音楽とウェルビーイングを心理学から探究する「ポジティブ音楽心理学大全ガイド」を公開
音楽とウェルビーイングを心理学から探究する
「ポジティブ音楽心理学大全ガイド」を公開ポジティブ音楽心理学とは/音楽がこころに与える影響/CHEERモデルの5要素/応援・合唱・コーチングでの活かし方/具体例
「知っている」だけでなく「できる」に。音楽を「ただ聴く」だけでなく、気持ちの整え方や、チーム・家族・仲間を励ます場づくりに活かせる人を育てています。
土台にあるのは人間性のスキル。相手の気持ちをそのまま受け止め、「一人ではない」と感じられる関わりをつくる。音楽はそのきっかけになり、土台は人と人との温かな関係です。
- 音楽とこころの関係がわかる
- CHEERモデルの5要素
- 具体例3つ
- 今日からできること
- 講座で実践
ひとことで言うと
- ポジティブ音楽心理学とは、音楽心理学・ポジティブ心理学・コーチング心理学の知見をもとに、音楽が感情・希望・自信・つながり・行動にどう影響するかを探り、生活を豊かにすることに活かす考え方です。
- 「ポジティブ音楽心理学大全ガイド」は、一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会「音楽とこころの科学研究所」が公開した総合サイトで、感情・歌詞・応援・合唱・音楽療法・発達特性・AI作曲などを横断して紹介しています。
- 中心のメッセージは「聴く音楽から、励まし合う音楽へ」。一人で聴く体験だけでなく、歌う・声を合わせる・誰かを応援する・チームで共有することまでを扱います。
- 独自の実務モデル「CHEERモデル」は、つながり・希望・感情・効力感・リズムと共鳴の5要素で、人と集団を勇気づける音楽の働きを整理したものです。
- 一般社団法人コーチング心理学協会の講座は民間資格ですが、新しい研究や時代のニーズを先取りして独自に研究・実践しています。キャリアコンサルタントや公認心理師などの国家資格と組み合わせると相乗効果(シナジー)が生まれます。
監修:一般社団法人コーチング心理学協会|最終更新日:2026年10月7日
60秒でわかる ポジティブ音楽心理学(音楽とウェルビーイング)
| 一言で | 音楽が人の気持ち・希望・つながりに与える影響を心理学から探り、日常や支援に活かす考え方 |
|---|---|
| 特徴 | 一人で聴く音楽だけでなく、歌う・応援する・合唱するなど「人と人との間の音楽」を大切にする |
| CHEERモデル | C つながり/H 希望/E 感情/E 効力感(自分にも・私たちにもできそう)/R リズムと共鳴 |
| 向いている場面 | 気分のセルフケア、部活動やスポーツの応援、合唱、チームづくり、教育、コーチング |
| 注意点 | 音楽の好みや受け止め方は人それぞれ。押しつけず、相手が心地よいと感じる選び方を大切にする |
人と集団を勇気づける「CHEERモデル」の5要素
応援団や合唱団での実体験を出発点に、コーチング心理学・ポジティブ心理学の考え方を音楽の場面に応用したモデルです。
「一人ではない」「自分も集団の一員だ」と感じられること。
未来の可能性と、そこへ進む道筋を感じられること。
いまの気持ちや困難が、否定されずに受け止められること。
「自分にもできそう」「私たちならできそう」と感じられること。
手拍子・反復・体の動きなどを通して、心と体がそろっていくこと。
*CHEERモデルは実務のための整理の枠組みです。各要素は既存の心理学研究を参照していますが、モデルそのものの効果はまだ検証されていません。
具体例でわかる ポジティブ音楽心理学(音楽とウェルビーイング)
「状況 → 関わり → 変化」の流れで、身近な場面に置きかえてみましょう。
スポーツ・部活動の場面
- 状況
- 大事な試合を前に、緊張で動きがかたくなっているチーム
- 関わり
- 指導者がチームソングを一緒に歌う時間をつくり、「この歌で思い出す、いちばんいいプレーは?」と問いかける
- 変化
- 声と手拍子がそろうことで一体感が生まれ、「私たちならできそう」という気持ちで試合に向かえる
職場の場面
- 状況
- 繁忙期が続き、チームの雰囲気が沈みがちな部署
- 関わり
- 上司が朝のミーティングで、メンバーが選んだ「元気が出る1曲」を紹介し合う時間を設ける
- 変化
- 互いの好みや大切にしていることを知るきっかけになり、会話が増えてつながりを感じやすくなる
セルフケアの場面
- 状況
- 落ち込んだとき、つい悲しい曲ばかり聴いてしまう若手社員
- 関わり
- コーチが、まず今の気持ちに合う曲で気持ちを受け止め、その後に少し前向きな曲へ移る聴き方を一緒に考える
- 変化
- 気持ちを否定せずに整える方法がわかり、自分で気分を切り替える工夫ができるようになる
会話の例
コーチ気持ちが沈んだとき、どんな音楽を聴いていますか?
相談者なぜか悲しい曲を聴いてしまうんです。よくないですよね。
コーチ今の気持ちに寄り添う曲を選ぶのは、自然なことですよ。聴き終わったあと、少し気持ちが軽くなる曲はありますか?
相談者学生のころ、みんなで歌った応援歌です。思い出すと力が湧いてきます。
今日からできる3つのステップ
- 「元気が出る1曲」を書き出すその曲を聴くと、どんな気持ちや場面を思い出すかも一緒にメモします。
- 気持ちに合わせて聴く順番を工夫する今の気持ちに寄り添う曲から、少しずつ前向きな曲へ移ってみます。
- 誰かと音楽を共有してみる家族や同僚と好きな曲を紹介し合い、感じたことを言葉にしてみます。
研究からわかっていること(やさしく言うと)
数字ではなく、効果の大きさの目安を小中高の3段階で示します。
| 取り組み・テーマ | 期待できること | 効果の目安 |
|---|---|---|
| 好きな音楽を聴くこと | 気分の改善、ストレスの軽減 | 小〜中 |
| 合唱など声を合わせる活動 | 一体感・所属感、前向きな気持ち | 小〜中 |
| 音楽を取り入れた支援・療法的な関わり | 気分や生活の質の改善 | 小〜中 |
| 応援や励ましの言葉かけ | 「できそう」という感覚(効力感)、意欲 | 小 |
*研究によって結果に幅があり、人や状況によって変わります。効果を約束するものではありません。
教訓と現場での活かし方
研究では、音楽を聴く・歌う・合唱する活動に、気分やつながりの感覚への小〜中程度のよい変化が見られることがあると報告されています。ただし、音楽の好みや受け止め方は人によって大きく異なり、効果にも幅があります。教訓は、音楽の力は「どの曲か」だけでなく、誰と、どんな気持ちで共有するかによって変わるということです。現場では、音楽を押しつけずに相手の選んだ曲や思い出を大切にし、問いかけや承認と組み合わせて、気持ちの受け止めと前向きな一歩をつなぐ道具として活かしましょう。
https://www.psychology-music.com/
音楽とウェルビーイングを心理学から探究する「ポジティブ音楽心理学大全ガイド」を公開
感情,歌詞,応援,合唱,コーチング、音楽療法,心理療法,発達特性,AI作曲を横断。
無料診断・心理ツールと独自の「CHEERモデル」も提供
一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会「音楽とこころの科学研究所」は、生活を豊かにするための音楽とウェルビーイングの関係を心理学の視点から探究する総合サイト「ポジティブ音楽心理学大全ガイド」を公開しました。
サイトURL:
https://www.psychology-music.com/
本サイトでは、音楽心理学、ポジティブ心理学、コーチング心理学などの知見をもとに、音楽が人の感情、希望、勇気、自己効力感、つながり、行動にどのような影響を与えるのかを、研究と実践の両面からわかりやすく紹介します。
中心となるメッセージは、
「聴く音楽から、励まし合う音楽へ」です。
音楽を一人で聴く体験だけでなく、歌うこと、声を合わせること、誰かを応援すること、チームで共有することまでを対象とし、人と人との間で音楽が果たす役割を探究していきます。
音楽とこころの関係を15カテゴリーで紹介
「ポジティブ音楽心理学大全ガイド」では、音楽と心理学に関するテーマを、次の15カテゴリーに整理しています。
- 音楽心理学の基礎
- 感情と音楽
- 感情調整とセルフケア
- ウェルビーイングと音楽
- 歌詞の心理学
- 応援の心理学
- 応援歌の歌詞研究
- 合唱の心理学
- チーム・組織と音楽
- スポーツ・運動と音楽
- 教育・発達と音楽
- コーチングと音楽
- AIと音楽制作
- 研究とエビデンス
- 実践と専門機関
- 発達特性(発達障害支援)と音楽
- 歌詞のテキスト分析
「悲しいときに、なぜ悲しい曲を聴きたくなるのか」「応援はなぜ人に力を与えるのか」「一緒に歌うと、なぜ一体感が生まれるのか」といった身近な疑問を、心理学研究に基づいて解説します。
また、PERMA、感情調整、希望理論、自己効力感、所属感、心理的安全性など、ウェルビーイングに関わる心理学の考え方と音楽との接点も紹介しています。
独自の実務モデル「CHEERモデル」を公開

本サイトでは、人と集団を勇気づける音楽の働きを整理した「CHEERモデル」を提案しています。
CHEERモデルは、応援団や合唱団における実体験を出発点として、コーチング心理学・ポジティブ心理学の概念を音楽場面に応用した実務モデルです。
CHEERは、次の5つの要素で構成されています。
- C:Connection/つながり
「一人ではない」「自分も集団の一員である」と感じられること - H:Hope/希望
未来の可能性と、そこへ進む道筋を感じられること - E:Emotion/感情
現在の気持ちや困難が、否定されずに受け止められること - E:Efficacy/自己効力感・集団効力感
「自分にもできそうだ」「私たちならできそうだ」と感じられること - R:Rhythm/Resonance(リズム・共鳴)
リズム、手拍子、反復、身体動作などを通して、心身が同調すること
このモデルは、応援歌やチームソングの制作、合唱活動、スポーツ支援、教育、組織づくり、コーチングなどへの活用を想定しています。
なお、CHEERモデルそのものの有効性を検証した研究は現時点では行われていません。各要素については、既存の心理学研究を参照し、根拠と限界を区別して提示しています。
コンテンツ一覧
講座で学ぶメリット
知るだけでなく、実際に実践できる専門家を育てます。磨くのは、技法の前にある人間性のスキルです。
🎵 感情と向き合う対話を練習
音楽や思い出を手がかりに、相手の気持ちを受け止め、言葉にしてもらう問いかけを学べます。
🌈 ポジティブ心理学の枠組みで整理
希望・効力感・つながりなど、ウェルビーイングの考え方を日常や支援に活かす視点が身につきます。
🤝 チームや集団を励ます場づくり
1on1だけでなく、チームや仲間どうしで励まし合う関わり方を実践的に学べます。
- 傾聴だけでなく、質問・提案・フィードバック・伝え方まで。ペアワークとロールプレイ中心の実践型で、通信講座ではありません。
- 国際的な機関・研究者と連携し『コーチング心理学ガイドブック』などを監修・監訳してきた知見をもとに、海外の手法をそのまま当てはめず、相手や状況に合わせるアダプティブな視点と、その人の物語を大切にするナラティヴな視点で学びます。
- アダム・グラントの「才能の科学」が示すように、才能は生まれつきだけで決まらず、関わり方と練習で伸びていきます。学びはチームのエンゲージメントづくりにもつながります。
- 落とさない・潰さない方針。再受講制度とフォローアップで、身につくまで学べます。出会いや学び合いといった、お金だけでは得られない価値も大切にしています。
- 民間資格として新しい研究を先取りし、国家資格(キャリアコンサルタント・公認心理師など)と組み合わせることで支援の幅が広がります。
「音楽とウェルビーイング」を実践で学べる講座
開催日程・料金・お申し込み方法は、講座・イベント一覧(イベントサイト)や各講座のページで最新の情報をご確認ください。
参加の流れ
- 無料診断で自分に合う講座を知るおすすめ講座診断(無料)で、関心や目的に合う講座を確認します
- イベントサイトで日程を確認して申し込む開催日程・料金・申込方法は講座・イベント一覧と各講座のページが最新です
- 実践型の講座に参加するオンラインでも、ペアワーク・ロールプレイ中心で体験しながら学びます
- 職場や日常で試す今週、「元気が出る1曲」とその曲にまつわる思い出を書き出し、家族や同僚と1曲ずつ紹介し合ってみます
- 資格取得・学び直し再受講制度とフォローアップで、「できる」まで続けられます
法人・団体のみなさまへ
管理職研修・1on1研修・チームづくりなど、組織に合わせた研修も行っています。法人・団体研修/研修おすすめ診断(無料)
よくある質問
ポジティブ音楽心理学とは何ですか?
「ポジティブ音楽心理学大全ガイド」では何がわかりますか?
CHEERモデルとは何ですか?
CHEERモデルには科学的な根拠がありますか?
悲しいときに悲しい曲を聴くのはよくないですか?
音楽はコーチングにどう活かせますか?
音楽が苦手でも取り入れられますか?
講座の日程はどこで確認できますか?
この分野を講座で学ぶと、何ができるようになりますか?
民間資格でも役に立ちますか?
音楽の力で、励まし合える毎日を
心に聴く、心に響く、心に効く。「音楽とウェルビーイング」を「知っている」から「できる」へ。
投稿者プロフィール

-
専門監修:一般社団法人コーチング心理学協会
公式:https://www.coaching-psych.com/
イベント:https://www.coaching-psych.com/event/
対人支援のプロフェッショナルを育む、ウェルビーイング向上を目指す、エビデンス・ナラティヴなど科学的・学術的なアプローチベースの実践機関。
一般社団法人コーチング心理学協会とは、心理学を学術的な基盤に、エビデンス(科学)・ナラティヴ(物語)・アダプティブ(適応)を重視して、コーチングを専門的実践として普及・発展させる日本の専門機関です。『コーチング心理学ガイドブック』(北大路書房、2023年)の監訳に携わり、これまでに1万人以上が講座を受講しています。
【協会概要】
コーチングを単なるスキルやテクニックとしてではなく、心理学という学術的基盤、ナラティヴ(物語)に根差した専門的実践(Professional Practice)として捉え、その普及と発展を目指す専門機関。認知行動療法、解決志向アプローチ、ナラティヴ・セラピー、ポジティブ心理学といった信頼性の高い心理学理論をコーチングに応用し、質の高い対話を通じて人々の成長と問題解決を支援する専門家の育成に注力しています。これまで、1万人以上の方に受講頂いている実績がある。学校法人、企業法人など幅広い層に対してい研修会、ワークショップを実施している。
【ミッションとビジョン】
ミッション: コーチング心理学に基づくエビデンスベース(科学的根拠に基づく)のアプローチを社会に普及させ、対人支援の専門性を高めること。
ビジョン: 一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造する。
【主な活動内容】
資格認定講座の開催: 専門性と実践力を証明する独自の認定資格講座を体系的に提供。
専門ワークショップの実施: 特定のテーマ(ナラティヴ、認知行動など)を深く掘り下げる、実践的なワークショップを随時開催。
書籍の出版・監修: 『コーチング心理学ハンドブック』など、専門知識を社会に広めるための出版活動。
法人・団体向け研修: 企業や教育機関、医療・福祉施設など、各組織のニーズに合わせた専門的な対話力・コーチング研修を企画・提供。
■ 活動の方針
・「知っている」だけでなく、実際に「できる」専門家を育てます。
・技法の習得にとどまらず、聴く・問う・承認する・伝えるといった人間性のスキルを磨きます。
・参加型・対話型の講座で、自分の考えをアウトプットし、参加者同士で気づきを深めます。
・「落とさない・潰さない」を大切にし、再受講制度やフォローアップで、挫折しない/させない学びを支えます。
・すべての人に、コーチングやカウンセリングのマインドと技術を持ってもらうことを目指しています。
■ ビジョン
一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造すること。
■ 合言葉
心に聴く、心に響く、心に効く
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