解決志向療法(SFBT)に基づく解決志向コーチングを、理論・質問技法・実践演習まで2日間で体系的に学ぶ。修了で認定解決志向コーチ®(特許庁登録商標/当協会のみ)の取得が可能です。
解決志向療法(Solution-Focused Brief Therapy:SFBT)とは、問題の原因を掘り下げることに時間をかけるのではなく、相談者が望む未来、すでにうまくいっている「例外」、本人がすでに持っている強みと資源に注目して、具体的な変化を共同で構築していく短期療法です。1980年代にスティーブ・ド・シェイザーとインスー・キム・バーグらによって体系化されました。
解決志向コーチングとは、この解決志向の考え方と質問技法を、目標達成・行動変容・キャリア開発・リーダーシップ・部下育成などのコーチング場面に応用したアプローチです。心理的な治療を目的とする解決志向療法とは目的も対象も異なりますが、「未来志向」「例外探し」「スケーリング」「強みと資源」という中核原則は共通しています。
| このページでわかること | 解決志向療法・解決志向コーチングの定義/基本原則/代表的な質問技法5種/9ステップの実践プロセス/リアルな会話例/他アプローチとの比較/科学的エビデンス/学べる講座と資格 |
|---|---|
| 講座名 | 解決志向療法と解決志向コーチング基本講座(認定解決志向コーチ®養成) |
| 形式・時間 | オンラインワークショップ/2日間・各日 9:00〜17:30(1日のみの受講も可) |
| 費用(税込) | 1日コース 11,000円/2日間コース 22,000円/資格認定コース 44,000円 |
| 取得できる資格 | 認定解決志向コーチ®(Solution Focused Coach) |
| 主催 | 一般社団法人コーチング心理学協会 |
オンラインで定期的に開催しています。最新の開催日程・空席状況・お申込みは、公式の講座ページをご確認ください。
支援職・マネジャー・教育者が共通して直面する「問題志向の袋小路」です。
「なぜできないのか」を掘るほど相手は防衛的になり、面談が長引くのに何も変わらない。1on1が“反省会”になってしまう。
沈黙が怖くて、つい答えを与えてしまう。相手の納得感が薄く、行動が続かない。専門知識があるほど陥りやすい罠です。
面談は15〜30分。ゆっくり信頼関係を築く余裕がない中で、その一回を意味あるものにする方法が分からない。
本人が本当に望んでいることではなく、組織の期待をなぞった目標設定になり、エネルギーが湧かない。
相手の困難が大きいほど、支援する側も無力感を抱えてしまう。何を聞けばいいのか分からなくなる。
コーチング研修は受けたが、現場で使える「具体的な問いのレパートリー」が手元にない。
問題の原因と解決策は、必ずしも直結しません。うつの原因を完全に解明しなくても気分は改善しますし、遅刻の原因を特定しなくても「間に合った日に何が違ったのか」を再現すれば行動は変わります。解決志向とは、「問題を消す」のではなく「解決を建てる(Solution Building)」という発想の転換です。
簡単にいうと「問題の分析」ではなく「解決の構築」に時間を使う短期療法です。
解決志向療法(Solution-Focused Brief Therapy/解決志向短期療法)とは、クライアント自身が望む未来像を具体的に描き、すでに起きている小さな成功(例外)と本人の持つ資源に焦点を当てることで、短期間で変化を生み出す心理療法です。ミルウォーキーのブリーフ・ファミリー・セラピー・センターで、スティーブ・ド・シェイザー(Steve de Shazer)とインスー・キム・バーグ(Insoo Kim Berg)らによって1980年代に開発されました。ブリーフセラピー(短期療法)の一つに位置づけられ、ミルトン・エリクソンの臨床、システム論、社会構成主義の影響を受けています。
もっとも大きな違いは、会話の時間をどこに使うかです。問題志向では「原因の特定」に多くの時間を使いますが、解決志向では「望ましい状態の記述」と「すでにできていることの発見」に時間を使います。
| 観点 | 問題志向アプローチ | 解決志向アプローチ |
|---|---|---|
| 中心的な問い | なぜこの問題が起きたのか? | 問題が解決したら、何が違っているのか? |
| 時間の向き | 過去(原因) | 未来(望ましい状態)と現在の例外 |
| 専門家は誰か | 支援者(診断・助言する人) | クライアント(自分の人生の専門家) |
| 注目するもの | 欠けているもの・不足・弱点 | すでにあるもの・強み・資源・例外 |
| 変化の単位 | 問題の全面的解消 | 小さな一歩(スケールで0.5〜1点の変化) |
| 会話の後の感情 | 理解は深まるが消耗しやすい | ポジティブ感情・自己効力感が高まりやすい |
解決志向は「問題を無視する」「無理にポジティブに考える」アプローチではありません。問題の語りは十分に受け止めたうえで、会話の重心を解決の構築側に置き直すものです。つらさを否定しないことが、解決志向の出発点です。
うまくいっているものに手を加えない。まず「今、機能していること」を見つけて守ります。
少しでも効果があった行動は、意識的に回数を増やす。これが最も再現性の高い介入です。
同じ努力の量を増やすのではなく、質・方向を変える。「頑張り方を変える」という選択肢を持ちます。
システムは連動しているため、ひとつの小さな変化が周囲の反応を変え、連鎖的に状況を変えていきます。
原因を取り除かなくても、望ましい状態を構築することで問題は解消しうる、という実践的な立場をとります。
未来は過去に決定されているのではなく、対話のなかで描き直し、選び直すことができるものと捉えます。
解決志向療法の考え方と質問技法を、目標達成・行動変容・人材育成に応用したコーチング
解決志向コーチング(Solution-Focused Coaching)とは、解決志向療法で培われた「望ましい未来」「例外」「強みと資源」「小さな一歩」に焦点を当てる質問技法を、心理療法ではなくコーチング(目標達成・行動変容・成長支援)の文脈で用いるアプローチです。シドニー大学のアンソニー・グラント(Anthony M. Grant)らを中心にコーチング心理学の領域で研究・体系化が進められ、企業の1on1、管理職研修、キャリア支援、教育、医療・看護の現場で広く用いられています。
グラントは「解決志向コーチングの原則は非常にシンプルだが、体系的に実践することは難しい」と述べています。原則を知っていることと、15分の面談で自然に使いこなせることの間には、大きな隔たりがあります。だからこそ、質問のレパートリーと進行のプロセスを型として身につける訓練が必要になります。
問題の起源を分析することと、解決を構築することは別の作業です。限られた時間を、後者に配分します。
変化は例外的な出来事ではなく、常に起き続けているもの。すでに起きている変化を発見し、方向づけます。
コーチは答えを与える権威ではなく、相手が自分の答えにたどり着くプロセスの共同作業者です。
リフレーミングによって出来事の意味づけが変われば、これまで見えていなかった選択肢が現れます。
理論への忠実さより「この人に、今、役立つか」を優先します。効果がなければ、ためらわず別の方法を試します。
長く専門的な立場で助言してきた人ほど、「権威ある解決策の提供者」から「解決志向の思考を促す協働的なファシリテーター」への役割転換に苦労します。特に時間的プレッシャーがあると、相手が考えるのを助ける質問ではなく、指示やアドバイスに逃げてしまいがちです。本講座が演習に多くの時間を割いているのは、この転換が知識だけでは起こらないからです。
両者は中核原則を共有していますが、目的・対象・責任範囲が異なる別領域です。ここを曖昧にしないことが、専門職としての信頼性につながります。
| 項目 | 解決志向療法(SFBT) | 解決志向コーチング |
|---|---|---|
| 英語表記 | Solution-Focused Brief Therapy | Solution-Focused Coaching |
| 主な目的 | 心理的な問題・症状への支援と回復 | 目標達成・行動変容・成長とパフォーマンス向上 |
| 主な対象 | 心理的支援・治療を必要とする人 | 個人・管理職・専門職・チーム(非臨床) |
| 基盤 | ブリーフセラピー・臨床心理学 | 解決志向+コーチング心理学 |
| 未来志向/例外/スケーリング/強み | ◎ 共通 | ◎ 共通 |
| ミラクル・クエスチョン | ◎ | ◎(目標明確化として応用) |
| 医療・心理臨床との関係 | 関係する(臨床領域) | 原則として別領域(必要時はリファー) |
| 目標達成・成果の測定 | ○ | ◎ |
| 典型的な場面 | カウンセリング・心理療法の面接 | 1on1・キャリア面談・研修・組織開発 |
解決志向コーチングは「解決志向療法そのもの」ではありません。解決志向療法の考え方と技法を、コーチングという別の実践領域に応用したものです。本講座では、コーチが扱える範囲と、医療・心理臨床にリファーすべき状況の見極めについても扱います。
「時間がない」「答えが多すぎる」時代に、解決志向はむしろ価値を増しています。
解決志向は「短期療法」から生まれたため、はじめから時間が限られた対話のために設計されています。15分の1on1でも成立する構造が最大の実用的価値です。
原因追及型のフィードバックは防衛反応を生みます。解決志向は相手を責めずに行動を変える数少ない対話技術であり、心理的安全性の確立と両立します。
「相手の資源を探す」姿勢は、支援者の無力感を減らします。看護・福祉・教育などバーンアウトが起きやすい職域との相性が良いのはこのためです。
AIは選択肢を大量に生成できますが、「自分にとって何が正しいか」を決めることはできません。解決志向はまさにこの意味づけと自己決定を支える技術です。
教育・産業・医療・看護・福祉・キャリア支援・組織開発。対象が変わっても質問の構造は変わらないため、一度学べば長く使えます。
強み・ウェルビーイング・自己効力感という共通言語を持つため、ポジティブ心理学やコーチング心理学と統合して実践を厚くできます。
ミラクル/スケーリング/例外/コーピング/リソース——この5つが土台です。
ミラクル・クエスチョンとは、「もし今夜眠っている間に奇跡が起きて、この問題がすべて解決していたとしたら、明日の朝、何によってそれに気づきますか?」と尋ねることで、望ましい未来を具体的・行動的に描いてもらう質問技法です。「どうなりたいですか」という抽象的な問いでは出てこない、感覚レベルの解決像を引き出すことが目的です。
「奇跡が起きたことを、あなたは何で最初に気づきますか?」
回答が出たら、そこで止めずに具体化を重ねます。
最後の問いが決定的です。「奇跡のかけら」がすでに現実に存在していることを発見できると、目標は絵空事から再現可能な行動に変わります。
スケーリング・クエスチョンとは、「0〜10で表すと、今どのあたりですか?」と数値化してもらい、その数字の意味を掘り下げる質問技法です。ポイントは10を目指すことではなく、「なぜ0ではなくその数字なのか」(すでにある資源の発見)と「0.5〜1点上げるには何が必要か」(実行可能な次の一歩)を明らかにすることにあります。
使う順番が重要です
例外質問とは、「問題が起きていなかった時」「少しましだった時」を探し、その時と今とで何が違っていたのかを明らかにする質問技法です。例外は偶然ではなく、本人がすでに持っている解決行動が現れた瞬間と捉えます。再現できれば、それがそのまま解決策になります。
コーピング・クエスチョンとは、状況が非常に厳しく「良かったこと」が見つからない場合に、「それだけ大変な中で、どうやってここまでやってこられたのですか?」と尋ね、すでに機能している対処能力に光を当てる質問技法です。励ましでも慰めでもなく、持ちこたえている事実そのものを資源として扱う問いです。
「これだけの状況で、今日ここに来られたのは、何があったからでしょう?」
危機的状況やメンタル不調が疑われる相談で、無理な目標設定に走らずに関わりを保つための重要な技法です。
強み・リソース質問とは、本人の特性・過去の成功経験・レジリエンス・周囲の人間関係や環境など、すでに手元にある資源を言語化してもらう質問技法です。多くの場合、必要な資源は新たに獲得するものではなく「すでに目の前にあるのに使われていないもの」です。
解決志向では、相手の努力・工夫・粘り強さを具体的な事実に基づいて言葉にすることを技法として位置づけます。「すごいですね」ではなく「その状況で相談に来ようと決めたこと自体が、大きな一歩ですね」というように、根拠のある承認が変化を後押しします。
質問を「知っている」から「順番通りに使える」へ。本講座の中核となる実践プロセスです。
解決志向コーチングの質問は、単独で使うより順序をもったプロセスとして組み立てるほうが安定した成果につながります。当協会では、グラントらの解決志向コーチング研究をベースに、以下の9ステップを実践の型として指導しています。
まず十分に聴く。問題の語りに反論せず、修正しようともしない。ここを飛ばすと解決志向は「話を聞かない技法」になってしまいます。
提示された問題を「解決可能な課題」に置き換える。「〜ができない」を「〜する方法を見つける」へ。現実的な言い換えであることが条件です。
本人がコントロールでき、具体的で測定可能なゴールを定義する。「これはあなたにエネルギーを与えるものですか?」と確認するのが要点です。
0〜10で現在地を可視化し、「なぜその点数なのか」から既存の資源を引き出す。目指すのは0.5〜1点の変化です。
ここまでの取り組み・粘り強さ・相談に来た決断を、根拠を添えて承認する。承認は儀礼ではなく、変化を促す介入です。
問題が起きなかった/軽かった場面を特定し、そのときの違いを具体化する。「もっと頻繁に起こすには?」まで進めます。
個人の特性、過去の経験、レジリエンス、社会的・物理的環境の資源を棚卸しする。多くは「すでに目の前にある」ものです。
選択肢をブレインストーミングする。「他には?」を粘り強く繰り返し、1〜2個で終わらせない。選択肢の数が自己決定の質を決めます。
具体的な次の一歩を本人の言葉で記述し、書き留める。実行の自信度が0〜10で8点以上になるまで行動を小さくするのが実行率を高める鍵です。
行動計画が実行されない最大の原因は、意志の弱さではなくステップが大きすぎることです。自信度を確認して8点未満なら、迷わず行動を小さくする。この一手間だけで、面談後の実行率は大きく変わります。
「問題志向ならこう聞く/解決志向ならこう聞く」——違いは、たった一つの問いから始まります。
| アプローチ | 最初の問い | その後の展開 |
|---|---|---|
| 問題志向 | 「なぜそんなに忙しいのですか?」 | 業務量の分析、他部署への不満、上司の管理不足へ話が広がり、本人が動かせない要因の議論で終わる。 |
| 解決志向 | 「比較的うまく進められている日は、ありませんか?」 | 本人がすでに使っている工夫が言語化され、明日から再現できる行動に着地する。 |
仕事が忙しくて、正直もう何も手につかないんです。
それだけの量を抱えながら、毎日続けてこられているんですね。そのなかでも、比較的うまく進められた日はありましたか?
…そういえば先週の水曜日は、割とはかどりました。
その日は、ほかの日と何が違っていましたか?
朝に30分だけ、メールを開かずに資料を書いていました。あと、その日は会議が午後にまとまっていて。
朝の30分と、会議の固め方。それはあなた自身が作った工夫ですね。0〜10で、その水曜日を10だとすると、今日は何点ですか?
3点くらいです。
0ではなく3点なのは、今日どんなことができていたからでしょう?
…期限が近いものだけは、朝いちで片づけました。
すでに優先順位はつけられているんですね。では4点になるとしたら、明日は何が起きていますか?
朝の15分だけでも、メールを開かない時間を作ることでしょうか。
それを明日実行できる自信は、0〜10で何点ですか?
7点…いや、10分なら9点です。
では10分から始めましょう。1週間後、その10分が何を変えたか聞かせてください。
Before → Question → Discovery → Action。コーチは一度もアドバイスをしていませんが、行動計画は本人の言葉で具体化され、実行の自信度まで確認されています。
何度言っても自分から動かないんです。もう疲れました。
それでも関わり続けてこられたんですね。もし奇跡が起きて、明日その方が自分から動き出したとしたら、あなたは何を見てそれに気づきますか?
朝礼のあと、こちらが言う前に「これ、やっておきます」と一言あるだけでも全然違います。
その一言に近いことが、ほんの少しでも起きた場面は、これまでありましたか?
…先月、私が急な出張で不在だった週は、いくつか自分で判断して進めていました。
興味深いですね。そのとき、あなたは何をしていた(していなかった)のでしょう?
…細かく確認しませんでした。というより、できなかった。
その「確認しない時間」を、意図的に少しだけ作るとしたら、来週はどこで試せそうですか?
相手(部下)を変えようとする相談を、本人がコントロールできる行動へ着地させています。例外の発見は、しばしば「自分の関わり方」への気づきを伴います。
転職も考えていますが、そもそも何がやりたいのか分からなくて。
分からないという状態を、ごまかさずに見ているんですね。少し違う角度から伺います。この1年で、時間を忘れて取り組めた瞬間はありましたか?どんな小さなことでも。
後輩に手順書を作って渡したときは、思ったより夢中になっていました。
そのとき、あなたは何をしているときが一番おもしろかったのでしょう?
複雑なことを、順番に整理して分かりやすくするところですね。
「整理して分かりやすくする」。それが5年後の仕事の中心にあるとしたら、日常はどう変わっていますか?
「やりたいことが分からない」は、解決志向では情報の不足ではなく“例外の未発見”として扱います。すでに起きている小さな没頭体験が、キャリアの手がかりになります。
「この場面で何を聞けばいいか」——現場で迷ったときの早見表としてお使いください。
| 目的・場面 | 使う質問 | 技法 |
|---|---|---|
| 関係づくり | 「今日この時間が役に立ったとしたら、何が得られていますか?」 | 成果の枠づけ |
| 目標設定 | 「どうなっていたら、この件は“うまくいった”と言えますか?」 | 望ましい成果 |
| 目標の具体化 | 「それが実現したら、周りの人はあなたの何を見て気づきますか?」 | 他者視点 |
| 未来像を描く | 「明日の朝、何が違っていたら“解決した”と分かりますか?」 | ミラクル・クエスチョン |
| 現在地の把握 | 「0〜10で、今はどのあたりですか?」 | スケーリング |
| 資源の発見 | 「なぜ0点ではなく、その点数なのですか?」 | スケーリング(逆向き) |
| 次の一歩 | 「1点上げるとしたら、何が起きていますか?」 | スケーリング(前進) |
| 例外の発見 | 「その問題が少しでもましだった時は、ありませんでしたか?」 | 例外質問 |
| 例外の再現 | 「その時、あなたは何をしていましたか?もう一度やるには?」 | 例外質問 |
| 強みの言語化 | 「この状況に、あなたはどんな強みを持ち込めますか?」 | リソース質問 |
| 過去の成功 | 「以前、似た困難を乗り越えたとき、何が役立ちましたか?」 | リソース質問 |
| 支援の資源 | 「誰があなたの味方になりそうですか?その人なら何と言うでしょう?」 | 関係性の質問 |
| 困難が大きい時 | 「これだけの状況で、どうやってここまで持ちこたえてこられたのですか?」 | コーピング質問 |
| 選択肢を広げる | 「他には? ほかにどんなやり方が考えられますか?」 | 可能性の拡張 |
| 視点を変える | 「尊敬する人がこの状況を見たら、何に注目すると思いますか?」 | リフレーミング |
| 実行可能性の確認 | 「それを実行できる自信は0〜10で何点ですか?」 | 自信度スケーリング |
| 行動を小さくする | 「8点以上になるまで小さくするとしたら、どうなりますか?」 | スモールステップ |
| 承認する | 「その状況で相談すると決めたこと自体、簡単ではなかったのでは?」 | コンプリメント |
| 継続支援 | 「うまくいった時のやり方を、来週も再現できるとしたら何が必要ですか?」 | 維持と般化 |
| 振り返り | 「前回から今日までで、少しでもよかったことは何ですか?」 | 変化の発見 |
これらの質問は、単体で使っても効果は限定的です。相手の状態を見て、どの問いをいつ出すかという判断こそが解決志向コーチングの技術です。講座では、カードゲーム教材とロールプレイを使い、この「選ぶ力」を反復して鍛えます。
解決志向は他の技法と対立するものではなく、使い分け・統合ができるものです。
| アプローチ | 主な焦点 | 解決志向との違い | 組み合わせ方 |
|---|---|---|---|
| 認知行動療法・CBC | 認知の歪みの同定と再構成、行動実験 | CBTは「問題を生む思考」を検討する。解決志向は思考の中身を分析せず、うまくいっている行動の再現から入る | まず解決志向で資源と動機を高め、必要に応じてCBTの技法で思考パターンを扱う |
| ナラティヴ・アプローチ | 問題の外在化と物語の書き換え | 両者とも社会構成主義を背景に持つが、ナラティヴは意味とアイデンティティ、解決志向は行動と成果に比重 | 外在化で問題から距離を取り、解決志向で次の行動を構築する流れは相性が良い |
| ポジティブ心理学コーチング | 強み・PERMA・ウェルビーイング | ポジティブ心理学は科学的知見の体系。解決志向は対話の技法体系 | VIA強みなどのアセスメントで資源を可視化し、解決志向の質問で行動に翻訳する |
| 問題解決型(PDCA型) | 原因分析と対策立案 | 原因と解決が直結する技術的課題には有効。人の行動変容では防衛を招きやすい | 設備・仕組みの不具合は問題解決型、人の行動と動機は解決志向、と課題の性質で使い分ける |
| 一般的なコーチング(GROW等) | 目標・現状・選択肢・意思 | GROWは進行の枠組み。解決志向は各段階で使う具体的な問いの技術を提供する | GROWの各ステップに解決志向の質問を差し込むと、面談の質が安定する |
| 動機づけ面接(MI) | 両価性の探索とチェンジトークの強化 | MIは変化への迷いそのものを丁寧に扱う。解決志向は望ましい未来の記述を先に置く | 迷いが強い段階はMI、方向が定まったら解決志向で行動設計へ |
本講座では解決志向を絶対視せず、解決志向が効きにくい場面(安全確保が優先される危機状況、医療的介入が必要な状態など)についても率直に扱います。適用限界を知っていることが、専門家としての信頼につながります。
「効果がある」と断言するのではなく、どこまで分かっていて、どこが未確定かを正確に。
解決志向療法(SFBT)については、複数の系統的レビューとメタ分析が実施され、一定の有効性を支持する知見が蓄積されています。ただし、対象集団やアウトカムによってエビデンスの確実性には差があり、すべての領域で同等の根拠があるわけではありません。解決志向コーチングについては、SFBTとは別に検証が進んでいる発展途上の領域です。
2024年に Psychotherapy Research 誌に掲載されたアンブレラレビュー(系統的レビューとメタ分析を横断的に統合した研究)では、多数の系統的レビュー(うち相当数がメタ分析)が検討され、成人の抑うつ、全般的なメンタルヘルス、個人の目標達成に向けた進捗について、比較的確信度の高い有効性の根拠が報告されています。一方、対象や指標によっては確信度が中〜低にとどまるものもあり、著者らはさらなる質の高い試験の必要性を指摘しています。
また、SFBTのプロセス研究を対象とした系統的レビューでは、強みへの焦点づけや、支援者とクライアントによる意味の共同構築といった要素について、比較的強い研究上の支持が示されています。加えて、心理社会的アウトカムを対象としたメタ分析も報告されており、効果を左右する調整変数の検討が進められています。
コーチング領域では、シドニー大学のアンソニー・グラントらによる比較研究がよく知られています。解決志向の質問を用いた条件と、問題志向の質問を用いた条件を無作為に割り付けて比較した研究では、解決志向条件のほうがポジティブ感情・自己効力感・目標への接近感・具体的な行動計画の生成といった指標で良好な結果が示されました。この知見はその後、別の研究チームによる追試でも概ね支持されています。
ただし、これらの多くは短時間の実験的セッションを対象とした研究であり、長期のコーチング関係における効果や、組織における業績指標への影響については、まだ検証の蓄積が十分とは言えません。
私たちは「解決志向は万能である」とは申し上げません。研究で支持されている中核要素(未来志向の目標記述、例外の探索、強みへの焦点づけ、スモールステップ)を正確に学び、限界と適用範囲を理解したうえで使えるようになることを、この講座の目標としています。科学的な根拠と現場の実感を、どちらも大切にする姿勢です。
対人支援の現場で「短い時間で、相手を責めずに、前に進める会話」を必要としている方へ。
知識が増えるのではなく、「口から出てくる言葉」が変わることを目指します。
| 場面 | 受講前によくある反応 | 受講後にできるようになること |
|---|---|---|
| 相談を受けた瞬間 | 原因を聞き出そうとして、話が重くなる | 受け止めたうえで「望ましい状態」へ会話の重心を移せる |
| 目標設定 | 抽象的な目標で終わり、行動につながらない | 本人がコントロールでき、測定できる成果に翻訳できる |
| 沈黙が生まれた時 | 不安になってアドバイスしてしまう | 次に出す一問を、目的から選べる |
| 相手が落ち込んでいる時 | 励ますか、黙って聞くかの二択になる | コーピング質問で、持ちこたえている力に光を当てられる |
| 行動計画 | 立てた計画が実行されない | 自信度を確認し、実行できるサイズまで小さくできる |
| 面談時間 | 60分かけても着地しない | 15〜30分でも成立する進行の型を持てる |
| 自分自身の状態 | 相手の重さに引きずられて消耗する | 資源探しの姿勢によって、支援者自身の消耗が減る |
| 説明責任 | 「経験上こうです」としか言えない | 理論的背景と研究状況を踏まえて説明できる |
理論 → 質問技法 → 実践演習 → 現場への応用まで、2日間で一気通貫に。
未来志向・目標志向という基本発想と、問題に焦点を当てない方法論の全体像。
不足を測るのではなく、資源と可能性を把握するためのアセスメントの考え方。
スケーリング・クエスチョン、奇跡の質問、例外質問、コーピング質問の使い分け。
1on1形式での実践。強みを活かしたアプローチをロールプレイで体得します。
グラント教授の系譜に基づく資料・ツールと、心理テストを用いた実践法。
リフレーミングによって行動の選択肢を広げる、実践的な言い換えの技術。
短時間で解決を構築するための思考の順序。時間のない現場のための技術です。
対話の流れを可視化し、面談の設計と振り返りに使えるマッピング手法。
質問力を高める2種類のカード教材を使い、遊びながら反復練習します。
GROWモデル、Solutionモデルなど、現場で使える進行の枠組みを比較して学びます。
解決志向のルーツにある発想を理解し、対話の幅を広げます。
1対1だけでなく、会議・チーム対話に解決志向を持ち込む方法。
組織課題に対して解決志向で関わるための視点と進め方。
望ましい未来を心的にリハーサルし、行動の実行可能性を高める技法。
複数の視点を対話に取り入れ、気づきを深める手法を体験します。
心理学とコーチングの両方を専門とする一般社団法人コーチング心理学協会が、理論的な裏づけをもって構成したプログラムです。
特許庁に登録された商標であり、この資格を取得できるのは当協会の講座のみです。名称の希少性は、専門性の説明に役立ちます。
ワークシート、心理テスト、チェックリスト、カードゲーム2種。現場に持ち帰ってそのまま使える道具が揃います。
講義を聞くだけでは、質問の技術は身につきません。ロールプレイと実演を繰り返し、その場でフィードバックを受けられます。
資格認定コース修了者には、資料の利用権・ダウンロード権を付与。企業研修・ワークショップでの活用が可能になります。
従来の解決志向にとどまらず、生成AIをコーチングにどう組み込むかまで扱う、国内でも数少ないプログラムです。
目的に合わせて3つのコースから選べます。
| 講座名 | 解決志向療法と解決志向コーチング基本講座(オンラインワークショップ) |
|---|---|
| 開催形式 | オンライン(Zoom) |
| 時間 | 2日間・各日 9:00〜17:30(1日のみの受講も可能) |
| 取得資格 | 認定解決志向コーチ®(Solution Focused Coach)※資格認定コースの場合 |
| 主な講師 | 一般社団法人コーチング心理学協会 代表理事 徳吉陽河(公認心理師・キャリアコンサルタント)ほか |
| 主催 | 一般社団法人コーチング心理学協会 |
| お問い合わせ | info@coaching-psych.com |
11,000円(税込)
個人での体験・学習を目的としたコースです。研修・講師活動・ワークショップ等での資料利用はできません。
22,000円(税込)
個人での体験・学習を目的としたコースです。研修・講師活動・ワークショップ等での資料利用はできません。
44,000円(税込)
研修・講師活動・ワークショップでのご利用が可能です。仕事として解決志向コーチングを提供したい方はこちらをお選びください。
1日コース・2日間コースを受講された後でも、資格認定コースへのアップグレードが可能です。「まず内容を確かめてから資格を検討したい」という方は、体験コースからのご参加でも問題ありません。詳しくはお問い合わせください。
認定解決志向コーチ®(Solution Focused Coach)は、一般社団法人コーチング心理学協会が認定する民間資格です。特許庁に登録された商標であり、この名称の資格を取得できるのは当協会のみです。解決志向療法の理論的背景と、解決志向コーチングの質問技法・実践プロセスを修得したことを証明します。
認定証が発行され、履歴書・プロフィール・名刺に記載できます。専門性を対外的に説明する裏づけになります。
協会が開発したワークシート・心理テスト・カード教材の利用権が付与され、研修や講師活動で活用できます。
コーチング心理学協会の他資格(認知行動コーチ®、ナラティブコーチ®、ポジティブ心理学コーチ等)と組み合わせ、実践の幅を広げられます。
AIが答えを出せる時代に、人間のコーチは何を担うのか。
AIは情報・アイデア・選択肢・分析を高速で生成できます。しかし「自分にとって何が正しいのか」「何を大切にし、何を選ばないのか」を決めるのは、今も人間です。解決志向コーチングは、まさにこの意味づけと自己決定を支える技術であり、AI時代にこそ価値が高まります。
AI時代の課題は、情報の不足ではなく選択肢が多すぎることです。「転職すべきか」とAIに尋ねれば大量の情報が返ってきますが、それによって決断が楽になるとは限りません。ミラクル・クエスチョンも、AI時代には次のように問い直せます。
「AIがあなたの仕事や生活の問題をほとんど解決できるとしたら、それでもあなた自身が実現したいことは何ですか?」
当協会では、この視点を独立した特集ページとして展開しています。SOLUTION-AI LOOPという循環モデル、AIに解決志向の問いを生成させるSolution-Focused Prompting、そしてAI活用に伴う倫理的な論点まで扱っています。
一般社団法人コーチング心理学協会は、心理学に基づくコーチング(コーチング心理学)の研究・教育・普及を行う専門団体です。解決志向コーチングのほか、認知行動コーチング、ポジティブ心理学コーチング、ナラティヴ・コーチング、フィードバックスキルコーチングなど、科学的根拠を重視した複数のプログラムと認定資格を提供しています。
教育・産業・医療・看護・福祉・キャリア支援・人材育成研修・組織開発・チームビルディングといった幅広い領域で、個人向け講座と法人向け研修の双方を展開しています。
| 団体名 | 一般社団法人コーチング心理学協会 |
|---|---|
| 代表理事 | 徳吉陽河(公認心理師・キャリアコンサルタント) |
| 公式サイト | https://www.coaching-psych.com/ |
| お問い合わせ | info@coaching-psych.com/080-1127-3088(直通) |
質問がひとつ変わるだけで、面談の空気が変わります。2日間で、解決志向の理論・技法・実践プロセスを体系的に身につけ、認定解決志向コーチ®として現場と仕事に活かしてください。
解決志向療法・解決志向コーチングと、講座についてよくいただくご質問にお答えします。
■ 定義・基礎について
解決志向療法とは、問題の原因を掘り下げるのではなく、「問題が解決した状態」を具体的に描き、すでにうまくいっている場面(例外)と本人の強み・資源を手がかりに、小さな変化を積み上げていく短期療法です。「なぜできないのか」ではなく「どうなりたいのか、そのかけらはどこにあるのか」を聴くアプローチだとお考えください。
解決志向療法で発展した考え方と質問技法を、心理療法ではなく目標達成・行動変容・人材育成といったコーチングの文脈に応用したアプローチです。1on1、キャリア面談、管理職研修、教育場面などで用いられ、コーチング心理学の一領域として研究が進められています。
米国ミルウォーキーのブリーフ・ファミリー・セラピー・センターで、スティーブ・ド・シェイザー(Steve de Shazer)とインスー・キム・バーグ(Insoo Kim Berg)を中心とするチームによって1980年代に体系化されました。ミルトン・エリクソンの臨床実践、システム論、社会構成主義の影響を受けています。
Solution-Focused Brief Therapy の略で、日本語では「解決志向短期療法」「解決志向ブリーフセラピー」などと訳されます。コーチング領域で用いる場合は Solution-Focused Coaching(SFC)と表記します。「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」「解決志向アプローチ」もほぼ同じ意味で使われます。
ブリーフセラピー(短期療法)は、短期間での変化を目指す心理療法の総称です。解決志向療法は、そのブリーフセラピーの代表的な一派にあたります。MRIモデルなど他のブリーフセラピーが「問題を維持している悪循環」に注目するのに対し、解決志向療法は「解決の構築」に軸足を置く点が特徴です。
いいえ。解決志向は問題の語りを十分に受け止めることから始まります。実践プロセスの第1ステップも「問題提示を受け止める」です。そのうえで、限られた時間をどこに使うかという配分を、原因分析から解決の構築へ移すという考え方です。つらさを否定したり、感情を軽く扱ったりするアプローチではありません。
■ 技法・実践について
代表的なのは次の5つです。①ミラクル・クエスチョン(望ましい未来を具体化する)、②スケーリング・クエスチョン(0〜10で現在地と次の一歩を明確にする)、③例外質問(うまくいっていた場面を探す)、④コーピング・クエスチョン(持ちこたえている力に光を当てる)、⑤強み・リソース質問(すでにある資源を言語化する)。本ページの「質問集」に目的別の一覧を掲載しています。
「もし今夜眠っている間に奇跡が起きて問題が解決していたら、明日の朝、何によってそれに気づきますか?」と尋ねる技法です。目的は空想させることではなく、行動・感情・人間関係のレベルで「解決した状態」を具体的に描いてもらうこと。そのうえで「その一部はすでに起きていませんか?」と例外につなげるのが実践のポイントです。
いいえ。目指すのは0.5〜1点の変化です。重要なのは2つの問いで、ひとつは「なぜ0点ではなくその点数なのか」(すでにある資源が語られる)、もうひとつは「1点上げるには何が必要か」(実行可能な次の一歩が見つかる)です。10点を目標にすると、かえって行動が止まりやすくなります。
その場合はコーピング・クエスチョンに切り替えます。「これだけ大変な状況で、どうやってここまで持ちこたえてこられたのですか?」と尋ねると、本人が無自覚に使っている対処方法や支えが浮かび上がります。例外が見つからないこと自体は失敗ではなく、質問を切り替える合図だと捉えてください。
非常に相性が良い領域です。原因追及型の面談は防衛反応を招きやすい一方、解決志向は相手を責めずに行動の変化を引き出せるため、心理的安全性を保ちながら成果につなげられます。講座では1on1形式の演習を中心に、管理職がその日から使える進行の型を扱います。
解決志向はもともと短期療法から生まれているため、15〜30分でも成立するように設計されています。時間が短いほど、質問の選び方と順序が結果を左右します。講座で扱う9ステップのプロセスは、時間の制約がある現場でも使えるよう構成しています。
■ 他のアプローチとの違い
CBTは問題を生んでいる認知(考え方のクセ)を同定して検証・修正することを中心に据えます。解決志向は認知の中身を分析せず、すでにうまくいっている行動の再現と、望ましい未来の記述から入ります。対立するものではなく、解決志向で動機と資源を高めてからCBTの技法に進む、といった組み合わせも有効です。
どちらも社会構成主義を背景に持つ点は共通しています。違いは重心で、ナラティヴ・アプローチは問題の外在化と物語・アイデンティティの書き換えに、解決志向は行動と成果の構築により比重を置きます。外在化で問題との距離をとり、その後に解決志向で次の一歩を設計する、という流れは実務上とても相性が良い組み合わせです。
GROWモデルは面談の進行を整理する枠組みであり、各段階で「何を聞くか」までは規定していません。解決志向コーチングは、その各段階で使える具体的な質問技術の体系を提供します。GROWの流れに解決志向の問いを差し込むと、面談の質が安定します。
ポジティブ心理学は強み・ウェルビーイングに関する科学的知見の体系、解決志向は対話の技法体系です。役割が異なるため、統合しやすい関係にあります。VIA強みなどのアセスメントで資源を可視化し、解決志向の質問でそれを具体的な行動に翻訳する、という流れが実践的です。
■ エビデンス(科学的根拠)について
はい、一定の蓄積があります。2024年に Psychotherapy Research 誌に掲載されたアンブレラレビューでは、多数の系統的レビュー・メタ分析が統合され、成人の抑うつ、全般的なメンタルヘルス、個人目標への進捗について比較的確信度の高い有効性の根拠が報告されました。ただし、対象やアウトカムによって確信度には差があり、「すべての問題に等しく有効」と言えるわけではありません。
あります。シドニー大学のアンソニー・グラントらによる研究では、解決志向の質問と問題志向の質問を無作為に割り付けて比較し、解決志向条件でポジティブ感情・自己効力感・目標への接近感・行動計画の生成が良好であることが示されました。追試でも概ね支持されています。ただし多くは短時間の実験的セッションを対象としており、長期的効果や組織成果への影響については研究の蓄積が進行中です。
■ 講座・資格について
はい。基礎から順に扱いますので、予備知識がなくても受講いただけます。実際に、管理職・人事担当者・教育関係者・看護職など、心理学を専門としない方が多く参加されています。一方で、すでに他のコーチング資格をお持ちの方にとっても、質問技術のレパートリーを体系的に増やす内容になっています。
1日コースでも、解決志向の考え方と代表的な質問技法を体験していただけます。ただし、実践プロセス全体の演習と資格認定は2日間・資格認定コースが対象です。「まず試してから決めたい」という方は1日コースから始め、後日アップグレードすることも可能です。
いいえ。「解決志向コーチ®」は特許庁に登録された商標であり、この認定資格を取得できるのは一般社団法人コーチング心理学協会の講座のみです。解決志向そのものは公共の知的財産ですが、当協会の認定資格としての名称は当協会が管理しています。
はい。資格認定コースの修了者には、協会が開発したワークシート・心理テスト・資料の利用権とダウンロード権が付与され、研修・講師活動・ワークショップでご活用いただけます。1日コース・2日間コースは個人での体験・学習が目的のため、これらの用途にはご利用いただけません。
はい。ブレイクアウトルームを用いた1on1のロールプレイを中心に構成しており、その場で実演とフィードバックを行います。カードゲーム教材や心理テスト、ワークシートもオンラインで使える形で提供します。移動時間なく全国どこからでもご参加いただけます。
資格認定者にはツール・資料の継続利用権があり、実践を続けやすい形にしています。また当協会では、認知行動コーチ®、ナラティブコーチ®、フィードバックスキルコーチ®、ポジティブ心理学コーチ、ウェルビーイングコーチなど複数の認定資格を提供しており、解決志向と組み合わせて実践の幅を広げることができます。詳しくは公式サイトをご覧ください。
最終更新日:2026年8月19日/監修:一般社団法人コーチング心理学協会