありません。
AIとの対話を通じて、
自分自身の思考をどれだけ前に進められるか
という観点から、AI×GROWモデルの活用スキルを捉えることを目指しています。
サイトでは、AIGROW尺度について、
- 尺度の解説
- 因子別の詳細解説
- 結果の読み方
- 結果をどのように活用するか
- AIを活用したGROWモデル
- AI質問法
などを紹介しています。
また、12項目・約3〜5分で実施できる簡易的な自己チェックとして紹介し、**「AI利用能力」ではなく「AIとの対話を通じた思考・成長プロセス」**に焦点を置いています。
4.AIPDCAスキル尺度も展開
さらに、AIを活用してPDCAサイクルを回す能力を捉える、
AIPDCAスキル尺度 AIを活用してPDCAサイクルを活用できるスキル尺度
についても展開しています。

AIを単なる情報検索ツールとして使用するのではなく、
Plan → Do → Check → Act
の各段階で活用することで、
- 目標設定
- 計画立案
- 行動
- 振り返り
- 問題発見
- 改善案の生成
- 次の行動計画
までをAIとの対話によって支援することを目指します。
つまり、
というAIを活用した継続的な学習・改善サイクルを構築します。
5.「AIコーチングサイクル」という新しい考え方
本研究所では、従来型のPDCAやGROWモデルだけではなく、AI時代に適した新しい対話サイクルとして、

ASK → THINK → ACT → CHECK → LEARN → ASK
という循環型の考え方も提示しています。
AIに質問する
↓
自分で考える
↓
行動する
↓
結果を確認する
↓
学習する
↓
次の問いをつくる
という循環です。
重要なのは、AIが答えを出してサイクルを終了するのではなく、人間がAIとの対話を通じて次の問いを生み出すことです。
これにより、AIを「回答生成装置」から、
思考・学習・内省・行動変容を支援する対話型ツール
として位置づけます。
6.AIコーチングには「できること」と「できないこと」がある
AI×コーチング心理学研究所では、AI活用を過度に礼賛するのではなく、AIの限界についても明確に扱います。
AIは、
- 24時間対話できる
- 多様な視点を提示できる
- アイデアを大量に生成できる
- 振り返りを支援できる
- 質問を生成できる
- PDCA・GROWの構造化を支援できる
一方で、
- 人間同士の関係性
- 非言語コミュニケーション
- 対人関係の実体験
- 本質的な「聴く力」
- 人間的な共感・関係形成
- 現実の社会的フィードバック
などを完全に代替するものではありません。
そのため、
AIとの対話だけではなく、人間との関わりの中で学び、気づき、成長することが重要である。
という「人間中心」の立場を重視しています。
同協会のAI活用ガイドラインでも、AIを「コーチ」そのものではなく、コーチングを支援するツールとして位置づけ、倫理、関係性、目標設定、フィードバック、AIの限界などを重要な論点として整理しています。
7.研究・教育・ビジネスへの活用
AI×コーチング心理学研究所のコンテンツは、個人のセルフコーチングだけではなく、幅広い領域での活用を想定しています。
個人
- 自己理解
- キャリア形成
- 目標設定
- 学習支援
- 振り返り
- 習慣形成
- ウェルビーイング
教育
- AIを活用した学習支援
- メタ認知
- 探究学習
- 学習計画
- リフレクション
- 質問力教育
ビジネス
- 1on1
- 人材育成
- リーダーシップ
- マネジメント
- キャリア開発
- 組織開発
- エンゲージメント向上
コーチ・対人支援者
- AIセルフコーチング
- AIを活用した質問生成
- セッション準備
- 振り返り
- ケース検討
- コーチング教育
同協会では、AIとコーチング心理学を組み合わせた実践的な講座・ワークショップや、AIを活用したワークアプリなどの展開も進めています。
8.AI時代に求められる「新しい人間力」へ
AIの性能が向上するほど、人間には逆に、
「何を問うのか」
「何を選ぶのか」
「どう行動するのか」
「他者とどう関わるのか」
が重要になります。
AI×コーチング心理学研究所では、これからのAI時代に必要となる能力を、
AI活用能力 + 心理学的理解 + 質問力 + メタ認知 + 人間関係・対人スキル
という複合的な能力として捉えています。
これは、単なる「プロンプトエンジニアリング」とは異なる、AI時代の人間中心型スキル開発を目指すものです。
9.今後の研究・開発
今後は、
- AIGROWスキル尺度の研究・改良
- AIPDCAスキル尺度の研究・改良
- AI質問法の体系化
- AI×GROWモデル
- AI×PDCAモデル
- AIコーチングサイクル
- AIセルフコーチング
- AI×ポジティブ心理学
- AI×メタ認知
- AI×ウェルビーイング
- AIコーチングの倫理・安全性
- AIと人間コーチの協働モデル
- AIコーチング教育プログラム
- 心理尺度・データ分析を活用したAI支援
などの研究・教育コンテンツの拡充を予定しています。
特に、「AIを使える人」と「AIを使って自分の思考・行動を改善できる人」は同じではないという観点から、AI時代の新しいスキル評価・人材育成のあり方を探究していきます。
10.サイト概要
サイト名: AI×コーチング心理学研究所
英語名: AI COACHING PSYCHOLOGY LAB
運営: 一般社団法人コーチング心理学協会
URL: https://www.coaching-psych.com/ai/
主要キーワード:
AIコーチング/AI×コーチング心理学/生成AI/ChatGPT/AI質問法/AI×PDCA/AI×GROW/AIGROWスキル尺度/AIPDCAスキル尺度/セルフコーチング/心理学×AI/メタ認知/問いの設計/自己理解/目標設定/行動変容/ウェルビーイング/AI倫理
11.一般社団法人コーチング心理学協会について
一般社団法人コーチング心理学協会は、心理学、コーチング心理学、ポジティブ心理学、認知行動的アプローチ、心理アセスメントなどを統合し、個人・組織の成長、ウェルビーイング、目標達成、行動変容などへの実践応用を進めています。
近年は、AIなどの新しい情報技術と心理学・コーチングの融合にも取り組み、AI時代における新しいコーチング心理学の可能性を研究しています。
投稿者プロフィール

- 徳吉陽河(とくよしようが)は、コーチング心理学研究会・コーチング心理学協会の創設者の一人であり、日本・世界のおけるコーチング心理学のパイオニア。コーチング心理士、公認心理師・キャリアコンサルタント、認定心理士(心理調査)、ポジティブ心理療法士、教員免許(中学・高等学校:社会科・歴史・公民など)。教育・医療・福祉・産業分野で活動する専門家。東北大学大学院博士後期課程で研究し、国際コーチング心理学会、国際ポジティブ心理学会など、世界で学び、研究を発表。教育プログラム、心理尺度開発なども専門としている。著書に『ポジティブ大全』『科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか?』『ナラティヴ・セラピー BOOK』。翻訳書に『Tomorrowmind日本語版 これからの生き方』『コーチング心理学ガイドブック』『コーチング心理学ハンドブック』などの翻訳書などがあり、科学的なエビデンスと物語(ナラティブ)に基づくコーチングとウェルビーイング教育を推進している。累計4000名のコーチ、カウンセリング実績」(ワークショップを含む)、「累計6000回以上のセミナー実績」以上の実績がある。国土交通省 航空保安大学講師、元東北文化学園大学講師、元仙台医療センター看護学校講師、元若者サポートセンター講師など。教育機関、海外・国外の法人企業などで講師を担当実績がある。学校法人・企業法人・医療法人(リハビリ)など、主に管理職に関わる講師を数多く担当。座右の銘は、「我以外皆我師」、失敗・挫折もたくさんしており、「万事塞翁が馬」大切にしている。「自己肯定感が低いからこそ成長できる」ことを大切にしている。
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