| 尺度 | 構成 | 状態 | 使ってよい範囲 |
|---|---|---|---|
| コーチング・レディネス・セルフチェック | 24項目・4因子・5段階 | 暫定・研究中(v1) | 自己理解/対話の材料/講座の事前ワーク |
| 作業同盟セルフチェック | 18項目・3次元・7段階 | 暫定・研究中(v1) | 関係の点検/コーチと本人のずれの確認 |
| 目標達成スコア記録シート | 達成度×難易度/2目標×3時点 | 記録シート(尺度ではない) | 成果の記録/前後比較 |
心理尺度は、項目を並べれば完成するものではありません。その項目群が本当に1つのまとまりを測っているか(内的整合性)、想定した構造になっているか(因子妥当性)、点数が何を意味するか(基準値)——これらはデータで確かめて初めて言えることです。
| 書かなかった場合 | 書いた場合 | |
|---|---|---|
| 使う人 | 点数を確定した事実として受け取る | 参考として受け取り、自分の実感と照らす |
| 研究 | 検証されていない数値が引用され、広がる | 引用される場合も、状態が伝わる |
| 協会 | 後から数値が変わったとき、信頼を失う | 改訂が「予定どおり」として受け入れられる |
本ガイドは、研究の限界を書くことを一貫した方針にしています。研究・エビデンスのページでも、効果量だけでなく有意にならなかった結果や、研究デザインの弱さを併記しています。自分たちが作った道具についても、同じ基準を適用します。
測りたい概念を定義し、項目を作成。既存の標準化尺度の項目は使用しない。理論的中間値から暫定の得点区分を設定。現在ここ。
目標 N=100〜200。達成条件——各項目の記述統計、天井効果・床効果の確認、項目‐全体相関の算出、明らかに機能していない項目の特定。
目標 N=300以上。達成条件——内的整合性(α係数、ω係数)が各下位尺度で .70 以上、探索的因子分析で想定した因子構造が再現されること。
目標 N=500以上。達成条件——確認的因子分析でモデル適合が基準を満たすこと、既存の標準化尺度との相関(収束的妥当性)、2〜4週間後の再検査信頼性、日本語話者の得点分布にもとづく基準値の作成。
結果を学会発表・論文として公開し、本ページと各ツールの表記を更新。基準を満たさなかった項目は、削除または修正します。結果が思わしくない場合も、そのまま公開します。
予定している分析を、あらかじめ公開します。結果を見てから分析方法を選ぶこと(後付けの解析)を避けるためです。
| 手順 | 見るもの | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 1. 記述統計 | 平均・標準偏差・歪度・尖度 | 特定の選択肢に極端に偏っていないか |
| 2. 天井・床効果 | 平均±標準偏差が上限・下限を超えないか | 超える項目は改訂を検討 |
| 3. 項目‐全体相関 | 各項目と下位尺度合計の相関 | .30 未満の項目は削除を検討 |
| 4. 内的整合性 | α係数・ω係数 | 各下位尺度で .70 以上 |
| 5. 探索的因子分析 | 因子数・因子負荷量 | 想定した数の因子が抽出され、負荷量 .40 以上 |
| 6. 確認的因子分析 | モデル適合度 | 一般的な基準にもとづき判断し、数値をそのまま公開 |
| 7. 収束的妥当性 | 既存の標準化尺度との相関 | 理論的に予測される方向と大きさか |
| 8. 再検査信頼性 | 2〜4週間後の再測定との相関 | 安定していると言える水準か |
| 9. 基準値の作成 | 得点分布 | 理論的中間値ではなく、実際の分布から区分を作り直す |
レディネス・セルフチェックまたは作業同盟セルフチェックに回答します。所要時間は5分程度です。
結果の下にある「研究にご協力いただける方へ」で説明を読み、同意のチェックを入れます。
ボタンを押すとCSVがダウンロードされます。中身をご自身で確認してください。個人情報が含まれていないことを、目で確かめられます。
お問合せフォームから、件名に「尺度研究データ」とご記入のうえ送付してください。表示された匿名IDは、撤回するときに使いますので控えておいてください。
一般社団法人コーチング心理学協会では、心理アセスメントの使い方を含む認定資格講座と、効果測定を組み込んだ法人研修を提供しています。