コーチングスクールとコーチング心理学協会の違い
コーチングスクールとコーチング心理学協会の違い
研究にもとづく学びの特徴一般的なコーチングスクールとの違い・協会の考え方・学びの特徴・選び方
「知っている」だけでなく「できる」に。特定の型を教えるだけでなく、研究にもとづいて「できる」まで実践できる専門家を育てています。
土台にあるのは人間性のスキル。一つの正解を押しつけず、相手や場面に合わせて関わり方を選べる、しなやかな姿勢を大切にしています。
- 国際性
- エビデンス
- 信頼性
- アダプティブ/ナラティヴ
- 講座で実践
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ひとことで言うと
- 多くのコーチングスクールは、独自に定めた「コーチングの定義」と型を教え、コーチを育成します。
- 一般社団法人コーチング心理学協会は、コーチング心理学の研究と実践を出発点に、特定の型にとらわれず、研究にもとづく多様なアプローチを学べる場をつくっています。
- 協会の3本柱は国際性(国際的な研究者・機関との連携と監修・監訳)・エビデンス(研究にもとづくアプローチ)・信頼性(根拠と限界を同じ基準で示す)です。
- 相手や場面に合わせて関わり方を選ぶアダプティブな視点と、その人の物語を大切にするナラティヴな視点を重視しています。
- 一般社団法人コーチング心理学協会の講座は民間資格ですが、新しい研究や時代のニーズを先取りして独自に研究・実践しています。キャリアコンサルタントや公認心理師などの国家資格と組み合わせると相乗効果(シナジー)が生まれます。
監修:一般社団法人コーチング心理学協会|最終更新日:2026年10月7日
60秒でわかる コーチング心理学協会の特徴
| 一般的なスクール | 独自の定義と型を教え、コーチを育成する |
|---|---|
| コーチング心理学協会 | 研究を出発点に、多様なアプローチを統合して学ぶ |
| 3本柱 | 国際性・エビデンス・信頼性 |
| 重視する視点 | アダプティブ(相手に合わせる)・ナラティヴ(物語を大切にする) |
| 選び方の軸 | 知名度より、研究にもとづく技法を現場で使える実用性 |
学びの特徴を比べる
| 観点 | コーチング心理学協会 | 一般的なコーチングスクール |
|---|---|---|
| 出発点 | コーチング心理学の研究と実践 | スクール独自の定義と型 |
| 学ぶ内容 | 解決志向・認知行動・ナラティヴ・ポジティブ心理学などを統合 | スクールの型を中心に学ぶ |
| 根拠 | 研究の根拠と限界を同じ基準で示す | スクールによってさまざま |
| 関わり方 | 相手や場面に合わせて選ぶ(アダプティブ) | 決まった型で進めることが多い |
*どちらが優れているではなく、特徴の違いです。目的に合わせて選びましょう。
具体例でわかる コーチング心理学協会の特徴
「状況 → 関わり → 変化」の流れで、身近な場面に置きかえてみましょう。
管理職の場面
- 状況
- コーチングスクールで学んだ型が、部下によってはうまくいかない
- 関わり
- コーチング心理学で、部下の性格や状況に合わせて解決志向・認知行動などを使い分ける
- 変化
- 部下一人ひとりに合った関わりができ、1on1が深まる
対人支援職の場面
- 状況
- カウンセリングの資格を持ち、根拠のある方法を学びたい
- 関わり
- 研究にもとづくコーチング心理学を学び、国家資格と組み合わせる
- 変化
- 支援の幅が広がり、相談者の前進を支えられる
コーチの場面
- 状況
- すでにコーチとして活動しているが、科学的な裏づけを深めたい
- 関わり
- コーチング心理学の講座で、理論と研究を学び直す
- 変化
- 自分の実践を根拠をもって説明できるようになる
今日からできる3つのステップ
- 学ぶ目的を一言で書く「部下育成」「支援の幅」「独立」など、目的をはっきりさせます。
- 比較ガイドで違いを確かめるコーチング資格 比較ガイドで、特徴の違いを比べます。
- おすすめ講座診断を使う無料診断で、自分に合う講座を確認します。
研究からわかっていること(やさしく言うと)
数字ではなく、効果の大きさの目安を小中高の3段階で示します。
| 取り組み・テーマ | 期待できること | 効果の目安 |
|---|---|---|
| 職場でのコーチング | 目標に向けた行動、パフォーマンス、ウェルビーイング | 中 |
| 心理学の理論にもとづくコーチング | 効果を確かめやすく、再現性を高めやすい | 小〜中 |
| 相手に合わせた(個別化した)関わり | 効果を高める可能性(研究は発展途上) | 小〜中 |
| マネジャーへのコーチング研修 | コーチングスキル、部下との関係の改善 | 小〜中 |
*研究によって結果に幅があり、人や状況によって変わります。効果を約束するものではありません。
教訓と現場での活かし方
研究では、コーチングは目標達成やウェルビーイングに役立つことが示されています。一方、どの「型」が最もよいかは一律には決まらず、相手や場面に合わせて方法を選ぶことが大切だと考えられています。協会は、その選択を支える研究と実践の両方を学べる場を目指しています。
以前にサイコロジカルコーチングの講座を開いたときに、受講者の方から「コーチング心理学協会様では、『コーチング』をどのように定義していますか?」と質問をされたことがありました。
その質問者様は、大手コーチングファームのコーチでした。また、そのコーチングファームでは、コーチングサービスのみならずコーチングスクールの運営も事業として行っております。コーチングの教育機関であれば、当然ながらコーチングの定義をお持ちなのは当然かと思います。しかし、我々、コーチング心理学協会には、『コーチングとは●●である』といった定義がございません。
そこにコーチングスクールと当協会の明確な違いがあります。
コーチング心理学協会のコーチングの定義
対して、我々はコーチング心理学を研究している機関であり、コーチングを育成する機関ではありません。そのため、「コーチング」の定義について明確に定義を定めているわけではないのです。なぜコーチング心理学を研究しているからコーチングの定義を定めないのか?と疑問を思う方もいるでしょう。
まずは、コーチングスクールがどんなものかをお尻下さい。
1.コーチングスクールとは?
コーチングスクールとは、プロ・コーチを育成する機関です。コーチングの場合、教師や教員のように国家資格のようなものがなければ、書籍と実践で勉強をするしかありません。しかし、独学では限界があるため、民間のコーチング・スクールなどに通い認定資格を取り、コーチとして独立・起業を行うのが今の流れでしょう。
そんな「コーチとして起業をしたい」という方のニーズにこたえて、コーチングのノウハウや手法を教えて、認定資格を与えて、独立・起業を支援しているのがコーチング・スクールです。料金は高めに思えるかもしれませんが、コーチング・スクールの多くは民間企業なので、営利を目的にしているからです。
コーチングの定義はコーチングスクールによってだいぶ異なる
各コーチング団体によって、コーチングの定義が様々だということです。
例えば、コーチングを「格闘技」として考えてみてください。格闘技を学びたいといっても、どのようなジャンルの格闘技を学ぶかによってだいぶ異なります。空手なのか、テコンドーなのか。そして、そのジャンルも細分化されています。
例えば、空手にも、●●流、●●流といった流派があるようにです。
コーチングも同じです。各団体の「流派」がコーチングの定義になっています。
コーチングは、様々なところで応用が効き、万能なツールですが、一方で定義や意味を確立させにくい側面があります。そのため、各団体が独自で「コーチング」を定義しやすいのです。
もちろん、批判しているわけではありません。
逆に、各コーチング・スクールは、コーチングの定義を持つべきです。もしも、「コーチングを行います」と掲げても、そのコーチングがどんなものかを説明できなければ、お客様は混乱してしまいます。
様々な「コーチング」を研究する機関
では、なぜコーチング心理学協会が、コーチングの定義を持たないのかというと、我々は様々なジャンルの「コーチング」を客観的な立場から研究をしている立場だからです。これは立場の違いです。
クライエントの話を「聴く」に徹したカウンセリング寄りのコーチングから積極的にクライエントに提案をするコンサルティング型のコーチングまであります。他にもティーチングを応用したコーチングもあります。その事業が得意とするセミナーや講座を行い、その後の個別フォローの中でコーチングを取り入れるケースなども最近は出てきましたね。
国内外に問わずコーチングの共通性や違い、効果、超短所などを研究と実践をすることを事業の主目的としているからです。そのため、「コーチング」そのものの定義を固めることもできなければ、ひとつのコーチング団体に傾倒することもできない立場なのです。
2.コーチング心理学とは何か?
コーチングの定義が多様化しやすい一方で、コーチング心理学の定義は明確です。
その理由は、コーチング心理学の立ち位置が、社会心理学、学習心理学、人間発達心理学、組織心理学などの心理学の諸分野に実存主義と現象学的哲学をあげた学術体系だからです。そのため、コーチングスクールやプロ・コーチが定めるのではなく、学会が定めております。
以下、コーチング心理学の定義です。
コーチング心理学は既存の成人学習理論と子供の学習理論、および心理学研究法に基づくコーチングモデルを援用し、個人生活や職場での幸福(well-being)とパフォーマンスを高めるものである
Grant&Palmer 2002年の発表コーチング心理学はポジティブ心理学の応用分野であり、確立された心理学研究法に基づき、それを発展させたものである。コーチング心理学は、行動科学を体系的に応用することで、臨床的に重大な心理的健康の問題をもたず、特別な苦悩の水準にない個人の生活経験、集団、組織のパフォーマンスを高め、よい状態に保つことに資する
Australian Psychology Society コーチング心理学入門 2007引用:コーチング心理学概論 単行本西垣 悦代、堀 正、 原口 佳典 – 2015/9/20
3.サイコロジストの育成機関
もしもコーチング・スクールがプロ・コーチ育成するための事業であるならば、コーチング心理学協会は、「サイコロジスト」を育成だといっても過言ではないでしょう。
サイコロジストとは、心理学の理論を理解して実践と実証研究ができる専門家を指します。
実際に、欧米では、このサイコロジストとプロ・コーチの専門資格を持ち活躍しているコーチもおります。もちろん、サイコロジストの資格とコーチの資格は併用ができますが、サイコロジストは、「コーチ」という職種に限らず、教育、医療、福祉、介護、組織などで他者支援が必要な場面で活用することができます。
そのため、クライエントにはコーチとしてではなく、心理学の専門家として接することになるでしょう。
講座で学ぶメリット
知るだけでなく、実際に実践できる専門家を育てます。磨くのは、技法の前にある人間性のスキルです。
🌏 国際性
国際的な研究者・機関と連携し、『コーチング心理学ガイドブック』などを監修・監訳しています。
🔬 エビデンス
研究の蓄積がある心理学的アプローチを、根拠と限界の両方とともに学べます。
🤝 信頼性
落とさない・潰さない方針と再受講制度で、「できる」まで学び続けられます。
- 傾聴だけでなく、質問・提案・フィードバック・伝え方まで。ペアワークとロールプレイ中心の実践型で、通信講座ではありません。
- 相手や状況に合わせて関わり方を変えるアダプティブな視点と、その人の物語を大切にするナラティヴな視点を学びます。
- アダム・グラントの「才能の科学」が示すように、才能は生まれつきだけで決まらず、関わり方と練習で伸びていきます。学びはチームのエンゲージメントづくりにもつながります。
- 落とさない・潰さない方針。再受講制度とフォローアップで、身につくまで学べます。出会いや学び合いといった、お金だけでは得られない価値も大切にしています。
- 民間資格として新しい研究を先取りし、国家資格(キャリアコンサルタント・公認心理師など)と組み合わせることで支援の幅が広がります。
コーチング心理学協会の特徴を実践で学べる講座
日程・料金・申込方法は、各講座の公式ページをご確認ください。
参加の流れ
- 無料診断で自分に合う講座を知るおすすめ講座診断(無料)で、関心や目的に合う講座を確認します
- 講座ページで日程を確認して申し込む日程・料金・申込方法は各講座の公式ページが最新です
- 実践型の講座に参加するオンラインでも、ペアワーク・ロールプレイ中心で体験しながら学びます
- 職場や日常で試す学ぶ目的を一言で書き、比較ガイドで特徴を比べてみます
- 資格取得・学び直し再受講制度とフォローアップで、「できる」まで続けられます
法人・団体のみなさまへ
管理職研修・1on1研修・チームづくりなど、組織に合わせた研修も行っています。法人・団体研修/研修おすすめ診断(無料)
よくある質問
コーチングスクールとの一番の違いは?
協会にはコーチングの定義がないのですか?
協会の3本柱とは?
アダプティブ・ナラティヴとは?
資格は取れますか?
国家資格と組み合わせられますか?
どう選べばよいですか?
どの講座から始めればよいですか?
この分野を講座で学ぶと、何ができるようになりますか?
民間資格でも役に立ちますか?
型ではなく、科学と実践から学ぶ
心に聴く、心に響く、心に効く。コーチング心理学協会の特徴を「知っている」から「できる」へ。
投稿者プロフィール

-
- 【専門監修】一般社団法人コーチング心理学協会とは、心理学を科学的な基盤に、わかりやすくエビデンス(科学)・ナラティヴ(物語)・アダプティブ(適応)を重視して、コーチングを専門的実践として普及・発展させる日本の専門機関です。『コーチング心理学ガイドブック』(北大路書房、2023年)の監訳に携わり、これまでに1万人以上が講座を受講しています。
【協会概要】
コーチングを単なるスキルやテクニックとしてではなく、心理学という学術的基盤、ナラティヴ(物語)に根差した専門的実践(Professional Practice)として捉え、その普及と発展を目指す専門機関。認知行動療法、解決志向アプローチ、ナラティヴ・セラピー、ポジティブ心理学といった信頼性の高い心理学理論をコーチングに応用し、質の高い対話を通じて人々の成長と問題解決を支援する専門家の育成に注力しています。これまで、1万人以上の方に受講頂いている実績がある。学校法人、企業法人など幅広い層に対してい研修会、ワークショップを実施している。
【ミッションとビジョン】
ミッション: コーチング心理学に基づくエビデンスベース(科学的根拠に基づく)のアプローチを社会に普及させ、対人支援の専門性を高めること。
ビジョン: 一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造する。
【主な活動内容】
資格認定講座の開催: 専門性と実践力を証明する独自の認定資格講座を体系的に提供。
専門ワークショップの実施: 特定のテーマ(ナラティヴ、認知行動など)を深く掘り下げる、実践的なワークショップを随時開催。
書籍の出版・監修: 『コーチング心理学ハンドブック』など、専門知識を社会に広めるための出版活動。
法人・団体向け研修: 企業や教育機関、医療・福祉施設など、各組織のニーズに合わせた専門的な対話力・コーチング研修を企画・提供。
■ 活動の方針
・「知っている」だけでなく、実際に「できる」専門家を育てます。
・技法の習得にとどまらず、聴く・問う・承認する・伝えるといった人間性のスキルを磨きます。
・参加型・対話型の講座で、自分の考えをアウトプットし、参加者同士で気づきを深めます。
・「落とさない・潰さない」を大切にし、再受講制度やフォローアップで、挫折しない/させない学びを支えます。
・すべての人に、コーチングやカウンセリングのマインドと技術を持ってもらうことを目指しています。
■ ビジョン
一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造すること。
■ 合言葉
心に聴く、心に響く、心に効く
- 【専門監修】一般社団法人コーチング心理学協会とは、心理学を科学的な基盤に、わかりやすくエビデンス(科学)・ナラティヴ(物語)・アダプティブ(適応)を重視して、コーチングを専門的実践として普及・発展させる日本の専門機関です。『コーチング心理学ガイドブック』(北大路書房、2023年)の監訳に携わり、これまでに1万人以上が講座を受講しています。
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