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AIGROW 結果の読み方と活かし方
パターン別の解説・AIとの対話・研修と1on1での使い方

診断結果をどう読み、そこから何を試すか。7つのパターン別の解説、得点の組み合わせから見える傾向、6種類のプロンプトの使い分け、そして研修や1on1で扱うときの進め方までをまとめています。

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01

結果は3つの層に分かれています

結論:結果は3つの層に分かれています。因子別の解説(段階ごとの一般的な記述)、全体のパターン(4因子の組み合わせから読める傾向)、物語(得点を別の言葉に置き換えたもの)です。この3つはあえて連動させていません。食い違いを感じた部分こそ、考える材料になります。
層何を見ているか読むときの姿勢
因子別の解説各因子の得点段階から書かれた一般的な記述自分の段階だけでなく、前後の段階も読む
全体のパターン4因子の組み合わせから読み取れる傾向当たっているかより、どこに引っかかったかを見る
物語(ストーリー)総合得点を旅のたとえに置き換えたもの正確さではなく、読んで何を感じたかを大切にする
レーダーチャート4因子のバランスの視覚化高さより、形のかたよりに注目する
5段階の帯グラフ集団の中でのおおよその位置位置は目安。境目の1点差は読み分けない

結果を読む順番に決まりはありませんが、レーダーチャートの形をまず眺めてから、文章を読むと、自分の傾向が捉えやすくなることがあります。

02

7つのパターン別の解説

結論:パターンは、4因子の組み合わせから7種類に分かれます。どのパターンにも、持ち味とその裏返しがあります。「良いパターン」「悪いパターン」はありません。

AIと共に進むスタイル

あてはまる条件:総合43点以上(全体的に高い)

4つの因子すべてが高い水準にそろっている状態です。AIを、目標を決める場面から、現状を眺め、選択肢を広げ、行動を続ける場面まで、一連の流れの中で使いこなせている様子がうかがえます。ここまで来ると、次の課題は「使うこと」ではなく「使いすぎないこと」かもしれません。AIの整理があまりに滑らかだと、自分の内側から出てくる、まだ言葉になっていない感覚を飛ばしてしまうことがあります。ときどきAIを閉じて、何も参照せずに自分の考えを書いてみる時間を持つと、AIとの対話もいっそう深まるかもしれません。また、この状態はご自身のためだけでなく、周囲の方への支援にも活かせます。どんな問いをAIに投げると考えが進んだのか、その過程を言葉にして共有することは、結果を共有するよりもずっと大きな助けになります。

行き先を描くことから始めるスタイル

あてはまる条件:Goal因子が12点以上で、他の因子より2点以上高い

目標を描く段階でAIを活かす力が、ほかの因子に比べて際立っている状態です。ビジョンを言葉にすること、価値観と結びつけることに、はっきりした手ごたえをお持ちなのだと思われます。この持ち味の強い方は、描いた未来と今の現実との距離に、ときどき苦しくなることがあります。それは目標が高すぎるからではなく、現在地の確認や、途中の道筋を刻む作業が追いついていないだけかもしれません。目標を描いたあとで、「今できていることを5つ挙げる質問をしてください」とAIに頼んでみると、距離が縮まって見えることがあります。描く力は、他の力に比べて身につけにくいものです。すでに持っていることの意味は、決して小さくありません。

足元を確かめてから進むスタイル

あてはまる条件:Reality因子が12点以上で、他の因子より2点以上高い

現状を客観的に捉える力が、ほかの因子に比べて際立っている状態です。感情に流されず、事実を事実として見ることができるのは、変化を起こすうえで確かな土台になります。一方で、現在地がよく見えているぶん、「今の条件では難しい」という判断が早く働きやすいという面もあるかもしれません。それは慎重さという強みでもありますが、選択肢を広げる前に扉が閉じてしまうこともあります。「もし制約が一切ないとしたら、どんな道がありますか」と、あえて現実を脇に置いた問いをAIに投げてみると、思いがけない方向が見えることがあります。現実を知っている人が描いた理想は、地に足のついたものになりやすいものです。

可能性を広げることから始めるスタイル

あてはまる条件:Options因子が12点以上で、他の因子より2点以上高い/またはOptionsが高くWillが低い

選択肢を広げ、アイデアを生み出す段階でAIを活かす力が、際立っている状態です。行き詰まった場面で新しい方向を見つけられることは、大きな持ち味です。この持ち味の強い方によく見られるのは、案が豊かに出るぶん、どれを実際に動かすかを決める段階で時間がかかりやすい、という傾向です。アイデアが形にならないまま流れていくのは、少しもったいないことかもしれません。案が出そろったところで、「この中から1つだけ選ぶために、私に3つ質問してください」とAIに頼み、そのうえで「明日から始める3ステップ」に変換してもらうと、広げる力がそのまま前進する力に変わっていくかもしれません。

動きながら考えるスタイル

あてはまる条件:Will因子が12点以上で、他の因子より2点以上高い

行動を起こし、続け、立て直す段階でAIを活かす力が、際立っている状態です。考えるだけで終わらせず、実際に動けることは、それ自体が大きな力です。この持ち味の強い方は、動くことに慣れているぶん、「そもそもこれは自分がやりたいことだったか」という問いを、後回しにしてしまうことがあるかもしれません。行動が続いているときほど、いったん立ち止まって、「この行動は、私が大切にしている何とつながっていますか」とAIに問いを立ててもらうと、進む方向の確かさが増していくかもしれません。速さと方向が揃ったとき、行動はいちばん遠くまで届きます。

状況に合わせて使い分けるスタイル

あてはまる条件:4因子が近い値で、突出した差がない

4つの因子が大きく偏らず、状況に応じてAIとの関わり方を変えられている状態です。これは、どの力も中途半端ということではありません。むしろ、AIに任せる場面と自分で考える場面の線引きが、経験を通じてできつつあるということかもしれません。コーチング心理学では、対話の型を固定せず、相手と状況に合わせて行き来することが重視されます。その意味で、この柔らかさは実践的な強みです。もし次の段階に進みたいと感じたら、4つのうち「自分がいちばん時間をかけている段階」を1つ選び、そこだけAIとのやりとりを深めてみるとよいかもしれません。全体を少しずつ上げるより、1点を深めたほうが、変化を実感しやすいことがあります。

これから広がっていく段階

あてはまる条件:総合26点以下(全体的に控えめ)

現時点では、AIをコーチングの相手として使う体験が、まだ多くはない状態かもしれません。あるいは、自分の頭で考え、身近な人と話しながら進めるやり方を大切にされてきたのかもしれません。どちらであっても、それは弱さではありません。AIを使わずに目標を立て、現状を見つめ、行動してきたという経験そのものが、すでに土台になっています。この結果は、「できていない」ではなく「まだ試していない領域が、広く残っている」と読むのが自然です。もし関心が湧いたら、4つの段階すべてを試す必要はありません。いちばん気になっている場面を1つだけ選んで、AIに答えではなく質問を頼んでみる。そこから始まるものがあるかもしれません。急ぐ必要はまったくありません。

パターンは、あくまで得点の組み合わせから機械的に判定されたものです。あなたの事情や、これまでの経緯を反映しているわけではありません。当てはまらないと感じた場合は、その感覚のほうが実態に近いことが多くあります。
03

得点の組み合わせから読み取れること

結論:突出している因子と控えめな因子の組み合わせを見ると、次に試すことが見つけやすくなります。多くの場合、「高い因子の力を、低い因子の場面に持ち込む」という形で橋がかかります。
高い因子控えめな因子起きやすいこと橋をかける一手
GoalReality理想と現実の距離が大きく感じられ、動き出しにくい目標を立てたあと「今できていることを5つ挙げる質問」をAIに頼む
GoalWill描くところで満足し、着手が後回しになりやすい目標を「明日15分でできる形」に刻む依頼をAIに出す
RealityOptions現実がよく見えるぶん、早い段階で「無理だ」と判断しやすい「制約が一切ないとしたら」と前提を外した問いをAIに投げる
RealityGoal現状分析は進むが、どこへ向かうかが定まらない「私が大切にしている価値観を3つ探す質問」をAIに頼む
OptionsWill案は豊富に出るが、実行に移る前に流れていく案を出しきったあと「明日から始める3ステップ」に変換させる
OptionsReality発想は広がるが、足元の条件と噛み合わないことがある選んだ案について「実行に必要な条件を5つ挙げる質問」をAIに頼む
WillGoal動けてはいるが、方向が合っているか確信が持てない「この行動は私が大切にしている何とつながるか」を問う
WillOptions同じやり方を続けてしまい、行き詰まりに気づきにくい定期的に「まったく違う前提の案を3つ」とAIに頼む

この表は、あくまで起きやすい傾向を整理したものです。高い因子の力を、そのまま低い因子の場面に持ち込むという考え方は、多くの組み合わせに応用できます。

04

結果をAIとの対話につなげる

結論:結果画面には6種類のコピーボタンがあります。いずれも、あなたの得点と依頼文をまとめたテキストをコピーします。今の状態に合ったものを1つ選んで使うのが、いちばん役に立ちます。
ボタンこんなときにAIに何を頼んでいるか
結果のテキストをコピーまず全体を眺めたいとき評価や順位づけをせず、強みと活かし方を短く整理してもらう
強み発掘コピー自分では気づいていない持ち味を探したいとき高い因子と低い因子の組み合わせから、まだ言葉になっていない強みを一緒に探してもらう
行動具体化コピー動きたいが、何から始めるか決まらないとき明日から試せる小さな行動を3段階で挙げてもらう(1つめは15分以内)
壁打ちコピー考えを深めたいとき助言ではなく、考えを掘り下げる問いを5つ出してもらう
振り返りコピーこれまでを整理したいとき過去にうまくいったときのやり方を思い出す手伝いをしてもらう
肯定的解釈コピー低い得点が気になっているときセルフ・コンパッションの視点から、別の読み方を示してもらう

AIとの対話を安定させる3つの指示

どのプロンプトを使う場合も、次の3つを添えておくと、AIが助言に流れるのを防げます。

対話を安定させる共通の骨格・助言や提案はしないでください。質問だけをしてください。 ・質問は一度に1つだけ、150字以内でお願いします。 ・私が答えたら次の質問に進み、まとめは私が求めたときだけ書いてください。

AIは初期状態では役に立とうとして助言を返しやすくなっています。この3行を毎回添えておくと、対話がコーチングの形に近づきます。

コピーされるのは得点と依頼文だけですが、そのあとの対話で状況を説明するときに固有名詞が入りがちです。所属先や個人が特定できる情報は、あらかじめ置き換えてからお使いください。

問いの立て方そのものは、AI質問法と「問い」の設計 のページで10の型として整理しています。

05

研修・1on1・授業での使い方

結論:研修や1on1で使う場合、点数の発表から入らないことが要点です。「どの段階が自分の入口になっているか」を対話の題材にすると、優劣の話ではなく、実際の使い方の話になります。
研修

20分の導入として

4因子の説明を5分、実施を5分、結果を見ながらの対話を10分。点数は共有せず、「自分がいちばん時間をかけている段階」だけを話してもらう進め方が扱いやすいようです。

1on1

対話の起点として

本人が受けたうえで、話したい範囲だけを話してもらいます。上司が点数を聞かないことが前提です。「次に試したいことをひとつ」で締めると、次回につながります。

授業

キャリア教育の教材として

AIを使うか使わないかという二択ではなく、どの場面でどう使うかという問いに変えられます。得点の低さが問題にならない設計であることを、事前に伝えておくと安心につながります。

チーム

多様性の確認として

同じチームでも入口が違うことが可視化されます。誰が高いかではなく、入口の違いを持ち寄ることでチームの幅が広がる、という文脈で扱うと機能します。

セルフ

3〜6か月ごとの定点観測として

毎週測ると気分の変動を拾ってしまいます。間隔をあけて、どの因子がどう動いたかを見るほうが、変化として読み取りやすくなります。

支援職

クライエントとの対話材料として

結果を解釈して伝えるのではなく、本人が読んでどう感じたかを聞く形が適しています。解釈の主導権を本人に残すことが、この尺度の使い方の要になります。

実施するときに避けたいこと

避けたいことなぜか代わりにできること
点数を全員に発表させる評価される場と感じると、正直な回答が得られなくなる話したい人だけが、話したい範囲で共有する形にする
高い人を模範として紹介する得点は優劣ではなく使う場面の違いを表すため、前提が崩れる「入口が違う」という枠組みで、複数の人の使い方を並べる
低い因子を課題として指摘するその場面でAIを必要としていない場合、負担だけが残る本人が気になった因子を、本人に選んでもらう
人事評価・選抜に用いる評価に使われると回答が変わり、測定として成立しなくなる本人の振り返り用途に限定し、結果の提出を求めない
結果を回収して集計する個人の自己理解を目的とした設計であり、集団比較を想定していない点数ではなく、対話で出てきた気づきを共有材料にする
06

物語として読む、現在地

結論:総合得点を、旅のたとえに置き換えたものです。正確さを競うものではなく、読んで何を感じたかを手がかりにするための言葉です。
総合得点:かなり高い

旅にたとえるなら、あなたは今、地図を自分で描けるようになった段階にいるのかもしれません。道具の使い方を覚える時期を越え、どの道具をいつ使うかを選べるところまで来ています。この段階でよく起きるのは、進むことよりも「誰と進むか」「何のために進むか」が問いになってくることです。これまで集めてきた地図を、後から来る人に渡すという役割も、そろそろ見えてくるかもしれません。

総合得点:高い

旅にたとえるなら、あなたは道具の扱いに慣れ、歩みが軽くなってきた段階にいるのかもしれません。行き先が見え、足元も確かめられ、進む道も選べる。あとは、その歩みをどこまで続けられるかという時期です。この段階では、順調なときよりも、思わぬ足止めに遭ったときの過ごし方が、その後を分けることがあります。止まる前に、戻り方を決めておくとよいかもしれません。

総合得点:普通

旅にたとえるなら、あなたは装備を一通りそろえ、歩き出したところかもしれません。すべてを使いこなしているわけではないけれど、必要なときに必要な道具を取り出せる。この段階は、外から見ると地味ですが、実はもっとも土台がつくられる時期です。ひとつだけ、深く使ってみたい道具を選んでみると、風景が変わって見えるかもしれません。

総合得点:低い

旅にたとえるなら、あなたは出発前の準備をしている段階にいるのかもしれません。まだ使っていない道具が、袋の中に入ったままになっています。それは遅れているということではなく、これまで自分の足で歩いてきたということでもあります。もし気が向いたら、袋の中から一つだけ取り出して、近くの道で試してみる。旅は、そういう小さな試しから始まることが多いものです。

総合得点:かなり低い

旅にたとえるなら、あなたは今、出発するかどうかを考えている段階にいるのかもしれません。あるいは、すでに別の道を、別のやり方で歩いてきたのかもしれません。どちらであっても、急ぐ必要はありません。道具は逃げませんし、旅の始まりに正しい時期はありません。気になったときに、気になったところから触れてみる。それで十分です。

この物語は、得点を別の言葉で言い換えたにすぎません。それでも、数字で見るのとは違う感触が残ることがあります。読んで浮かんだ場面や人があれば、それが次の一歩のヒントになるかもしれません。

07

最後に、いちばん大切なこと

この結果全体を通してもっとも大切なのは、AIではなく人間を中心に置くことです。AIはあくまで、考えるための道具であり、対話の相手です。何を目指すのか、何をやめるのか、いつ休むのか——最終的に意思決定を行い、行動するのは、当事者であるあなた自身です。その過程では、一人ひとりの尊厳と、安心して本音を出せる心理的安全性が守られることが何よりも優先されます。AIの応答が自分の感覚と合わないと感じたときは、あなたの感覚のほうを信じてよい場面が多くあります。

結果の数字は、あなたの一部を、ある角度から切り取ったものにすぎません。結果に合わせて自分を変える必要はまったくありません。むしろ、読んで違和感があった部分にこそ、この尺度が捉えきれていないあなたの実際が現れています。

このテスト結果は自己理解を深めるための一つのツールであり、すべてを決定づけるものではありません。結果は参考として活用し、他者との対話や日々の行動を振り返ることが大切です。また、このテストは心理学・統計学に基づくものであり、医学的な診断とは異なります。あくまでも行動の指針として参考にしてください。気分の落ち込みが続いているなど、心身の状態が気になるときは、AIとの対話ではなく、身近な方や専門の相談窓口にご相談ください。
ご利用について:この心理テストは、個人の利用は無料です。また、教育・研究(非営利)の場合は自由にご活用いただけます。ビジネス・商用の場合は、当協会の資格または関連する資格を取得いただくか、法人契約などが必要になりますので、必ずご連絡をお願い致します。
引用・参考文献
  • 徳吉陽河(2024). 科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか? 総合法令出版
  • 徳吉陽河(2023). ポジティブ大全 総合法令出版
  • コーチング心理学ガイドブック 北大路書房
  • 一般社団法人コーチング心理学協会 資料
  • 一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 資料
  • Whitmore, J. (2017). Coaching for Performance: The Principles and Practice of Coaching and Leadership (5th ed.). Nicholas Brealey Publishing.

© 一般社団法人コーチング心理学協会 / © 一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 / © ウェルビーイング心理テスト研究所

08

よくある質問

結果の読み解き

どの因子から手をつけるとよいですか?

いちばん低い因子から手をつける必要はありません。むしろ、読んでいて気になった因子、あるいは今の自分の課題と結びついた因子を1つ選ぶほうが続きます。低い因子を無理に上げようとすると、そもそもその場面でAIを必要としていない場合に、負担だけが増えることがあります。

4因子の差が小さい場合、どう読めばよいですか?

状況に応じてAIとの関わり方を変えられている状態と考えられます。どの力も中途半端という意味ではありません。次に進みたい場合は、4つのうち自分がいちばん時間をかけている段階を1つ選び、そこだけAIとのやりとりを深めてみるとよいかもしれません。

総合得点が低かったことに落ち込んでいます。

この尺度は、AIを使っていない状態を低く表示する仕組みになっています。つまり低い得点は、能力の不足ではなく、まだその使い方をしていないことを表します。AIを使わずに目標を立て、行動してきた経験そのものが、すでに土台になっています。

前回より得点が下がりました。悪くなったのでしょうか?

必ずしもそうとは限りません。実際に使ってみた結果、以前は気づかなかった難しさが見えるようになると、自己評価は下がることがあります。これは理解が進んだしるしでもあります。得点の上下より、どの因子がどう動いたかを見るほうが有用です。

因子別の解説と全体のパターンの内容が食い違って感じます。

この2つは、あえて連動しない設計になっています。因子別は段階ごとの一般的な記述、パターン分析は4つの得点の組み合わせから読み取れる傾向で、書かれている角度が異なります。食い違いを感じた部分こそ、自分について考える材料になります。

AIとの対話に進む

6種類のコピーボタンはどう使い分けますか?

自分の状態によって選びます。まず全体を眺めたいときは通常のコピー、強みを探したいときは強み発掘、動きたいときは行動具体化、考えを深めたいときは壁打ち、過去を振り返りたいときは振り返り、落ち込んでいるときは肯定的解釈が向いています。

AIに結果を渡すとき、気をつけることはありますか?

所属先や個人が特定できる情報を含めないことです。コピーされるのは得点と依頼文だけですが、貼り付けたあとの対話で状況を説明する際に、社名や人名を書いてしまうことがあります。相談する前に、固有名詞を置き換えておくことをおすすめします。

AIが助言ばかりして、問いを出してくれません。

「助言ではなく質問をしてください」「一度に1つだけ質問してください」と明示的に伝えると軌道が戻ります。AIは初期設定では役に立とうとして助言に流れやすいため、この2つの指示は毎回入れておくと安定します。

AIの返してきた解釈に違和感があります。

その違和感のほうを信じてよい場面が多くあります。AIは、あなたが書いた文章の範囲しか知りません。書かなかったことは整理にも現れません。違和感の理由を書き出してAIに伝えると、対話がより自分に近づくことがあります。

研修・1on1での活用

研修で実施するとき、どう進めるとよいですか?

点数の発表から入らないことをおすすめします。まず4因子の説明をしてから実施し、その後「自分がいちばん時間をかけている段階はどれか」を対話の題材にすると、点数の高低ではなく実際の使い方の話になります。所要は説明と実施で20分程度が目安です。

1on1で部下に受けてもらってもよいですか?

実施自体は可能ですが、結果を上司に提出させる形は避けたほうがよいと考えられます。評価に使われると感じた時点で回答が変わるためです。本人が話したい範囲だけを話してもらい、点数そのものは聞かないという進め方が安全です。

チーム全体の傾向を見ることはできますか?

個別の結果を集めて平均を出すことは技術的には可能ですが、この尺度は個人の自己理解を目的としており、集団の比較は想定していません。傾向を知りたい場合は、点数を集めるより「どの段階が入口になっているか」を対話で共有するほうが実態に近づきます。

どのくらいの間隔で測り直すとよいですか?

3か月から6か月程度の間隔が目安です。毎週のように測ると、その日の気分の変動を拾ってしまい、変化として読み取りにくくなります。研修の前後で測る場合は、直後ではなく1か月後に測ると、定着した部分が見えやすくなります。

結果を人事評価に使ってもよいですか?

適していません。自己申告に基づく尺度は評価に使われるとわかった時点で回答が変わり、本来測りたいものが測れなくなります。またこの尺度は能力の優劣を判定するものではないため、選抜や査定の材料としては想定されていません。

AI時代のコーチング心理学を、体系的に学ぶ

AIを使いこなす鍵は、AIの操作方法ではなく「どんな問いを立て、何を振り返るか」です。コーチング心理学協会では、質問・目標設定・フィードバック・強みの活用を、演習中心のワークショップで学べます。

ご相談・ご提案の段階で費用はかかりません。

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