最終更新:2026年10月4日 監修:一般社団法人コーチング心理学協会

コーチング研修とは?講座で身につくスキルとメリット
個人で参加する方法・企業で導入する方法

研修を「知って終わり」にしない。現場で「できる」まで。

一般社団法人コーチング心理学協会のコーチング研修は、知識を伝える講義ではなく、明日の1on1や会議でそのまま使える対話の力を、練習で身につける研修です。そして、技法の先にある人間性のスキル――相手を尊重する姿勢、ていねいに聴く力、信頼関係を育てる力――を磨くことを大切にしています。

ひとことで言うと

コーチング研修とは、問いかけ・傾聴・承認・フィードバックによって相手の考えと行動を引き出す対話の技法を、ロールプレイと振り返りで身につける研修です。受け方は2通りあります。

  • 個人で参加:公開講座(オンライン2日間・1講座44,000円税込)。修了で認定資格につながります
  • 組織で導入:管理職・リーダー・チーム向けに、課題に合わせてカスタマイズ(オンライン/出張・対面)

協会の資格は民間資格ですが、国際的な研究の新しい知見を先取りして研修に取り入れ、独自の研究も重ねています。看護師・公認心理師・キャリアコンサルタントなどの国家資格と組み合わせると、専門性に「対話の力」が加わり相乗効果が生まれます。

開催日程・空席は各講座ページが最新です。依頼先の比較から始めたい方は コーチング研修ガイド(おすすめ比較) へ。

コーチング研修で身につく5つのスキル

1

問いかける力

答えを教える代わりに、相手が自分で考え、決められる問いを投げかけます。

2

聴く力

言葉の奥にある気持ちや価値観まで受け止め、「話してよかった」と思える関係をつくります。

3

承認する力

結果だけでなく、行動や工夫、成長を具体的に認め、意欲を引き出します。

4

フィードバックの力

耳の痛いことも、関係を壊さず、次の行動につながる形で伝えます。

5

行動につなげる力

目標を小さな一歩に分け、続けられる行動計画にします。

職場での例:1on1が「報告会」になっている

状況上司が進捗を聞き、助言して終わる。部下からの提案や本音が出てこない。
研修で学ぶ行動冒頭で「今日いちばん話したいことは何ですか?」と問い、助言の前に「どうしたいと思っていますか?」と聞く。最後に、具体的な行動を一つ承認する。
期待される変化部下が自分の言葉で課題と次の一手を語るようになり、1on1が「考える時間」に変わる。

個人で参加するか、組織で導入するか

比べる点個人で参加(公開講座)組織で導入(法人研修)
向いている人自分の対話力を高めたい方、資格をめざす方、社内で広める役割の方管理職・チーム全体の関わり方を変えたい企業・団体
形式オンライン2日間(土日中心)オンライン/出張・対面、半日〜連続講座
内容体系化された講座(基礎→専門)組織の課題に合わせてカスタマイズ
費用の目安1講座44,000円(税込)・更新料なし人数・回数・内容で設計(ご予算からの逆算も可)
得られるもの認定資格、他業界の仲間とのつながり共通言語、組織全体の行動変化、研修後のフォロー
次の一歩講座一覧を見る研修おすすめ診断

参加型だから、身につく

協会の研修は半分以上が演習とワークです。自分の考えをアウトプットし、ワードクラウドやその場の回答集計で参加者同士の気づきを共有しながら進めます。

  1. 図解で理解する難しくなりがちな心理学の理論を、図やイラストでつかみます。
  2. ペアで練習する話し手・聴き手・観察者を交代しながら、問いかけと聴き方を試します。
  3. 場面別ロールプレイ1on1、評価面談、会議、部下の相談など、現場に近い場面で練習します。
  4. 振り返りと行動計画「明日どこで使うか」を決め、研修後の実践とフォローにつなげます。

目的別のおすすめ研修

管理職・リーダー

部下の主体性を引き出したい

管理職研修・リーダーシップ研修/個人なら コーチング心理学基礎講座

1on1・面談

1on1を形だけにしたくない

1on1研修/個人なら フィードバックスキルコーチング基本講座

チーム

心理的安全性・意欲を高めたい

チームビルディング研修/個人なら エンゲージメント・コーチング基本講座

行動を変える

「言っても続かない」を変えたい

個人なら 認知行動コーチング基本講座、解決志向コーチング基本講座(シドニー大学のグラント先生推奨)

コーチング研修で期待できる効果の目安

研究からわかっていることを、ここではことばでまとめます(高・中・小は効果の大きさの目安です)。

わかっていること効果の目安教訓・活かし方
「見本 → 練習 → フィードバック」の形の研修は、技能の習得に効果が大きい効果:高講義中心ではなく、実際に話して直してもらう時間が多い研修を選ぶ
職場でのコーチングは、目標達成・ウェルビーイング・仕事の成果を高める効果:中研修で学んだ技法を、1on1や面談で定期的に使う仕組みをつくる
研修で身につけた技能が、職場の行動として定着するかどうか効果:小〜中研修後の実践・振り返り・上司の後押しをセットで設計する(研修リバウンドを防ぐ)

主な根拠:職場コーチングと、行動モデリング型研修に関するメタ分析(複数の研究を統合した分析)。効果は人や環境によって異なります。

なぜコーチング心理学協会の研修なのか

協会は国際性(国際的な研究機関・研究者と連携し『コーチング心理学ガイドブック』などを監修・監訳)、エビデンス(研究の積み重ねがある心理学的アプローチ)、信頼性(根拠と限界を同じ基準で開示)の3つを大切にしています。海外の手法をそのまま持ち込むのではなく、日本の職場や文化に合わせて調整するアダプティブ・アプローチと、一人ひとりの物語を大切にするナラティヴ・アプローチを重視しています。アダム・グラントの「才能の科学」やエンゲージメントの研究など、新しい視点の研究と実践も研修に取り入れています。

そして「落とさない・潰さない」が協会の方針です。再挑戦の機会、フォローアップ、再受講制度で、挫折しない・させない学びを支えます。すべての人にコーチングやカウンセリングのマインドと技術を持ってほしい――それが私たちの願いです。

『コーチング心理学ガイドブック』書影
公式テキストとしても:『コーチング心理学ガイドブック』
協会が監訳に協力した、コーチング心理学の体系的な入門書。研修の前後に読むと理解が深まります。
Amazonで見る

受講した方の声

産業分野

「ワークが多かったので、自分自身と対話することもできましたし、様々な考え方の方と話すことで新しいアイデアも浮かびました。」

対人支援職

「質問の仕方しだいで、相手の状況を好転させられるのだと感じました。」

キャリア支援分野

「様々な方と話をする大切さを感じました。講座のワークも様々で、自分のスキルアップにもつながりました。」

2026年9月開催の基本講座の匿名アンケートより、掲載に同意いただいた回答を抜粋(表記のみ整え、内容は変えていません)。全文は 受講者の声 へ。個人の体験であり、効果を保証するものではありません。

気になる点と、その対策

気になる点対策・考え方
研修しても、すぐ元に戻ってしまう研修後の実践課題・振り返り・フォローまでを設計します。原因は 研修リバウンド診断(18問) で確かめられます。
費用がかかる個人は1講座ずつ受けられます。費用には、実践の経験、人との関わり、仲間との交流やネットワークというお金だけでは買えない価値が含まれています。法人研修はご予算から逆算して設計できます。
忙しくて時間がとれないオンラインで移動がなく、全国・海外から参加できます。法人研修は半日から対応します。
民間資格で意味があるか民間資格だからこそ、国際的な知見を日本の現場に合わせるグローカルな内容、時代のニーズを素早く研修にする機動性、協会独自の研究とアプローチを学べます。研修で得た資格は、社内での役割の広がりや次のキャリアの機会にもつながります。

よくある質問

Q. コーチング研修と講座の違いは何ですか?

協会では、個人が申し込んで参加するものを「講座(公開講座)」、企業・団体向けに設計して実施するものを「法人研修」と呼んでいます。どちらも演習中心で、学ぶ技法の土台は同じです。

Q. 1人からでも参加できますか?

はい。公開講座は1人から参加でき、他業界の方と一緒に練習できます。法人研修も少人数から対応しています。

Q. オンラインでも効果はありますか?

オンラインでもペアワークやロールプレイを中心に進めるため、練習量は対面と変わりません。くわしくは オンライン受講の仕方 をご覧ください。法人研修は出張・対面にも対応しています。

Q. 管理職向けにはどの研修がおすすめですか?

部下の主体性を引き出したい場合は 管理職研修・リーダーシップ研修、1on1を立て直したい場合は 1on1研修 がおすすめです。迷う場合は 研修おすすめ診断 をご利用ください。

Q. 研修を受けると資格は取れますか?

公開講座は、修了で各講座の認定資格(例:認定サイコロジカルコーチ(Basic))を取得できます。5講座と課題・審査で、上位資格コーチング心理士®(認定プロフェッショナルコーチとのWライセンス)を取得できます。

Q. 研修会社はどう選べばよいですか?

根拠(エビデンス)、自社向けのカスタマイズ、効果測定、研修後のフォローの4点で比べるのがおすすめです。依頼先6タイプの比較は コーチング研修ガイド で整理しています。

心に聴く、心に響く、心に効く。

「知っている」から「できる」へ。対話が変わると、職場が変わります。

関連リンク

研修ガイド

コーチング研修ガイド|おすすめ比較 →

依頼先6タイプ・形式・費用・効果・見極めの12項目まで、企業のコーチング研修を比較して選ぶためのガイド。

監修:一般社団法人コーチング心理学協会(Coaching Psychology Center for Japan)/最終更新:2026年10月4日
※講座の開催日程・定員・最新の受講料は各講座ページをご確認ください。本ページは協会が運営しており、協会の講座・研修を紹介しています。

投稿者プロフィール

一般社団法人コーチング心理学協会事務局
一般社団法人コーチング心理学協会事務局


専門監修:一般社団法人コーチング心理学協会
公式:https://www.coaching-psych.com/
イベント:https://www.coaching-psych.com/event/


対人支援のプロフェッショナルを育む、ウェルビーイング向上を目指す、エビデンス・ナラティヴなど科学的・学術的なアプローチベースの実践機関。


一般社団法人コーチング心理学協会とは、心理学を学術的な基盤に、エビデンス(科学)・ナラティヴ(物語)・アダプティブ(適応)を重視して、コーチングを専門的実践として普及・発展させる日本の専門機関です。『コーチング心理学ガイドブック』(北大路書房、2023年)の監訳に携わり、これまでに1万人以上が講座を受講しています。

【協会概要】
コーチングを単なるスキルやテクニックとしてではなく、心理学という学術的基盤、ナラティヴ(物語)に根差した専門的実践(Professional Practice)として捉え、その普及と発展を目指す専門機関。認知行動療法、解決志向アプローチ、ナラティヴ・セラピー、ポジティブ心理学といった信頼性の高い心理学理論をコーチングに応用し、質の高い対話を通じて人々の成長と問題解決を支援する専門家の育成に注力しています。これまで、1万人以上の方に受講頂いている実績がある。学校法人、企業法人など幅広い層に対してい研修会、ワークショップを実施している。


【ミッションとビジョン】
ミッション: コーチング心理学に基づくエビデンスベース(科学的根拠に基づく)のアプローチを社会に普及させ、対人支援の専門性を高めること。
ビジョン: 一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造する。


【主な活動内容】
資格認定講座の開催: 専門性と実践力を証明する独自の認定資格講座を体系的に提供。
専門ワークショップの実施: 特定のテーマ(ナラティヴ、認知行動など)を深く掘り下げる、実践的なワークショップを随時開催。
書籍の出版・監修: 『コーチング心理学ハンドブック』など、専門知識を社会に広めるための出版活動。
法人・団体向け研修: 企業や教育機関、医療・福祉施設など、各組織のニーズに合わせた専門的な対話力・コーチング研修を企画・提供。


■ 活動の方針
・「知っている」だけでなく、実際に「できる」専門家を育てます。
・技法の習得にとどまらず、聴く・問う・承認する・伝えるといった人間性のスキルを磨きます。
・参加型・対話型の講座で、自分の考えをアウトプットし、参加者同士で気づきを深めます。
・「落とさない・潰さない」を大切にし、再受講制度やフォローアップで、挫折しない/させない学びを支えます。
・すべての人に、コーチングやカウンセリングのマインドと技術を持ってもらうことを目指しています。

■ ビジョン
一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造すること。

■ 合言葉
心に聴く、心に響く、心に効く

こんな講座があります