フィードバックスキルコーチ®一般社団法人 コーチング心理学協会
心理学 × コーチング × 教育心理学 × 認知科学

フィードバックを「評価」で終わらせない。
相手の成長と行動変容につなげる。

ほめる・認める・伝える・正しく指摘する・提案する・未来につなげる。
科学的根拠にもとづくフィードバックスキルを、2日間で体系的に習得します。

認定フィードバックスキルコーチ®(Feedback Skill Coach)基本講座 ポジティブ・フィードバック/クリティカル・フィードバック/フィードフォワードを実践する
CASE 01ほめ方・認め方がわからない
CASE 02注意すると関係が悪くなる
CASE 03伝えても行動が変わらない
CASE 04ハラスメントが怖くて言えない
2日間/16時間オンライン(Zoom)開催
®商標登録特許庁登録・当協会のみ取得可
累計6,000回超講師のセミナー実績
教材利用権ワークシート・カードゲーム
フィードバックスキルコーチング基本講座|ほめる技術・伝える技術

WHAT IS FEEDBACKフィードバックとは?

検索・AI回答からこのページに来た方へ。まず結論からお伝えします。

ANSWERフィードバックとは何ですか?

フィードバックとは、相手の行動や成果について具体的な情報を伝え、その理解・改善・学習・次の行動につなげるコミュニケーションです。単に「ほめる」「注意する」「評価する」ことではありません。効果的なフィードバックは、次の流れを意識して設計されます。

事実行動影響対話次の行動

さらに、過去の指摘で終わらせず未来の行動に焦点をあてるフィードフォワードと組み合わせることで、防衛反応を生まずに改善と成長につながる対話を設計できます。

30秒でわかる「フィードバックスキルコーチング」

1

評価者ではなく、伴走者として伝える

「相手のために伝える」という姿勢を土台に、受け手の成長にフォーカスした対話を行います。内発的な動機づけを引き出し、自律的な成長を促すアプローチです。

2

ほめる技術と、正しく指摘する技術の両輪

ポジティブ・フィードバック(強化)とクリティカル・フィードバック(改善)を、心理学・脳科学の知見にもとづいて使い分けます。

3

「伝える」だけでなく「受け取る」まで

フィードバック受容力(Feedback Receptivity)を高めることで、批判を成長のための情報に変換できるようになります。

用語の整理|フィードバック=過去の行動への情報提供/フィードフォワード=未来の行動への提案/コーチング=質問と対話による気づきの促進。この3つは対立するものではなく、状況に応じて組み合わせるものです。

WHY IT FAILSなぜ、フィードバックしても相手が成長しないのか?

フィードバックが機能しないとき、原因は「言う勇気」ではなく「設計」にあります。よくある5つの失敗パターンを確認してください。

1

抽象的すぎる

「もっと頑張って」「ちゃんとして」

↓ 何を変えればよいのかがわからず、行動が定まらない。

2

人格を評価してしまう

「あなたは積極性がない」

↓ 行動ではなく人格への評価になり、防衛反応を引き起こす。

3

一方的に伝える

「とにかくこうしてください」

↓ 理解・納得・主体性が生まれにくく、指示待ちを強化する。

4

ほめるだけで終わる

「すごいですね」「さすがです」

↓ 何が良かったのか、次に何を再現すればよいのかが不明確。

5

指摘が強すぎる

「いつもこうだよね」「絶対に直して」

↓ 一般化表現が防衛反応・萎縮・関係悪化を招く。

共通する原因

「何を言うか」だけを考え、相手が次に何をするかまで設計していないこと。フィードバックは伝達技術ではなく、行動変容の設計技術です。

脳は批判を「脅威」として処理します。扁桃体が反応した状態では、どれほど正しい指摘も学習情報として処理されません。だからこそ、心理的安全性の確保 → 事実の共有 → 影響の説明 → 対話 → 次の行動という順序が重要になります。
参考:フィードバックの受容力を高める(コーチング心理学協会)/Edmondson, A. (1999) 心理的安全性研究

THREE SKILLS「ほめる技術」だけではない。「正しく指摘する技術」も学ぶ

本講座の中心概念は、ポジティブ・フィードバック/クリティカル・フィードバック/フィードフォワードの3つです。

POSITIVE FEEDBACK

ポジティブ・フィードバック

強み・良い行動を「具体的に」認める技術。
単なる称賛ではなく、再現可能な行動を言語化します。

  • 自己効力感・自己肯定感の向上
  • 望ましい行動の強化と再現
  • ポジティブ感情と信頼関係の醸成
  • I/You/Weメッセージの使い分け
CRITICAL FEEDBACK

クリティカル・フィードバック

相手を最大限に尊重しながら、建設的かつ具体的に改善点を伝える技術。ネガティブ・フィードバックとは異なります。

  • 気づき・修正・学習の促進
  • 人格ではなく行動に焦点
  • SBI/FEEDによる構造化
  • アサーティブな自他尊重の伝え方
FEEDFORWARD

フィードフォワード

過去の評価ではなく、未来の行動と可能性に焦点をあてる提案型のアプローチ。防衛反応が起こりにくいのが特長です。

  • 未来志向の質問と提案
  • 行動計画の共同設計
  • 可能性・選択肢の拡張
  • ナラティヴ(物語)の書き換え

フィードバックの全体像(図解)

フィードバック Positive Feedback 良い行動を具体的に強化する Critical Feedback 改善点を尊重をもって伝える 対話・自己理解 Feedforward(次の行動) 成長・変化
図:フィードバックの全体像。ポジティブ・フィードバックとクリティカル・フィードバックは対立せず、対話と自己理解を経てフィードフォワード(次の行動)へと接続します。

手法の違いを比較する

手法主な目的焦点特徴
ほめる(称賛)良い行動の強化過去・現在感情面の承認。具体性がないと効果が薄い
ポジティブ・フィードバック成長・行動の再現過去の具体的行動「何が良かったか」を観察可能な言葉で承認する
クリティカル・フィードバック改善・修正過去の具体的行動尊重を前提に、改善点と代替案を具体化する
ネガティブ・フィードバック問題の指摘過去否定的影響のリスクあり。自己効力感を下げやすい
フィードフォワード未来の行動創出未来提案型。防衛反応が起こりにくく協働的
コーチング気づき・自律本人の内側質問と対話によって、本人の中にある答えを引き出す
アドバイス/ティーチング情報提供知識・手順専門知識を伝える。相手の主体性は生まれにくい

※実際の人材育成では、これらを対立させるのではなく、相手の状態・関係性・場面に応じて組み合わせることが重要です。本講座では、その使い分けの判断基準を学びます。

FRAMEWORK効果的なフィードバックの基本フレーム「FEEDモデル」

感情的にならず、相手の行動変容につながる伝え方を4ステップで構造化します。

F
FACT

事実の確認と観察

評価や解釈を加えず、観察にもとづいて相手の具体的な行動を示します。

Q. 何が起きた?(いつ・どこで・何を)
E
EXAMPLE

指摘する理由と具体例

なぜ取り上げるのかを具体例とともに説明します。感情的になることを避けられます。

Q. 具体的にどんな行動だった?
E
EFFECT

その行動による影響

組織・チーム・コスト・スケジュールなどへの影響を、心理的安全性を確保しながら共有します。

Q. どんな影響があった?
D
DIFFERENT

次回への代替案・改善案

今後どう行動を変えればよいかが明確になるよう、具体的な代替案を一緒に検討します。

Q. 次はどう変える?
最重要の注意点|モデルそのもの以上に、受け手の感情と考えを十分に尊重することが重要です。フレームワークは会話を機械的にするための型ではなく、相手を守るための型です。
出典:Gibson et al. (2023), Engineering, Construction and Architectural Management / 解説:FEEDモデル(コーチング心理学 用語)

SBIモデル・AIDモデルとの関係

モデル構成向いている場面
FEEDFact → Example → Effect → Different改善提案まで一気通貫で伝えたいとき
SBISituation → Behavior → Impact短時間で客観的に事実と影響を共有したいとき
AIDAction → Impact → Desired outcome望む結果を明示して合意形成したいとき
GROWGoal → Reality → Options → Willフィードバック後、対話で行動計画を作るとき

FEEDモデル 変換ワークシート(無料・その場で使えます)

伝えたい内容を4つの欄に入力すると、FEEDモデルの構造に沿った伝え方の下書きが生成されます。入力内容はブラウザ内で処理され、どこにも送信されません。

BEFORE → AFTER伝え方はここまで変わる:実践例

「抽象的評価」を「具体的観察 → 影響 → 次の行動 → 対話」に変換します。

BEFORE|抽象的な評価

「もっと積極的に発言してください」

AFTER|具体・影響・未来・対話

「今日の会議では、○○について具体的な提案をしていましたね。特に△△という視点は、議論を前に進めていたと感じました。次回は、最初の段階でその意見を出してみると、さらに議論に貢献できると思うのですが、どう思いますか?」

観察された行動 → 影響 → 未来への提案 → 問いかけ(対話)

BEFORE|人格への評価

「あなたは詰めが甘いよね」

AFTER|行動への焦点

「提出いただいた資料の3ページ目で、数値の出典が入っていませんでした。先方から問い合わせがあったとき、確認に時間がかかってしまいます。次からは提出前に出典欄をチェックリストで確認する形にしたいのですが、進めやすい方法はありますか?」

人格ではなく観察可能な行動へ。改善策も一緒に設計する。

BEFORE|ほめるだけ

「今日のプレゼン、すごく良かったよ!」

AFTER|再現できるほめ方

「今日のプレゼン、冒頭で結論を先に示してから根拠を3つに絞っていましたね。おかげで初めて聞く部署の方も判断しやすかったと思います。あの構成は次の案件でもぜひ使ってください。」

「何が」良かったのかを言語化すると、行動が再現可能になる。

BEFORE|一般化した強い指摘

「いつも報告が遅い。絶対に直して」

AFTER|アサーティブな伝え方

「今週の進捗報告が、締切の翌日になっていました。私は、状況が見えないと支援のタイミングを判断できず不安になります。難しい要因があれば一緒に整理したいのですが、いま何が一番のボトルネックになっていますか?」

「いつも」「絶対」などの一般化を避け、Iメッセージ+質問で対話にする。

BEFORE|過去だけを問う

「なんでこうなったの?」

AFTER|フィードフォワード

「もう一度、同じ状況が来るとしたら、どこを変えると一番うまくいきそうですか? 私からは、初動で関係者に一言共有する案が有効だと思っていますが、他にも選択肢はありそうですか?」

原因追及から「未来の選択肢を増やす対話」へ。

FEEDBACK × COACHINGフィードバック × コーチング

フィードバックとコーチングの違いを理解すると、1on1の質が大きく変わります。

 フィードバックコーチングティーチング
情報の出どころ伝え手が持つ観察情報受け手の内側伝え手の知識・経験
主な手段事実の共有・影響の提示質問・傾聴・承認説明・指示・手本
時間軸過去→未来現在→未来今すぐ
向いている場面本人が気づけない盲点がある本人に答えがある/自律を促す知識・経験が不足している

フィードバックスキルコーチングの5ステップ

STEP内容目的
1心理的安全性を構築する場所・時間・前置きを整え、脅威反応を下げる
2具体的な事実を伝える(SBI/FEED)「いつ・どこで・何をしたか」を共有する
3影響を説明する周囲・チーム・成果への波及を可視化する
4相手の視点を聴くコーチングとの融合ポイント。納得と主体性を生む
5次のアクションを共に検討するフィードフォワードで未来の行動を設計する

参考:フィードバックスキルコーチング入門ガイド

よくある失敗|サンドイッチ話法(ほめる→指摘する→ほめる)の乱用。形式的に繰り返すと「ほめられた後は必ず叱られる」という学習が起こり、ポジティブ・フィードバックそのものが機能しなくなります。本講座では、関係性と目的に応じた使い分けを扱います。

EVIDENCEフィードバック × 心理学:科学的根拠

フィードバックは「経験と勘」の領域ではなく、教育心理学・学習科学・産業組織心理学で長く研究されてきたテーマです。

教育心理学学習科学認知科学 社会心理学産業・組織心理学コーチング心理学 ポジティブ心理学神経科学(脳科学)

学習・教育領域の知見

参考:フィードバックの効果 教育・学習編

職場・組織領域の知見

フィードバックのタイプ報告されている効果主な出典
良好なフィードバック環境パフォーマンス向上、上司との関係強化、バーンアウトの減少と強く関連Rudolph et al., 2021
上司からのフィードバックエンゲージメント維持、革新的行動の促進Tham et al., 2019
同僚からのフィードバックタスクパフォーマンスとウェルビーイングの向上。上司からの不足を補完Zhang et al., 2022
継続的・リアルタイム型年次評価より、将来の評価・成長への影響が強いKumar et al., 2021
ネガティブ・フィードバック自信・認知資源の低下(自己制御力が緩和要因)Xing et al., 2025
360度(マルチソース)医療現場などで特に有効Salleh et al., 2012

参考:職場のフィードバックの効果とは?

クリティカル・フィードバックに関する知見

参考:クリティカル・フィードバックとは?

本ページの数値の扱いについて|効果量や研究知見は、出典が特定できるものに限って掲載しています。「フィードバックで生産性が◯%向上」といった流通量の多い数値のなかには一次出典の確認が難しいものがあるため、当ページでは主要な訴求根拠として用いていません。誇張しないこと自体が、フィードバックを教える立場の誠実さだと考えています。

FIELDSフィードバック × 教育・人材育成・マネジメント

同じスキルが、現場によって異なる成果につながります。

ビジネス・人材育成

  • 1on1ミーティングの質を高める
  • 指示型マネジメントから支援型への転換
  • 新入社員研修・管理職研修への実装
  • 評価面談での納得感の向上

教育・学校現場

  • 学習を促す声かけ・添削コメントの設計
  • ほめ方が逆効果になるケースの理解
  • 建設的なコミュニケーションの促進
  • 学習者の自己効力感を高める関わり

医療・福祉

  • 感情労働によるストレスの軽減
  • 多職種連携でのフィードバック
  • 指導者・プリセプターの伝え方
  • 360度フィードバックの活用

コーチング・キャリア支援

  • 動機づけ面談でのフィードバック
  • クライアントへの承認・提案・指摘
  • ナラティヴ・フィードバックの活用
  • セッションの気づきを行動に変える

PSYCHOLOGICAL SAFETYフィードバック × 心理的安全性・ハラスメント対策

ANSWER心理的安全性とフィードバックには関係がありますか?

あります。心理的安全性が低い場では、どれほど適切なフィードバックも「批判」として受け取られ、防衛反応を引き起こします。心理的安全性とは「このチームでは対人リスクをとっても安全だ」という共有された信念であり、ぬるい職場という意味ではありません。むしろ率直な対話と建設的な意見の相違を可能にするものです。

Googleの「プロジェクト・アリストテレス」(2012)では180以上のチームを分析し、高パフォーマンスチームの最重要因子として心理的安全性が特定されました。またEdmondsonの枠組みでは、心理的安全性は4つの水準に整理されます。

水準状態フィードバックとの関係
Level 1ありのままでいられる関係構築の前提
Level 2質問できる・失敗できるフィードバックが機能し始める水準
Level 3アイデアを出せる相互フィードバックが成立する水準
Level 4現状に異議を唱えられるフィードバック文化が定着した状態

参考:心理的安全性とフィードバックの関係

ハラスメントを避けながら、必要なことを伝える

「言えばハラスメントになるかもしれない」という不安から、必要な指摘が行われなくなる——これは組織にとって大きな損失です。本講座では、人格ではなく行動に焦点をあて、一般化表現を避け、影響を共有し、代替案を共に考えるという構造を身につけることで、ハラスメントリスクを下げながら、伝えるべきことを伝えられる状態を目指します。

避ける表現

「いつも」「絶対に」などの一般化

避ける対象

人格・性格への評価

避ける状態

怒りなど強い感情下での指摘

避ける形式

対話のない一方的な批判

FEEDBACK × AIAI時代のフィードバックスキル

AIにフィードバック文を書かせるだけでは不十分です。AIは「下書き」と「客観化」に強く、意味づけと関係性の判断は人間にしかできません。

AIが得意なこと

  • フィードバック文を複数案に書き分ける
  • 人格評価的な表現を行動ベースに変換する
  • ハラスメントリスクのある表現を検出する
  • FEED/SBIの構造に整理する
  • 未来志向の質問を生成する
  • ロールプレイの相手役を務める

人間にしかできないこと

  • 相手の状態・関係性を読んでタイミングを選ぶ
  • 受け手の感情を受けとめる
  • その人固有の文脈と物語を理解する
  • 伝えた後の関係に責任を持つ
  • 沈黙や葛藤に留まる

実践例:AIを使った「言い換え」ワーク

INPUT|そのまま言うと角が立つ

「部下のプレゼンがわかりにくかった。」

PROMPT|AIへの指示

「人格評価を避け、観察可能な行動・影響・改善案に分けて、FEEDモデルの構造でフィードバック文を3案作成してください。最後は相手に問いかける形で終えてください。」

出力された案を、そのまま使うのではなく「自分の言葉」と「相手の文脈」に合わせて選び直す——この判断こそが、これから最も価値を持つスキルです。本講座では、AI分析支援と人間の共感的対話を融合させた次世代型のフィードバックを扱います。

SELF CHECK60秒でわかる「フィードバック力」セルフチェック

直近3か月の、あなた自身の関わり方を思い出しながら答えてください。診断結果はこのページ内でのみ表示され、送信・保存は行いません。

WHAT YOU LEARNこの講座で身につく10のスキル

  1. フィードバック心理学の基礎心理学・脳科学の観点から、フィードバックが学習と行動に与える影響を理解する
  2. ほめる技術(ポジティブ・フィードバック)再現可能な行動を具体的に承認する
  3. 正しく指摘する技術(クリティカル・フィードバック)尊重を前提に改善点を構造化して伝える
  4. フィードフォワード未来の行動と選択肢に焦点をあてる
  5. アサーティブ・フィードバック相手も自分も尊重する伝え方
  6. ナラティヴ・フィードバック物語の視点から可能性に光をあてる
  7. Iメッセージ/Youメッセージ/Weメッセージ主語を変えて、伝わり方を設計する
  8. フィードバックを受け取る力批判を成長情報へ変換する受容力を高める
  9. AIを活用したフィードバック言い換え・構造化・リスク確認・ロールプレイ
  10. 自己受容と自己効力感自己否定を再構成し、レジリエンスを高める
フィードバックスキルコーチ®講座で学ぶフィードバックスキルの全体像
講座で扱うフィードバックスキルの体系(出典:一般社団法人コーチング心理学協会)

CURRICULUMカリキュラム(2日間)

1日目は「ほめる・認める・伝える」、2日目は「正しく指摘する・未来につなげる」。理論とワークを往復しながら進みます。

1日目|ポジティブ・フィードバックと自己成長ほめる技術・承認・自己受容
  1. 「フィードバックとは何か」:心理学・脳科学の観点から、学習と行動への影響を解説
  2. ポジティブ・フィードバックの効果/自己受容力の向上/命令にならない話し方
  3. ほめるスキルと性格・自己効力感:心理テストで「ほめ力」を可視化
  4. カードゲーム実践:ほめる力を高め、観察力・共感力を育てる
  5. 承認・称賛・伝え方の基礎:I/You/Weメッセージの使い分け
  6. 自己否定の克服:再構成・強み焦点・情動の受容・ナラティヴの書き換え
  7. 信頼関係の構築:共感・正直さ・タイミングなど「伝え方の質」を深める
  8. 自己肯定感と自己効力感:脳科学の知見にもとづくコーチング実践
  9. 指示・提案・アドバイスが必要な場面での対応/枕詞・つなぎ言葉の心理効果
  10. AIを活用したフィードバック法
2日目|クリティカル・フィードバックとフィードフォワード正しく指摘する技術・未来志向
  1. 「クリティカル・フィードバックとは」:心に届く、率直で配慮ある伝え方の基礎理論
  2. フィードバックのフレームワーク:事例検討、Iメッセージの応用、SBI法・FEED法
  3. 認知行動アプローチの応用:批判から「選択肢を増やす対話」へ
  4. フィードフォワード:未来志向の提案、洞察と自己内省
  5. アサーティブ・フィードバック:相手と自分を尊重した伝え方
  6. カードゲーム実践演習:状況に応じた適切な手法を体得する
  7. ナラティヴ・フィードバック:物語の形式で行動変容と可能性に光をあてる

MINDSET / SKILLSET / TOOLSET資格取得だけではない。3つのセットを持ち帰る

現場でフィードバックが続かない理由の多くは「知識はあるが、道具と型がない」ことです。

Mindset|考え方

フィードバックに対する精神的意識・心構え。「評価する人」から「成長を支援する人」への転換。

Skillset|技術

ほめる/認める/指摘する/提案する/質問する/フィードフォワードする、の実践スキル。

Toolset|道具

ワークシート、カードゲーム2種、心理テスト、フレームワーク、スライド教材の利用権。

フィードバックスキルコーチング講座の実践ワーク・カードゲームの様子
カードゲーム・ワークによる実践演習(出典:一般社団法人コーチング心理学協会)
フィードバックスキルコーチング講座の実施風景
講座実施風景(出典:一般社団法人コーチング心理学協会)
資格取得者の特典|ワークシート・スライド・カードゲーム・心理テストの利用権が付与されます。学んだ内容を、自分の職場や研修の現場でそのまま使える形で持ち帰れます。

VOICE & RECORD受講者の振り返り・講師

フィードバックスキルコーチング講座 参加者の振り返り
参加者の振り返り(出典:一般社団法人コーチング心理学協会)

主な講師:徳吉 陽河(とくよし ようが)

一般社団法人コーチング心理学協会 創設者/コーチング心理士/公認心理師/キャリアコンサルタント。東北大学大学院博士後期課程での研究、国際学会での発表実績を持つ。カリフォルニア大学バークレー校にて教育研修プログラム修了。国土交通省航空保安大学校、東北文化学園大学、仙台医療センター附属看護学校などで講師を務める。累計4,000名以上のコーチング・カウンセリング実績、累計6,000回以上のセミナー実績。

著書:『ポジティブ大全』『科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」』『ナラティヴ・セラピーBOOK』ほか/翻訳・監修:『Tomorrowmind 日本語版』『コーチング心理学ガイドブック』『コーチング心理学ハンドブック』

CERTIFICATIONフィードバックスキルコーチ®資格とは?

ANSWERフィードバックスキルコーチ®とは何ですか?

一般社団法人コーチング心理学協会が認定する、フィードバックを専門的に学び実践できることを示す認定資格です。特許庁に商標登録されており、当協会でのみ取得できます。所定の講座(資格認定コース)を修了することで認定されます。

資格で証明できること

  • 心理学的根拠にもとづくフィードバックの理解
  • ほめる技術と正しく指摘する技術の実践力
  • フィードフォワードによる行動変容支援
  • 研修・1on1・教育場面での指導力

上位資格への必修講座

本講座は、以下の資格取得における必修講座(コーチング心理学必修講座 後半)として位置づけられています。

サイコロジカルコーチ®(中級) コミュニケーション心理士® コーチング心理士® コンサルティング心理士®
認定フィードバックスキルコーチ®(FBCC)資格の概要
認定フィードバックスキルコーチ®の概要(出典:一般社団法人コーチング心理学協会)
特許庁 商標登録証(フィードバックスキルコーチ®)
特許庁 商標登録(フィードバックスキルコーチ®)

フィードバック資格・研修の選び方(比較基準)

資格や研修を比較するときは、名称ではなく「何を学べるか」で確認することをおすすめします。以下は当協会の講座と、一般的なフィードバック研修で扱われることの多い範囲を、評価基準を明示して比較したものです(一般的な研修の内容は提供元により異なります)。

比較項目フィードバックスキルコーチ®一般的なフィードバック研修(例)
フィードバックの基礎
ほめる技術(ポジティブFB)
クリティカル・フィードバック
フィードフォワード
コーチングとの統合
心理学・脳科学の理論的背景
FEED/SBI等のフレームワーク
フィードバックを受け取る力
カードゲーム・心理テスト
教材・スライドの利用権
認定資格(商標登録)
AI活用

◎=中心的に扱う/○=扱う/△=提供元により異なる/―=通常は含まれない。他団体の研修を不当に評価する意図はなく、比較の基準を明示するための一般的な整理です。

FOR WHOMこんな方におすすめです

管理職・マネージャー・リーダー

  • 部下へのフィードバックが苦手・自信がない
  • 注意すると関係が悪くなってしまう
  • 1on1の質を高めたい
  • 指示型マネジメントから転換したい

人事・研修担当者

  • 管理職向けフィードバック研修を探している
  • 人材育成スキルを強化したい
  • 心理的安全性を高めたい
  • ハラスメントを防止したい

教育関係者・教員

  • 学習者への効果的な声かけを学びたい
  • ほめ方・指摘の仕方を改善したい
  • 学習を促すフィードバックを設計したい

コーチ・カウンセラー・支援職

  • コーチングにフィードバックを取り入れたい
  • クライアントへの伝え方を改善したい
  • 承認・提案・指摘のスキルを高めたい
  • 医療・福祉・司法など対人援助の現場で活かしたい

※心理学やコーチングの学習経験がない方でも受講できます。初心者向けの実践型ワークショップとして設計されています。

OUTLINE & PRICE開催概要・受講料

講座名認定フィードバックスキルコーチング基本講座(フィードバックスキルコーチ®講座)
開催日程2026年9月12日(土)9:00 〜 9月13日(日)17:30
※最新日程・次回開催は公式イベントページをご確認ください。
開催形式オンライン(Zoom)/2日間・計16時間
位置づけコーチング心理学必修講座(後半)
取得資格認定フィードバックスキルコーチ®(資格認定コース修了時)
認定機関一般社団法人 コーチング心理学協会
お支払い銀行振込/クレジットカード/コンビニ払い
主な講師徳吉 陽河(コーチング心理士・公認心理師)ほか
お申込み公式イベントページよりお申込みください(PCメールアドレスでのお申込みを推奨)

1日入門コース

¥11,000(税込)

まず1日だけ体験したい方に

2日間コース

¥22,000(税込)

全カリキュラムを受講

資格取得におすすめ

資格認定コース

¥44,000(税込)

カラー資料・ワークシート・カードゲーム2種・修了書・教材利用権を含む

再受講(2日間)

¥11,000(税込)

過去受講者の方の学び直しに

※料金・日程は変更される場合があります。お申込み前に公式ページで最新情報をご確認ください。

団体・法人向けの研修をご検討の場合は、お問合せフォームよりご相談ください。

FAQよくある質問(20問)

フィードバックそのものに関する質問と、講座・資格に関する質問をまとめました。

Q1. フィードバックとは何ですか?
フィードバックとは、相手の行動や成果について具体的な情報を伝え、理解・改善・学習・次の行動につなげるコミュニケーションです。単なる評価や注意ではなく、「事実 → 行動 → 影響 → 対話 → 次の行動」という流れで設計することが効果的とされています。
Q2. フィードバックとコーチングの違いは?
フィードバックは「伝え手が持っている観察情報」を相手に届ける行為で、本人が気づけない盲点を扱えます。一方コーチングは、質問と対話によって「本人の内側にある答え」を引き出す関わりです。実際の1on1では、フィードバックで事実を共有したうえで、コーチングで本人の考えを聴き、フィードフォワードで次の行動を決める、という組み合わせが有効です。
Q3. ポジティブ・フィードバックとは?
相手の強みや望ましい行動を具体的に認め、その行動が再現されるよう強化するフィードバックです。「すごいね」で終わらせず、「どの行動が」「どんな影響を生んだか」まで言語化することがポイントです。自己効力感やポジティブ感情、信頼関係の向上と関連します。
Q4. クリティカル・フィードバックとは?
相手を最大限に尊重しながら、建設的かつ具体的に改善点を伝えるフィードバックです。単なる批判ではなく、具体的な改善案や提案を含めるため、相手が行動修正を理解しやすくなります。
Q5. ネガティブ・フィードバックとの違いは?
ネガティブ・フィードバックは、自己効力感や認知・感情・行動に否定的な影響を与える可能性が指摘されています(Xing et al., 2025 ほか)。クリティカル・フィードバックは、尊重・具体性・改善案・心理的安全性を前提とする点で異なります。「厳しさ」の違いではなく「構造」の違いです。
Q6. フィードフォワードとは?
過去の行動への評価ではなく、未来の行動や可能性に焦点をあてた提案型のアプローチです。行動の「前」に働きかけるため防衛反応が起こりにくく、協働的・建設的な対話になりやすい特長があります。フィードバックと補完的に使うのが効果的です。
Q7. 効果的なフィードバックの方法は?
①心理的安全性を確保する ②具体的な事実を伝える(SBI/FEED) ③影響を説明する ④相手の視点を聴く ⑤次のアクションを共に検討する、の5ステップが基本です。特に④を省略すると「一方的な指摘」になり、納得と主体性が生まれません。
Q8. FEEDモデルとは何ですか?
Fact(事実の観察)→ Example(指摘する理由と具体例)→ Effect(その行動の影響)→ Different(次回への代替案)の4ステップで構成されるフィードバックのフレームワークです(Gibson et al., 2023)。感情的にならず、改善の方向まで示せる点が特長です。
Q9. 部下へのフィードバックで注意することは?
人格ではなく行動に焦点をあてること、「いつも」「絶対に」といった一般化表現を避けること、強い感情がある状態では指摘を控えること、一方的な批判ではなく対話にすること、そしてタイムリーに行うことです。
Q10. フィードバックで人間関係が悪くなるのはなぜですか?
脳は批判を「脅威」として処理するため、心理的安全性が確保されていない状態では、内容の正しさに関わらず防衛反応が起こります。また、抽象的な表現や人格評価は「自分自身が否定された」という受け取り方につながります。伝える順序と表現の設計で、多くは回避できます。
Q11. ほめるだけのフィードバックでは不十分ですか?
ほめること自体は有効ですが、「何が良かったのか」が不明確だと行動が再現されません。また、改善が必要な場面で伝えないままにすると、本人の成長機会が失われます。ポジティブとクリティカルの両方を、状況に応じて使い分けることが重要です。
Q12. サンドイッチ話法は使ってよいですか?
場面によっては有効ですが、乱用は避けたほうがよいとされています。形式的に繰り返すと「ほめられた後は必ず叱られる」という学習が起こり、ポジティブ・フィードバックそのものが信用されなくなるためです。講座では使いどころの判断基準を扱います。
Q13. フィードバックと1on1はどう組み合わせますか?
1on1の前半で事実と影響を共有(フィードバック)し、中盤で相手の見え方を聴き(コーチング)、後半で次の一歩を一緒に決める(フィードフォワード)という設計が有効です。年次評価よりも、継続的・リアルタイムなフィードバックのほうが成長への影響が強いという報告があります(Kumar et al., 2021)。
Q14. 心理的安全性とフィードバックには関係がありますか?
強い関係があります。心理的安全性は「対人リスクをとっても安全だ」という共有された信念であり、これが低いとフィードバックは「批判」として受け取られます。Googleのプロジェクト・アリストテレス(2012)でも、高パフォーマンスチームの最重要因子として特定されています。
Q15. フィードバック研修では何を学びますか?
本講座では、フィードバック心理学の基礎、ポジティブ・フィードバック、クリティカル・フィードバック、フィードフォワード、アサーティブ/ナラティヴ・フィードバック、FEED・SBIなどのフレームワーク、フィードバックを受け取る力、AI活用までを2日間で扱います。カードゲームやワークシートによる実践演習が中心です。
Q16. フィードバックの資格にはどんなものがありますか?
フィードバックを主題とした認定資格は多くありませんが、当協会では「認定フィードバックスキルコーチ®」を認定しています。資格を選ぶ際は、名称ではなく「クリティカル・フィードバックまで扱うか」「理論的背景があるか」「教材の利用権があるか」など、学べる範囲で比較することをおすすめします。
Q17. フィードバックスキルコーチ®とは?
一般社団法人コーチング心理学協会が認定する、フィードバックを専門的に学び実践できることを示す資格です。特許庁に商標登録されており、当協会でのみ取得できます。サイコロジカルコーチ®やコーチング心理士®など上位資格の必修講座にもなっています。
Q18. 資格取得は必須ですか? 1日だけの受講もできますか?
必須ではありません。1日入門コース(11,000円)、2日間コース(22,000円)、資格認定コース(44,000円)から選べます。まず学びたい方は1日入門コース、実務で使い続けたい方・教材を活用したい方は資格認定コースが適しています。
Q19. オンラインで受講できますか? 初心者でも大丈夫ですか?
Zoomによるオンライン開催です。心理学やコーチングの学習経験がない方でも受講できる、実践型ワークショップとして設計されています。
Q20. 教員・管理職研修としても使えますか? 法人での実施は可能ですか?
教育現場での声かけ・添削・指導、企業の管理職研修や新入社員研修のいずれにも活用できます。団体・法人向けの研修についてはお問合せフォームよりご相談ください。資格取得者にはワークシート・スライド・カードゲームの利用権が付与されるため、自組織での展開もしやすくなります。

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※本ページの講座情報・画像・記事内容は、一般社団法人コーチング心理学協会の公開ページを出典としています。本文中で紹介している研究知見は、協会サイト内の各記事で解説されている内容にもとづきます。

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