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コーチング心理学ガイドCOACHING PSYCHOLOGY GUIDE
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コーチング質問ガイド

場面別に66の問い。そのまま使えて、なぜその問いなのかも分かる形で。

使い方 質問の役割は2つだけです。相手の思考を「広げる」か「具体化する」か。 迷ったら、いま必要なのがどちらかを考えてください。話が漠然としていれば具体化する問いを、行き詰まっていれば広げる問いを使います。たくさん覚える必要はありません。まず3つ選んで、繰り返し使ってください。
避けるべき2つの問い方 誘導尋問——「〜したほうがいいと思いませんか?」は助言を質問の形にしたもので、この分野では典型的な失敗とされます。 「なぜ」で始まる問い——相手を防御的にしやすいため、「いつ・どこで・何が」に置き換えると扱いやすくなります。

場面別の問い(全66問)

目標|目標を明確にする

GROWモデルのGに対応します。相手が「何を実現したいか」を自分の言葉にする段階です。

現状|事実を明らかにする

解釈や評価ではなく、事実を出す段階です。ここが浅いまま選択肢に進むと、思いつきの案しか出ません。

未来|見通しを描く

制約を一度外して考える段階です。現実的な案は、非現実的な案を出したあとのほうが良くなります。

強み|強みを発見する

ポジティブ心理学コーチング。弱点の改善ではなく、すでにある力をいまの課題に振り向けます。

解決志向|例外とスケーリング

原因を掘り下げるより、すでにうまくいっている場面を探して増やします。原因追及が行き詰まったときに有効です。

認知行動|思考を点検する

考え・感情・行動を切り分けて扱います。思い込みが行動を止めているときに使います。

1on1|上司と部下

評価面談ではなく、支援のための問いです。進捗確認だけの場にしないことが要点です。

リーダー|管理職・経営者向け

役割が変わるときに、何を手放し何を引き受けるかを扱います。

キャリア|節目を考える

正解を示すのではなく、価値を言語化して本人が選べるようにします。

レジリエンス|困難から戻る

折れない力ではなく、折れてから戻る力を支える問いです。

ウェルビーイング|幸福・意味・つながり

PERMAとマタリングに関連します。良い状態を押しつけにしないよう注意してください。

問いを効かせる4つのこと

自分に使う(セルフコーチング)

これらの問いは、自分に対しても使えます。頭の中だけで考えず、書き出すか声に出してください。それだけで整理の進み方が変わります。

  1. 目標から1問 — いま実現したいことを書く
  2. 現状から1問 — 10点満点で何点か、理由も書く
  3. 解決志向から1問 — 少しでもましだった日は何が違ったか
  4. 最後に — 明日できることを1つだけ決める

AIを補助に使う場合の型はAI×コーチングにまとめています。

よくある質問

コーチングではどんな質問をするのですか?
相手の思考を「広げる」か「具体化する」かのどちらかを起こす問いです。 何を実現したいか(目標)、すでにうまくいっている場面はどこか(例外)、10点満点で今は何点か(スケーリング)などが代表的です。
避けるべき質問はありますか?
2つあります。 助言を質問の形にした誘導尋問(「〜したほうがいいと思いませんか」)と、「なぜ」で始まり相手を防御的にさせる問いです。後者は「いつ・どこで・何が」に置き換えてください。
質問をたくさん覚える必要はありますか?
ありません。まず3つだけ選び、繰り返し使うほうが身につきます。 目標・現状・次の一歩に対応する問いを1つずつ持っておけば、ほとんどの対話は進みます。
沈黙が続いたらどうすればよいですか?
待ってください。 考えている沈黙を埋めると、相手の思考が止まります。10秒待っても言葉が出ない場合は、質問が抽象的すぎた可能性があるため、より具体的な問いに言い換えます。
自分に対しても使えますか?
使えます。 書き出しながら答えるセルフコーチングとして有効です。声に出す、あるいは紙に書くと、頭の中だけで考えるより整理が進みます。

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監修
一般社団法人 コーチング心理学協会
公開日
2026年8月31日
最終レビュー
2026年8月
注記
本ページは教育・情報提供を目的としたもので、医学的診断・治療の代替ではありません。心身の不調が疑われる場合は医療機関にご相談ください。