結論から
GROWモデルは、Goal(目標)・Reality(現状)・Options(選択肢)・Will(意思)の4段階で対話を進める型です。
モデルは道に迷ったときの地図であって線路ではありません。相手の話に沿って行き来しながら、「いまどの段階にいるか」を見失わないために使います。
GROWモデル
よくある失敗現状の掘り下げが浅いままOptionsへ進む。事実が出そろっていない段階で選択肢を出すと、思いつきの案しか出ません。Realityで「10点満点で何点か」「その点数の理由は」まで聞くと、選択肢の質が変わります。
4つのモデルを比較する
SMARTだけでは足りない理由SMARTは目標の形を整える基準であり、その目標が本人のものかは問いません。誰かに決められた目標をSMARTに書き直しても、行動は起きにくいままです。「その目標は、あなたにとって何点くらい大切ですか」という問いを必ず添えてください。
事例:GROWを1on1で使う(20分)
- G(3分)
- 「今日は何について話しますか」「この20分で、どこまで進めば十分ですか」
- R(7分)
- 「いま実際に何が起きていますか」「10点満点だと何点ですか」「その点数の理由は」
- O(6分)
- 「1点上げるとしたら、何が起きていますか」「ほかには」「制約がなければ」
- W(4分)
- 「そのうち明日できることは」「妨げになりそうなものは」「私にできることは」
- 要点
- 時間配分の目安として、RとOで全体の3分の2を使います。GとWは短くて構いません。
よくある質問
GROWモデルとは何ですか?
Goal(目標)、Reality(現状)、Options(選択肢)、Will(意思)の4段階で対話を進めるコーチングの型です。 何を実現したいか、いまどうなっているか、どんなやり方があるか、実際に何をするか、の順に進みます。
GROWモデルの使い方を教えてください。
各段階で問いを切り替えます。 目標では「実現したことが何を見れば分かるか」、現状では「事実として何が起きているか」、選択肢では「ほかにどんなやり方があるか」、意思では「明日何をするか」を扱います。順番どおりに進むとは限らず、行き来してかまいません。
PRACTICEモデルとGROWモデルの違いは何ですか?
PRACTICEは問題の明確化から解決策の評価までを7段階で扱い、認知行動的な問題解決の流れに沿っています。 GROWより手順が細かく、複雑な課題や解決策を比較検討したい場面に向きます。
SMARTはコーチングモデルですか?
SMARTは対話の進め方ではなく、目標そのものの書き方の基準です。 具体的・測定可能・達成可能・関連性・期限の5要素を指し、GROWのGoal段階で併用します。
モデルどおりに進めないといけませんか?
いいえ。モデルは地図であって線路ではありません。 相手の話に沿って行き来し、いまどの段階にいるかを見失わないために使います。
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