やりたいことの見つけ方①ガイダンス コーチング心理学入門編
やりたいことの見つけ方
心理学にもとづく自己発見のガイダンス行動と思考から見つける方法・心理学の視点・深いレベルの探究・今日からのワーク
「知っている」だけでなく「できる」に。「やりたいことがわからない」人が、自分らしい方向を見つけられるよう支える人を育てています。
土台にあるのは人間性のスキル。やりたいことは「探して見つける」より「動いて、ふり返って、育てる」もの。焦らない姿勢が大切です。
- 行動から見つける
- 思考から見つける
- 心理学の視点
- 探究学習にも
- 講座で実践
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ひとことで言うと
- 「やりたいことがわからない」は、多くの人が抱える悩みです。やりたいことは頭で考えるだけでは見つかりにくく、行動とふり返りの中で育っていくものです。
- 見つけ方には、行動から(試してみる)・思考から(ふり返る)・深いレベルから(価値や意味を探る)の3つのアプローチがあります。
- 心理学では、興味・強み・価値の3つが重なるところに、自分らしい「やりたいこと」が見えてくると考えます。
- 学校の探究学習やキャリア支援でも、内省と対話を通して自己発見を深めることが大切にされています。
- 一般社団法人コーチング心理学協会の講座は民間資格ですが、新しい研究や時代のニーズを先取りして独自に研究・実践しています。キャリアコンサルタントや公認心理師などの国家資格と組み合わせると相乗効果(シナジー)が生まれます。
監修:一般社団法人コーチング心理学協会|最終更新日:2026年10月7日
60秒でわかる やりたいことの見つけ方
| 一言で | やりたいことは、行動とふり返りの中で育っていく |
|---|---|
| 3つのアプローチ | 行動から(試す)/思考から(ふり返る)/深いレベルから(価値・意味) |
| 見つける手がかり | 興味(ワクワク)・強み(得意)・価値(大切なこと)の重なり |
| よくある誤解 | 「やりたいことが決まらないと動けない」→動くと見えてくる |
| 活用の場 | キャリア、進路、探究学習、セカンドキャリア |
やりたいことが見えてくる3つの重なり
✨ 興味
時間を忘れること、ワクワクすること
問い:「最近、夢中になったことは?」
💪 強み
得意なこと、ほめられること
問い:「人からよく頼まれることは?」
🧭 価値
大切にしたいこと
問い:「これだけは譲れないことは?」
3つが重なるところに、自分らしい「やりたいこと」のヒントがあります。
具体例でわかる やりたいことの見つけ方
「状況 → 関わり → 変化」の流れで、身近な場面に置きかえてみましょう。
学生(進路)の場面
- 状況
- やりたいことがなく、進路を決められない高校生
- 関わり
- 先生が「最近、時間を忘れたことは?」とたずね、興味のある分野の体験を3つ試す計画を立てる
- 変化
- 体験を通して関心の方向が見え、進路を考える手がかりができる
社会人(キャリア)の場面
- 状況
- 仕事に不満はないが「本当にやりたいことは何だろう」と迷う会社員
- 関わり
- コーチと強み・価値をふり返り、社内のプロジェクトに手を挙げる
- 変化
- 新しい役割の中でやりがいを感じ、方向性が見えてくる
セカンドキャリアの場面
- 状況
- 定年後、何をしたいかわからない
- 関わり
- これまでの経験で「人に喜ばれたこと」を書き出し、地域の活動を試す
- 変化
- 人の役に立つことに喜びを感じ、新しい生きがいが見つかる
今日からできる3つのステップ
- 「時間を忘れたこと」を3つ書く子どもの頃から今まで、夢中になったことを思い出します。
- 小さく試してみる興味のあることを、1日・1回だけ体験してみます。
- 試したあとにふり返る「楽しかった?」「また やりたい?」を書き留めます。
研究からわかっていること(やさしく言うと)
数字ではなく、効果の大きさの目安を小中高の3段階で示します。
| 取り組み・テーマ | 期待できること | 効果の目安 |
|---|---|---|
| 自分で選んだ目標・価値に沿った目標 | やる気の続きやすさ、ウェルビーイング | 小〜中 |
| 強みを知り、活かす取り組み | 幸福感の向上、仕事への熱意 | 小〜中 |
| キャリアカウンセリング・介入 | 進路の決定、キャリアへの自信 | 小〜中 |
| 人生の意味を感じること | 幸福感、生活の満足感 | 中 |
*研究によって結果に幅があり、人や状況によって変わります。効果を約束するものではありません。
教訓と現場での活かし方
研究では、自分で選んだ目標や、価値に沿った目標ほどやる気が続きやすいことが分かっています。一方、「やりたいこと」を頭の中だけで探し続けると、焦りが強くなることもあります。小さく試し、ふり返り、興味・強み・価値の重なりを少しずつ見つけていくことが、現場での活かし方です。
詳細は、以下の講座にて実践していきます。
自己発見と探究学習に関するガイダンス 自己探究編
―心理学的アプローチと実践モデルの統合分析―
本ページでは、「やりたいこと」の発見から探究学習の深化、そしてそれを支える教育的環境づくりまでを一貫して整理し、統合的な思想と方法をまとめています。
中心となる考え方は、「内省(Reflection)」「対話(Dialogue)」「実践(Action)」の3つの柱を循環させることで、自己理解と学びを深めるというものです。
このアプローチは、自己決定理論、経験学習モデル、成長マインドセット、心理的安全性といった現代の教育心理学・コーチング心理学の知見に基づいています。
教育者の役割は、知識を伝える「指導者」から、学びを共に育てる「伴走者」へと変化します。最終的な目的は、学習者が自らの**「ナラティヴ・アイデンティティ(自分らしい生き方)」**を形成し、持続的なウェルビーイングと目的意識を育むことにあります。

1. 「やりたいこと」の発見・育てる発想:多層的アプローチ
1.1 行動と思考に基づく発見プロセス
「やりたいことがわからない」状態から行動を通して目的を見出すための10のステップが示されています。
これは、小さな行動と内省の往復によって自己理解を深める考え方です。
| No | チェック項目 | 教育・心理学的効果 |
|---|---|---|
| 1 | これまでの「やりたい!」を思い出してみる | 自己概念や興味の再認識、自己効力感の向上 |
| 2 | 「やりたい!」について他者と話してみる | 対話を通じた思考整理と視野の拡大 |
| 3 | インターネットや本から探してみる | 探究学習による主体性と好奇心の刺激 |
| 4 | 他者の「やりたい!」を眺めてみる | 社会的比較・モデリングによる方向性の発見 |
| 5 | 他者の「やりたい!」にのっかってみる | 協働学習・共感的関与による社会的スキル向上 |
| 6 | 自分の「やりたい!」をやってみる | 内発的動機づけの強化 |
| 7 | 「やりたいことがなくても」体験してみる | 経験学習による自己理解の深化 |
| 8 | ネガティブな出来事をヒントにする | 情動知能・メタ認知による価値発見 |
| 9 | 「可能性」を感じることをやってみる | 成長マインドセットの促進 |
| 10 | 「いいな」「面白そう」という直感を大切にする | 直感的思考・創造性の育成 |
1.2 心理学に基づく自己探索の方法
自己探索を支える心理学的な手法として、以下のような多様なアプローチが整理されています。
- 自己探索(Self-Discovery):VIA強み診断や感情日記を活用し、興味や価値観の源を探る。
- 他者との対話(Dialogue):「ナラティヴ・アプローチ」や「鏡質問」を用いて、他者の視点から自分を再発見する。
- 体験的探索(Experiential Exploration):デザイン思考のように小さく試す行動(プロトタイプ行動)を通して自己理解を深める。
- 価値観の明確化(Values Clarification):「時間もお金も無限なら何をするか?」などの問いで価値を言語化する。
- 未来志向(Future Orientation):「3年後の理想の自分」を描く「ベストポッシブルセルフ法」などを活用する。
- 身体と感情からのアプローチ(Embodied Approach):「ワクワク」など身体感覚に注意を向け、瞑想やウォーキングで内なる声を聴く。
- 創造的表現(Creative Expression):絵や詩、ビジョンボードなど、非言語的な表現で自分らしさを可視化する。
1.3 深層的アプローチ
より深い自己理解を促す方法として、以下の10の観点が挙げられています。
- 人生のライフテーマを探す
- 他者への貢献や社会的意義から目的を考える
- 「もし人生があと3年なら何を残すか」と問う
- 偶然(セレンディピティ)を活かす
- 多様な役割やアイデンティティを試す
- 無意識・夢・想像を通して自己を探る
- 関係性やシステム思考から意味を見出す
- 逆境から使命を見つける
- 自然との対話を通じて内面を映す
- AIやアートとの協働的探究を行う
1.4 核心的メッセージ
これらの全体を貫く考え方は、
「やりたいことは“見つける”ものではなく、“育てていく”もの」
という視点です。小さな興味を行動の中で育てることで、自分だけの目的が形づくられます。
講座で学ぶメリット
知るだけでなく、実際に実践できる専門家を育てます。磨くのは、技法の前にある人間性のスキルです。
🧭 自己発見を支える対話
興味・強み・価値を引き出す質問を、ペアワークで練習します。
🎓 探究学習にも使える
教育やキャリア支援で使える、内省と対話の進め方を学びます。
🌱 自分自身の探究にも
講座の中で、自分のやりたいことも深まります。
- 傾聴だけでなく、質問・提案・フィードバック・伝え方まで。ペアワークとロールプレイ中心の実践型で、通信講座ではありません。
- 相手や状況に合わせて関わり方を変えるアダプティブな視点と、その人の物語を大切にするナラティヴな視点を学びます。
- アダム・グラントの「才能の科学」が示すように、才能は生まれつきだけで決まらず、関わり方と練習で伸びていきます。学びはチームのエンゲージメントづくりにもつながります。
- 落とさない・潰さない方針。再受講制度とフォローアップで、身につくまで学べます。出会いや学び合いといった、お金だけでは得られない価値も大切にしています。
- 民間資格として新しい研究を先取りし、国家資格(キャリアコンサルタント・公認心理師など)と組み合わせることで支援の幅が広がります。
やりたいことの見つけ方を実践で学べる講座
日程・料金・申込方法は、各講座の公式ページをご確認ください。
参加の流れ
- 無料診断で自分に合う講座を知るおすすめ講座診断(無料)で、関心や目的に合う講座を確認します
- 講座ページで日程を確認して申し込む日程・料金・申込方法は各講座の公式ページが最新です
- 実践型の講座に参加するオンラインでも、ペアワーク・ロールプレイ中心で体験しながら学びます
- 職場や日常で試す「時間を忘れたこと」を3つ書き、そのうち1つを小さく試してみます
- 資格取得・学び直し再受講制度とフォローアップで、「できる」まで続けられます
よくある質問
やりたいことが見つからないのはおかしいですか?
どうやって見つければよいですか?
興味・強み・価値とは?
やりたいことが決まるまで動かないほうがよいですか?
探究学習とどう関係しますか?
大人になってからでも見つかりますか?
コーチングはどう役立ちますか?
どの講座で学べますか?
この分野を講座で学ぶと、何ができるようになりますか?
民間資格でも役に立ちますか?
動いて、ふり返って、やりたいことを育てる
心に聴く、心に響く、心に効く。やりたいことの見つけ方を「知っている」から「できる」へ。
投稿者プロフィール

-
専門監修:一般社団法人コーチング心理学協会
公式:https://www.coaching-psych.com/
イベント:https://www.coaching-psych.com/event/
対人支援のプロフェッショナルを育む、ウェルビーイング向上を目指す、エビデンス・ナラティヴなど科学的・学術的なアプローチベースの実践機関。
一般社団法人コーチング心理学協会とは、心理学を学術的な基盤に、エビデンス(科学)・ナラティヴ(物語)・アダプティブ(適応)を重視して、コーチングを専門的実践として普及・発展させる日本の専門機関です。『コーチング心理学ガイドブック』(北大路書房、2023年)の監訳に携わり、これまでに1万人以上が講座を受講しています。
【協会概要】
コーチングを単なるスキルやテクニックとしてではなく、心理学という学術的基盤、ナラティヴ(物語)に根差した専門的実践(Professional Practice)として捉え、その普及と発展を目指す専門機関。認知行動療法、解決志向アプローチ、ナラティヴ・セラピー、ポジティブ心理学といった信頼性の高い心理学理論をコーチングに応用し、質の高い対話を通じて人々の成長と問題解決を支援する専門家の育成に注力しています。これまで、1万人以上の方に受講頂いている実績がある。学校法人、企業法人など幅広い層に対してい研修会、ワークショップを実施している。
【ミッションとビジョン】
ミッション: コーチング心理学に基づくエビデンスベース(科学的根拠に基づく)のアプローチを社会に普及させ、対人支援の専門性を高めること。
ビジョン: 一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造する。
【主な活動内容】
資格認定講座の開催: 専門性と実践力を証明する独自の認定資格講座を体系的に提供。
専門ワークショップの実施: 特定のテーマ(ナラティヴ、認知行動など)を深く掘り下げる、実践的なワークショップを随時開催。
書籍の出版・監修: 『コーチング心理学ハンドブック』など、専門知識を社会に広めるための出版活動。
法人・団体向け研修: 企業や教育機関、医療・福祉施設など、各組織のニーズに合わせた専門的な対話力・コーチング研修を企画・提供。
■ 活動の方針
・「知っている」だけでなく、実際に「できる」専門家を育てます。
・技法の習得にとどまらず、聴く・問う・承認する・伝えるといった人間性のスキルを磨きます。
・参加型・対話型の講座で、自分の考えをアウトプットし、参加者同士で気づきを深めます。
・「落とさない・潰さない」を大切にし、再受講制度やフォローアップで、挫折しない/させない学びを支えます。
・すべての人に、コーチングやカウンセリングのマインドと技術を持ってもらうことを目指しています。
■ ビジョン
一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造すること。
■ 合言葉
心に聴く、心に響く、心に効く
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