心理的柔軟性を高め価値に基づく行動を支援する「ACT価値観カード・ツール」の開発
ACT価値観カード・ツールの開発
心理的柔軟性を高め、価値に基づく行動を支えるACTの価値観ワークとは・価値と目標の違い・カードワークの5ステップ・具体例・活用場面
「知っている」だけでなく「できる」に。価値観カードを使って、相談者が自分の大切なものを言葉にし、それに沿った小さな行動を選べるよう支える対話が実際にできる人を育てています。
土台にあるのは人間性のスキル。どんな価値観も正解・不正解で裁かず、迷いやつらさも含めて受け止める。そのうえで「本当はどう生きたいか」を一緒に探していきます。
- 価値と目標の違い
- カードワーク5ステップ
- 具体例3つ
- 今日からできること
- 講座で実践
ひとことで言うと
- ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)とは、つらい考えや感情を無理に消そうとせず受け止めながら、自分の大切な価値に沿って行動する力(心理的柔軟性)を育てる心理学的アプローチです。
- 価値観カードは、「誠実さ」「つながり」「挑戦」などの言葉が書かれたカードを選び・並べることで、言葉にしにくい「自分にとって大切なもの」を見える形にするワークです。
- 一般社団法人コーチング心理学協会は、この価値観ワークをデジタル化した「ACT価値観カード・ツール」を開発しました。選んだ価値の重要度をグラフで振り返るなど、気づきを整理しやすくしています。
- セルフコーチング、カウンセリング・コーチングのセッション、企業研修やキャリア支援など、幅広い場面での活用を想定しています。
- 一般社団法人コーチング心理学協会の講座は民間資格ですが、新しい研究や時代のニーズを先取りして独自に研究・実践しています。キャリアコンサルタントや公認心理師などの国家資格と組み合わせると相乗効果(シナジー)が生まれます。
監修:一般社団法人コーチング心理学協会|最終更新日:2026年10月7日
60秒でわかる ACT価値観カードと価値に基づく行動
| 一言で | 迷いやストレスの中でも、自分の大切な価値を手がかりに次の一歩を選ぶためのカードワーク |
|---|---|
| 価値と目標の違い | 目標は「達成したら終わる」もの、価値は「生き方の方向」として続いていくもの(例:資格に合格する=目標、学び続ける=価値) |
| 方法・ステップ | カードを選ぶ → 大切さで並べる → 今の行動と比べる → 価値に沿った小さな行動を決める → 振り返る |
| 向いている人・場面 | 進路や転職に迷うとき、忙しさで自分を見失いそうなとき、チームで大切にしたいことを話し合うとき |
| 注意点 | 「正しい価値」を探すワークではない。選んだ価値で人を評価せず、本人のペースで進める |
価値観カードワークの5ステップ
紙のカードでも、デジタルのツールでも、流れは同じです。
- カードを直感で選ぶたくさんの価値の言葉から、心にひっかかるものを考えすぎずに選びます。
- 大切さの順に並べる選んだカードを「とても大切」「大切」などに分け、上位のいくつかにしぼります。
- 今の生活と比べる上位の価値に、今の時間の使い方や行動がどれくらい沿っているかを点数で振り返ります。
- 価値に沿った小さな行動を決める「つながり」が大切なら「今週、友人に一通連絡する」など、すぐできる行動にします。
- やってみて振り返る行動したときの気持ちを記録し、価値の順番や行動を必要に応じて見直します。
*デジタルツールではグラフや記録機能で、振り返りを続けやすくしています。
具体例でわかる ACT価値観カードと価値に基づく行動
「状況 → 関わり → 変化」の流れで、身近な場面に置きかえてみましょう。
キャリアの場面
- 状況
- 昇進の話を受けるべきか迷い、決められずにいる中堅社員
- 関わり
- コーチが価値観カードで上位の価値を選んでもらい、「どちらの道が『人を育てる』という価値に近いか」を問いかける
- 変化
- 中堅社員が「肩書きより人を育てる役割を大切にしたい」と気づき、自分で納得して選べる
企業研修の場面
- 状況
- メンバー同士の考え方の違いから、会議がぎくしゃくしているチーム
- 関わり
- 研修講師が一人ひとりに価値観カードを選んでもらい、選んだ理由を順番に語り合う時間をつくる
- 変化
- 「慎重さ」と「スピード」がどちらもチームを思う気持ちから来ていると分かり、お互いを尊重した話し合いができるようになる
学校・キャリア支援の場面
- 状況
- 周りの期待に合わせて進路を選びそうになっている学生
- 関わり
- キャリア支援の担当者が、カードで「自分が本当に大切にしたいこと」を選んでもらい、進路の候補と照らし合わせる
- 変化
- 学生が自分の価値を軸に進路を考え始め、保護者とも自分の言葉で話し合えるようになる
会話の例
コーチ選んだカードの中で、いちばん手放したくないものはどれですか?
相談者「学び続けること」ですね。最近は忙しくて、すっかり忘れていました。
コーチその価値に沿った行動を、今週ひとつだけ選ぶとしたら何がよさそうですか?
相談者通勤時間に、ずっと読みたかった本を10分だけ読んでみます。
今日からできる3つのステップ
- 大切にしたい言葉を5つ書き出すカードがなくても、「誠実」「健康」「つながり」など思いつく言葉で大丈夫です。
- 上位3つと今週の過ごし方を比べるそれぞれ、今どれくらい大切にできているかを10点満点でつけてみます。
- 点数が低い価値に沿った小さな行動を1つ決める5分〜10分でできることにすると、続けやすくなります。
研究からわかっていること(やさしく言うと)
数字ではなく、効果の大きさの目安を小中高の3段階で示します。
| 取り組み・テーマ | 期待できること | 効果の目安 |
|---|---|---|
| ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の取り組み | 心理的柔軟性、ストレスや気分の改善 | 中 |
| 価値の明確化のワーク | 価値に沿った行動の増加、生活の満足感 | 小〜中 |
| 職場でのACTにもとづく研修 | ストレスの軽減、心の健康 | 小〜中 |
*研究によって結果に幅があり、人や状況によって変わります。効果を約束するものではありません。
教訓と現場での活かし方
研究では、ACTの取り組みには心理的柔軟性やストレスの面で中程度のよい変化が見られることが多く、価値を明確にするワーク単体でも小〜中程度の変化が報告されています。ただし、人や状況によって結果には幅があります。教訓は、迷いやつらさをなくしてから動くのではなく、それを抱えたままでも「大切な方向」に一歩進めるということ。現場では、カードで価値を選ぶだけで終わらせず、必ず「今週できる小さな行動」まで決めて振り返ることが大切です。なお、AI内省プロンプトなどデジタル機能を使うときは、個人情報を入力しない・匿名化する・本人の同意と職場のルールを守ることを心がけましょう。
心理的柔軟性を高め価値に基づく行動を支援する「ACT価値観カード・ツール」の開発
AI内省プロンプトやデータ可視化機能を搭載したコーチング,カウンセリング・企業研修向けの新システム
一般社団法人コーチング心理学協会は、ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の価値観ワークをデジタル化した新しい心理ツール「ACT価値観カード・ツール」を開発しました。本ツールは、ストレスや迷いの中でも自分にとって本当に大切な価値を明確にし、価値に基づいた行動(Valued Action)の選択を支援します。セルフコーチングから企業研修まで幅広い分野で活用できる次世代のシステムです。関連する講座などで,紹介・進呈する予定です。
コーチング・メンタルヘルスにおける「価値に基づく行動」の重要性と本ツールの利点
昨今、企業における人的資本経営の推進や、個人のキャリア形成の多様化を背景に、コーチング市場や組織開発・メンタルヘルス市場は年々拡大を続けています。特に、変化が激しく予測困難な現代社会においては、一時的な感情や思考に振り回されることなく、自身の価値観を明確な指針として行動する「心理的柔軟性」が強く求められています。心理学やコーチングの分野においても、この「価値に基づく行動(Valued Living)」の実践が高い評価を集めています。
しかし、個人の内面にある抽象的な「価値観」を客観的に把握し、実際の行動変容へと結びつけるプロセスは容易ではありません。そこで当協会は、ACTの価値観ワークをもとに、これらの課題を解決する「ACT価値観カード・ツール」を開発いたしました。本ツールは、従来の紙ベースでのカードワークが持っていた直感的な扱いやすさを活かしつつ、デジタル機能の利点を統合することで、自分にとって本当に大切な価値の明確化を強力に後押しします。ストレスや迷いを抱える個人のセルフケアから、対話を通じて組織の活性化を目指す企業まで、拡大する市場の多様なニーズに応える画期的なツールです。
カードワークとデジタル技術を統合した高度な価値探索システム
新たに開発された「ACT価値観カード・ツール」は、従来のアナログなカードワークの枠を超え、デジタル技術を用いたデータ可視化を組み合わせた高度な価値探索システムを備えている点が最大の特徴です。
本ツールを利用することで、自分の価値の明確化、人生の方向性の整理、意味のある行動の選択、そして価値に沿った意思決定といった一連の内省プロセスを、深くかつ効率的に進めることが可能になります。特に重要なのは、カードワークを通じて得られた気づきや直感を視覚化し、客観的なデータとして振り返ることができる点です。
これにより、利用者は漠然とした思考や感情を整理し、「自分にとって何が重要か」を明確な形として認識できるようになります。また、セッションを行うプロのコーチやカウンセラーにとっても、クライアントの心理的変化や価値観の傾向を正確に把握しやすくなり、より質の高い支援を提供するための強力な基盤となります。個人の人生設計にとどまらず、組織開発におけるチームビルディングや相互理解の促進など、実践的な活用において非常に重要な役割を果たします。
多彩な分析機能と幅広い活用分野の詳細
「ACT価値観カード・ツール」には、内省を深め、行動選択や意思決定のプロセスを可視化するための多彩な機能が実装されています。
偶然の気づきを促す「ランダムカード機能」をはじめ、複数の価値観を立体的に分析する「多次元マトリックス分析」、価値観の重要度を数値化して把握する「スケーリンググラフ」、異なる価値観同士の相乗効果を探る「シナジー分析」、そして関心の偏りを色で示す「ヒートマップ表示」など、専門的な分析を直感的に行える機能が充実しています。さらに、最新のAI技術を活用した「AI内省プロンプト」や、未来の視点から現在を見つめ直す「未来からの手紙ワーク」、セッションの記録を保存・分析できる「CSVデータ保存・分析機能」も搭載しており、継続的かつ多角的な価値探索をサポートします。
これらの高度な機能を備えた本ツールは、個人が行うセルフコーチングでの利用はもちろんのこと、プロフェッショナルによるカウンセリングやコーチングセッション、さらには企業のマネジメント層向け研修、組織開発、教育機関におけるキャリア支援など、多岐にわたる分野での活用を想定して設計されています。
概要
-
ACTの価値観ワークをベースにした、実践的な価値探索システム
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カードワークとデータ可視化を組み合わせたデジタル心理ツール
-
自分の価値の明確化、人生の方向性の整理、価値に沿った意思決定を支援
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ランダムカード、多次元マトリックス、スケーリンググラフ、シナジー分析などを搭載
-
AI内省プロンプト、ヒートマップ表示、未来からの手紙ワークで内省を深化
-
CSVデータ保存・分析機能により、継続的な振り返りが可能
-
セルフコーチング、カウンセリング、企業研修、教育・キャリア支援などに幅広く活用可能
-
詳細はこちら: https://www.coaching-psych.com/
会社概要 会社名:一般社団法人コーチング心理学協会 所在地:〒105-0013 東京都港区浜松町2丁目2番15号浜松町ダイヤビル2F
連絡先 一般社団法人コーチング心理学協会
講座で学ぶメリット
知るだけでなく、実際に実践できる専門家を育てます。磨くのは、技法の前にある人間性のスキルです。
🃏 カードやツールを使った対話の練習
価値観カードを使った問いかけを、ペアワークで実際に体験しながら身につけます。
🧠 第3世代の認知行動アプローチを学ぶ
ACTやメタ認知の考え方を、コーチングや研修で使える形で学べます。
🌏 国際的な研究を日本の現場へ
海外で研究が進むACTの知見を、日本の職場や日常に合わせて活かす視点を学べます。
- 傾聴だけでなく、質問・提案・フィードバック・伝え方まで。ペアワークとロールプレイ中心の実践型で、通信講座ではありません。
- 国際的な機関・研究者と連携し『コーチング心理学ガイドブック』などを監修・監訳してきた知見をもとに、海外の手法をそのまま当てはめず、相手や状況に合わせるアダプティブな視点と、その人の物語を大切にするナラティヴな視点で学びます。
- アダム・グラントの「才能の科学」が示すように、才能は生まれつきだけで決まらず、関わり方と練習で伸びていきます。学びはチームのエンゲージメントづくりにもつながります。
- 落とさない・潰さない方針。再受講制度とフォローアップで、身につくまで学べます。出会いや学び合いといった、お金だけでは得られない価値も大切にしています。
- 民間資格として新しい研究を先取りし、国家資格(キャリアコンサルタント・公認心理師など)と組み合わせることで支援の幅が広がります。
「ACTの価値観ワーク」を実践で学べる講座
開催日程・料金・お申し込み方法は、講座・イベント一覧(イベントサイト)や各講座のページで最新の情報をご確認ください。
参加の流れ
- 無料診断で自分に合う講座を知るおすすめ講座診断(無料)で、関心や目的に合う講座を確認します
- イベントサイトで日程を確認して申し込む開催日程・料金・申込方法は講座・イベント一覧と各講座のページが最新です
- 実践型の講座に参加するオンラインでも、ペアワーク・ロールプレイ中心で体験しながら学びます
- 職場や日常で試す大切にしたい価値を5つ書き出し、いちばん点数が低い価値に沿った10分の行動を今週1つ試してみます
- 資格取得・学び直し再受講制度とフォローアップで、「できる」まで続けられます
法人・団体のみなさまへ
管理職研修・1on1研修・チームづくりなど、組織に合わせた研修も行っています。法人・団体研修/研修おすすめ診断(無料)
よくある質問
ACTの価値観カードとは何ですか?
心理的柔軟性とは何ですか?
価値と目標はどう違いますか?
ACT価値観カード・ツールではどんなことができますか?
AIの機能を使うとき、注意することはありますか?
企業研修でも使えますか?
ツールはどこで手に入りますか?
講座の日程はどこで確認できますか?
この分野を講座で学ぶと、何ができるようになりますか?
民間資格でも役に立ちますか?
迷ったときに戻れる「大切なもの」を
心に聴く、心に響く、心に効く。「ACTの価値観ワーク」を「知っている」から「できる」へ。
投稿者プロフィール

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専門監修:一般社団法人コーチング心理学協会
公式:https://www.coaching-psych.com/
イベント:https://www.coaching-psych.com/event/
対人支援のプロフェッショナルを育む、ウェルビーイング向上を目指す、エビデンス・ナラティヴなど科学的・学術的なアプローチベースの実践機関。
一般社団法人コーチング心理学協会とは、心理学を学術的な基盤に、エビデンス(科学)・ナラティヴ(物語)・アダプティブ(適応)を重視して、コーチングを専門的実践として普及・発展させる日本の専門機関です。『コーチング心理学ガイドブック』(北大路書房、2023年)の監訳に携わり、これまでに1万人以上が講座を受講しています。
【協会概要】
コーチングを単なるスキルやテクニックとしてではなく、心理学という学術的基盤、ナラティヴ(物語)に根差した専門的実践(Professional Practice)として捉え、その普及と発展を目指す専門機関。認知行動療法、解決志向アプローチ、ナラティヴ・セラピー、ポジティブ心理学といった信頼性の高い心理学理論をコーチングに応用し、質の高い対話を通じて人々の成長と問題解決を支援する専門家の育成に注力しています。これまで、1万人以上の方に受講頂いている実績がある。学校法人、企業法人など幅広い層に対してい研修会、ワークショップを実施している。
【ミッションとビジョン】
ミッション: コーチング心理学に基づくエビデンスベース(科学的根拠に基づく)のアプローチを社会に普及させ、対人支援の専門性を高めること。
ビジョン: 一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造する。
【主な活動内容】
資格認定講座の開催: 専門性と実践力を証明する独自の認定資格講座を体系的に提供。
専門ワークショップの実施: 特定のテーマ(ナラティヴ、認知行動など)を深く掘り下げる、実践的なワークショップを随時開催。
書籍の出版・監修: 『コーチング心理学ハンドブック』など、専門知識を社会に広めるための出版活動。
法人・団体向け研修: 企業や教育機関、医療・福祉施設など、各組織のニーズに合わせた専門的な対話力・コーチング研修を企画・提供。
■ 活動の方針
・「知っている」だけでなく、実際に「できる」専門家を育てます。
・技法の習得にとどまらず、聴く・問う・承認する・伝えるといった人間性のスキルを磨きます。
・参加型・対話型の講座で、自分の考えをアウトプットし、参加者同士で気づきを深めます。
・「落とさない・潰さない」を大切にし、再受講制度やフォローアップで、挫折しない/させない学びを支えます。
・すべての人に、コーチングやカウンセリングのマインドと技術を持ってもらうことを目指しています。
■ ビジョン
一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造すること。
■ 合言葉
心に聴く、心に響く、心に効く
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