解決志向コーチングのフィードバック(承認・コンプリメント)の種類とは? 子ども・大人も変わる「解決志向のほめ方・伝え方」を徹底解説

🌈 心に聴く、心に響く、心に効く ― 「すごいね」で終わらない、人が変わるほめ方
COMPLIMENT|解決志向コーチング|一般社団法人コーチング心理学協会

コンプリメントとは?
解決志向のほめ方・伝え方の種類とコツ3つの種類・ほめ方との違い・5つのコツ・学校や職場の事例

「知っている」だけでなく「できる」に。相手の中にある力を見つけて言葉にし、自信と行動を引き出せる人を育てています。

土台にあるのは人間性のスキル。評価する人ではなく、相手のがんばりや工夫を「見つける人」になる姿勢が土台です。

  • 3つの種類
  • そのまま使える例文
  • 教育・職場・子育て
  • スケーリング質問と組み合わせ
  • 講座で実践

ひとことで言うと

  • コンプリメントとは、解決志向アプローチで使う相手の強みや工夫、努力を見つけて伝える関わりです。単なる「ほめ言葉」ではなく、相手の中の力に光を当てます。
  • 種類は大きく3つ。①ダイレクト(直接伝える)、②インダイレクト(質問の形で気づかせる)、③セルフ(本人が自分の力を言葉にする)です。
  • コツは、具体的に・事実にもとづき・評価ではなく観察として伝えること。「すごい!」より「〇〇を工夫したんだね」が届きます。
  • スケーリング質問や例外探しと組み合わせると、子どもにも大人にも「自分にもできる」感覚が育ちます。
  • 一般社団法人コーチング心理学協会の講座は民間資格ですが、新しい研究や時代のニーズを先取りして独自に研究・実践しています。キャリアコンサルタントや公認心理師などの国家資格と組み合わせると相乗効果(シナジー)が生まれます。

監修:一般社団法人コーチング心理学協会|最終更新日:2026年10月7日

QUICK GUIDE

60秒でわかる コンプリメント(解決志向のほめ方)

一言で 相手の強み・工夫・努力を見つけて、言葉で伝える解決志向の関わり
ダイレクト 「最後まで説明をやりきったね」と直接伝える
インダイレクト 「どうやってそれができたの?」と質問で気づかせる
セルフ 本人が「自分は〜を工夫できた」と自分の力を言葉にする
5つのコツ 具体的に/観察として/タイミング/相手の言葉を使う/Iメッセージで
VISUAL

「ほめる」とコンプリメントの違い

場面 よくあるほめ方 コンプリメント
テストで点が上がった 「すごいね!」 「毎日10分、見直しを続けたんだね」(ダイレクト)
難しい商談がまとまった 「さすがだね」 「どうやってお客さまの本音を聞き出せたの?」(インダイレクト)
不安な中で登校できた 「えらいね」 「今日、登校できたのは自分のどんな力のおかげだと思う?」(セルフを引き出す)
EXAMPLES

具体例でわかる コンプリメント(解決志向のほめ方)

「状況 → 関わり → 変化」の流れで、身近な場面に置きかえてみましょう。

例1

教育(不登校傾向の中学生)の場面

状況
週に数日しか登校できず、「自分はダメだ」と話す生徒
関わり
先生が「来られた日は、朝どんな工夫をしていたの?」とたずね、本人の工夫を言葉にしてもらう
変化
「前の晩に準備すると行ける」と自分の力に気づき、登校できる日が少しずつ増える
例2

職場(マネジメント)の場面

状況
ミスの指摘ばかりで、チームの雰囲気が暗い
関わり
上司が1on1の最初に「今週うまくいったこと」を聞き、具体的な工夫をコンプリメントする
変化
メンバーが自分の強みを意識し、前向きに改善に取り組むようになる
例3

子育て支援の場面

状況
「子育てに自信がない」と相談する保護者
関わり
支援者が「忙しい中でも、毎晩絵本を読んでいるんですね」と事実を伝え、続けられている理由をたずねる
変化
保護者が自分の力に気づき、子どもへの関わりに余裕が生まれる

会話の例

コーチ先週の会議、うまく進んだと聞きました。どうやってそれができたんですか?

相談者事前に議題を配っておいたんです。

コーチ事前準備で流れをつくったんですね。それはあなたのどんな力だと思いますか?

相談者……先を読んで準備する力、かもしれません。

PRACTICE

今日からできる3つのステップ

  1. 「すごい」を具体的な事実に置きかえる「すごい」と言いたくなったら、何がよかったのかを1つ言葉にします。
  2. 「どうやってできたの?」と聞くうまくいった場面で質問すると、本人が自分の力に気づきます(インダイレクト)。
  3. 1日1回、相手の工夫を見つける家族や同僚の小さな工夫・努力を探して伝えます。
EVIDENCE

研究からわかっていること(やさしく言うと)

数字ではなく、効果の大きさの目安を小中高の3段階で示します。

取り組み・テーマ 期待できること 効果の目安
解決志向アプローチ(ブリーフセラピー・コーチング) 目標に向けた行動、前向きな気持ち、問題の改善 小〜中
努力や工夫など「プロセス」をほめる 挑戦する気持ち、やる気の継続 小〜中
具体的で行動に焦点を当てたフィードバック パフォーマンスの向上(伝え方しだいで逆効果も) 小〜中
職場でのコーチング 目標に向けた行動、パフォーマンス、ウェルビーイング 中

*研究によって結果に幅があり、人や状況によって変わります。効果を約束するものではありません。

教訓と現場での活かし方

ほめることは、どうほめるかで効果が変わります。「頭がいいね」のように能力や人柄をほめるより、努力・工夫・プロセスを具体的に伝えるほうが、次の挑戦につながりやすいといわれます。コンプリメントは、相手を評価するのではなく、相手の中にある解決の力を一緒に見つける関わりです。

📘 詳しい解説(これまでの記事本文)ここから下は、これまで公開してきた解説本文です。表や質問例を、学びや対話の参考にしてください。

解決志向コーチングのフィードバック(承認・コンプリメント)の種類とは?

子どもも大人も変わる「正しいほめ方・伝え方」を徹底解説

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「ほめているのに、なぜか子どもが伸びない」「コンプリメントをしているつもりなのに、うまく伝わらない」——そんな悩みを持つ教師や保護者の方は少なくありません。

実は、ほめ方には種類があります。ただ「すごい!」「えらい!」と声をかけるだけでは、人は本質的には変わりません。大切なのは、解決志向(Solution-Focused Approach)の視点に立った「コンプリメント」の使い方です。

本記事では、解決志向アプローチにおけるコンプリメントの種類・具体例・使い方のコツを、事例を交えながらわかりやすく解説します。支援者・教育者・コーチング実践者の皆さんに向けて、明日からすぐ使える内容です。

 

1.コンプリメントとは何か?解決志向との関係

解決志向のコンプリメントの語源と基本的な意味

「コンプリメント(Compliment)」とは、もともと英語で「称賛・賛辞・ほめ言葉」を意味します。しかし、解決志向アプローチ(SFA:Solution-Focused Approach)における「コンプリメント」は、単なるほめ言葉ではありません。

解決志向アプローチは、1980年代にスティーブ・ド・シェイザーとインスー・キム・バーグを中心に開発された心理療法・コーチングの手法です。「問題の原因を探る」のではなく、「すでにうまくいっていることや強みに注目する」ことが特徴です。

その中でコンプリメントは、クライアント(相手)が気づいていない自分自身の「リソース(資源)」「強み」「例外(うまくいったこと)」に光を当て、それを言語化して伝えるための重要な技法として位置づけられています。

「ほめる」とコンプリメントの違い

一般的な「ほめる」とSFAのコンプリメントの違いを理解することが重要です。

一般的なほめ言葉の例:

「すごいね!」「頑張ったね!」「えらい!」「天才だ!」

SFAコンプリメントの例:

「毎日練習を続けることができているんですね。それはどんな工夫があったからですか?」

一般的なほめ言葉は評価者(ほめる側)が主語になりがちです。一方、SFAのコンプリメントは相手自身の行動・選択・価値観に焦点を当て、相手が主人公となれるよう設計されています。評価するのではなく、「観察して、気づいたことを伝える」のがポイントです。

💡 ポイント:コンプリメントは「あなたはすごい」ではなく「あなたがしたことに気づきました」というメッセージです。

 

2.解決志向のコンプリメントの3つの方法

SFAにおけるコンプリメントは、大きく以下の3つ方法に分類されます。それぞれ目的・使いどころ・効果が異なります。

 

① ダイレクト・コンプリメント(Direct Compliment)

意味・特徴

最も直接的に相手の行動・考え・存在を肯定するコンプリメントです。相手の具体的な行動や努力を観察し、そのまま言語化して伝えます。ただし、「すごい!」などの曖昧な評価ではなく、具体的な事実に基づいて伝えることが重要です。

使い方のポイント

  • 相手の具体的な行動を見て、それを言葉にする
  • 評価的な言葉(「すごい」「えらい」)は使わず、事実を伝える
  • 「〜できている」「〜していますね」という観察の形で伝える

具体例(子どもへの使用)

「今日も時間通りに宿題を持ってきましたね。それを続けているんですね。」 「友達が困っているときに声をかけていましたね。あなたにはそういう力があるんですね。」

具体例(大人・職場での使用)

「先週の提案、データを丁寧に整理して持ってきてくれましたね。そういう準備をしてくださっているんですね。」

ダイレクト・コンプリメントは、相手が自分でも気づいていなかった「できていること」を可視化する効果があります。自己効力感(self-efficacy)の向上にもつながります。

 

② インダイレクト・コンプリメント(Indirect Compliment)

意味・特徴

直接ほめるのではなく、「どうやってそれができたのですか?」「どうしてそう思ったのですか?」という質問形式でコンプリメントを届ける技法です。相手自身に「そうか、自分はそれができているんだ」と気づかせることがねらいです。

直接ほめられることに抵抗を感じる人(謙遜しがちな文化圏・内向的な性格・自己肯定感が低い人)に特に有効です。

使い方のポイント

  • 「どうやって〜できたのですか?」という質問形を使う
  • 相手の答えを評価せず、丁寧に聴く
  • 答えの中に「強み・工夫・価値観」を見つけ、それを繰り返して伝える(エコー技法)

具体例

「毎日続けられているんですね。どうやってそれを続けられているんですか?」 「難しい状況の中でも諦めなかったんですね。何がそうさせたんでしょうか?」

この質問に答えることで、相手は自分の内なる動機・価値観・強みを自ら発見します。「外から与えられたほめ言葉」より、「自分で気づいたこと」の方が行動変容につながりやすいという研究知見とも一致しています。

💡 インダイレクト・コンプリメントは「内省を促す問い」とも言えます。コーチングの質問技術と組み合わせると特に効果的です。

 

③ セルフ・コンプリメント(Self-Compliment)

意味・特徴

相手が「自分で自分をほめる・認める」ことを促す技法です。最初は「先生にほめてもらう」という他者評価から始まっても、最終的には「自分で自分の成長に気づける力(自己評価力)」を育てることが解決志向の目標です。

自己肯定感の構築や、支援終結後も自分で歩み続けられる自律性の涵養に深く関わります。

使い方のポイント

  • 「今日の自分の頑張りを10点満点で言うと何点?」などのスケーリング質問と組み合わせる
  • 「自分で自分を認めてあげるとしたら、どんなことが挙げられますか?」と問いかける
  • 相手が言いにくそうなときは、「〜ということをしていたけれど、自分ではどう思う?」と橋渡しをする

具体例

「今週の自分の努力を振り返ってみて、どんなところがよかったと思いますか?」 「今日のあなたの行動を、自分でほめるとしたらどうほめますか?」

セルフ・コンプリメントが自然にできるようになると、支援者がそばにいなくても自分で「例外(うまくいったこと)」を探し、前に進む力が育まれます。これは解決志向アプローチの最終目標でもあります。

 

3.コンプリメントを効果的に使うための5つのコツ

コツ① 具体的に・事実に基づいて伝える

コンプリメントが漠然としていると、相手は「社交辞令かな」と受け取ってしまいます。「何を・いつ・どのように」したのかを具体的に言語化することで、「ちゃんと見てもらえている」という安心感が生まれます。

✗ 曖昧な例:「最近よく頑張っているね」

✓ 具体的な例:「今週は毎日授業の最初の5分で自分でノートを開いていましたね」

コツ② 評価ではなく「観察」として伝える

「すごい」「えらい」などの評価語を多用すると、相手は「評価される側」に固定されてしまい、自律性が育ちにくくなります。代わりに「〜していますね」「〜できていますね」という観察の言語を使いましょう。支援者と相手の関係が対等に保たれます。

コツ③ タイミングを意識する

コンプリメントはいつでも有効というわけではありません。相手が感情的に混乱しているときや否定的な気持ちが強いときは、まず「傾聴・共感」が先です。気持ちが落ち着いた後に、例外や強みへの気づきを促すコンプリメントを入れましょう。

コツ④ 「あなた」ではなく「あなたがしたこと」にフォーカスする

「あなたはすごい人だ」という人格へのほめ言葉より、「あなたがしたこと・選んだこと」への言及の方が、行動変容につながりやすいとされています(ドゥエック博士の「マインドセット」研究とも一致)。行動・努力・プロセスに焦点を当てましょう。

コツ⑤ 相手の言葉をそのまま使う(エコー技法)

相手が「なんとか続けてきました」と言ったとき、「なんとかでも続けてこられたんですね」とそのままの言葉を返すことで、相手は「ちゃんと聴いてもらえた」という感覚を得ます。支援者の「解釈」を加えず、相手の表現を尊重することが信頼関係の構築にもつながります。

 

4.実践事例:場面別コンプリメントの活用例

事例① 不登校傾向の中学生への活用

状況:

Aくん(中2)は週に2〜3日しか登校できていない。本人は「どうせ無理」と言い、自信を失っている。

支援者のコンプリメント:

「今日、学校に来たんですね。それって、実はすごく大事なことだと思います。来ようと思ったのは何かあったんですか?(インダイレクト)」  「来るのが大変な日もあると思うけれど、今日来てみてどうでした?自分では何点くらいあげますか?(セルフ・コンプリメント)」

Aくんは「7点くらい…来てよかったかも」と答えた。この「自分で決めた7点」が次の一歩の動機になりました。

事例② 職場のマネジメントへの活用

状況:

Bさん(30代・チームリーダー)は自信がなく、常に「自分のマネジメントは下手だ」と言っている。

上司のコンプリメント:

「先週のミーティングで、Cさんが発言しにくそうにしているとき、自然に話を振っていましたね。あれはどんな判断があったんですか?(インダイレクト)」

Bさんは「そういえば、気になったから…でも、別に大したことじゃ」と言いかけ、上司が「それが大事なマネジメントだと思いますよ(ダイレクト)」と返した。この一言がBさんの自己認識を変えるきっかけになりました。

事例③ 保護者への子育て支援での活用

状況:

Cさん(40代・母親)は「自分はダメな親だ」と言い、育児に自信を失っている。

支援者のコンプリメント:

「今日こうして相談に来てくださったこと、お子さんのことをそれだけ真剣に考えているからですよね(ダイレクト)。毎日どんな気持ちで関わっているのか、聴かせてもらえますか?」

「来談した」という行動そのものをコンプリメントすることで、「自分はダメな親ではないかもしれない」という視点の転換が始まります。

 

5.コンプリメントと他のSFA技法との組み合わせ

コンプリメントは単独でも有効ですが、他のSFA技法と組み合わせることでさらに効果が高まります。

スケーリング質問との組み合わせ

「今の状況を0〜10のスケールで表すと?」というスケーリング質問の後に、「それが4なのはどんなことがあるからですか?」と問いかけることで、相手は「0じゃない理由(うまくいっていること)」を自ら語り始めます。その言葉に対して「それができているんですね(コンプリメント)」と返します。

例外探しとの組み合わせ

「問題が起きなかったときはどんなときですか?」という例外探しの質問に、相手が「あのときは…」と答えたとき、そのうまくいったこと・できたことに対してコンプリメントを届けます。「問題がない時間が確かにあるんですね。その時間に何があったのでしょう?」という流れです。

ミラクル・クエスチョンとの組み合わせ

「もし奇跡が起きて問題が解決していたら、明日の朝何が違いますか?」というミラクル・クエスチョンで未来の希望を描いてもらった後、「そのイメージができるということは、あなたの中にすでにそれを望む力があるということですよね(コンプリメント)」と返すことで、相手の動機づけを高めます。

 

6.よくある疑問とQ&A

Q:コンプリメントはお世辞や社交辞令と何が違いますか?

A:お世辞は事実と無関係に相手を喜ばせようとする言葉ですが、コンプリメントは相手の具体的な行動・選択・努力を観察した事実に基づきます。「見ている・気づいている」という誠実さがコンプリメントの本質です。

Q:相手が否定してきたらどうすればよいですか?

A:「そんなことないです」と否定されたとき、無理に押し返す必要はありません。「そう感じているんですね。でも私にはそう見えましたよ」と穏やかに伝え、無理に同意を求めないことが大切です。繰り返し丁寧に伝え続けることで、少しずつ相手の自己認識が変わってきます。

Q:コンプリメントはどのくらいの頻度で使えばよいですか?

A:「使わなければ」という義務感は不自然さを生みます。面談・授業・日常会話の中で、相手の行動を観察していると自然に「コンプリメントできる素材」が見えてきます。まずは1回の会話の中で1〜2回意識して使ってみることから始めてください。

Q:子どもにも大人にも同じように使えますか?

A:基本原則は同じですが、言葉の選び方・抽象度・タイミングは相手に合わせて調整が必要です。子どもには「今日ここに来られたね」などシンプルで具体的な言葉が向き、大人には「どんな判断があったのですか?」などより深みのある問いかけが効果的です。

7. よくある質問(FAQ2)

Q1. 解決志向療法とコーチングの違いは何ですか?

解決志向療法(SFT)は、粿神的な課題や心理的な苦痛を抱える人への臨床的アプローチです。一方、解決志向コーチング(SFC)は、基本的には粿神疑患のない健康な人の目標達成や成長支援を目的としています。職場での一般的な離職防止・人材育成においてはSFCが適しています。

Q2. 解決志向コーチングを学ぶにはどうすればいいですか?

国内外にSFC関連の研修・資格プログラムが存在します。日本でも 一般社団法人コーチング心理学協会にて,解決志向コーチングの研修が提供されています。解決志向コーチ は一般社団法人コーチング心理学協会の特許庁登録となっています。

Q3. 全社員に必要ですか、管理職だけでいいですか?

最初は管理職(特に現場マネージャー)へのトレーニングから始めることをお勧めします。管理職のコミュニケーションスタイルが変わると、チーム全体の雰囲気に自然と影響が広がります。定着してきたら、全社的な研修や文化づくりに展開するのが効果的です。

Q4. 解決志向療法とCBT(認知行動療法)はどう違うの?

CBT(認知行動療法)は、ネガティブな思考パターンを特定して修正することを重視します。一方、解決志向療法と解決志向コーチングは思考パターンの分析よりも、「解決が実現した未来」と「うまくいっている例外」に注目します。どちらも科学的根拠に基づいた有効なアプローチであり、目的や状況に応じて使い分けることが理想的です。

  

Q5.一般社団法人コーチング心理学協会では,「解決志向アプローチ」「解決志向コーチング」の実践について学べますか?

はい、コーチング心理学は,解決志向コーチング講座などで,学ぶことが出来ます。科学的・現代的な視点で解決志向とエンゲージメントについて実践・研究を行っています。各講座も工夫して,楽しめるようなツールやアプリなどを活用しています。ぜひ,体験してみていただければ幸甚です。

解決志向療法と解決志向コーチング講座

 

Q6. 一般社団法人コーチング心理学協会では,「解決志向アプローチ」「解決志向コーチング」に関する団体研修・法人研修などを実施してますか?(新入社員・中途社員・管理職研修など)

はい,実施しております。もしご希望でしたら,お問い合わせまでご連絡をいただければ幸甚です。
各組織や会社によって異なりますので,内容に合わせて対応いたしますの。協働で研修なども可能です。
お問い合わせまでご連絡をいただければ幸甚です。

https://www.coaching-psych.com/contact/

 

 

まとめ:解決志向のコンプリメントで、関わり方が変わる

本記事では、解決志向アプローチにおけるコンプリメントの3種類——ダイレクト・コンプリメント、インダイレクト・コンプリメント、セルフ・コンプリメント——について、具体例や実践のコツとともに解説しました。

コンプリメントの本質は「評価すること」ではなく、「相手が気づいていない自分の力・リソース・強みを、丁寧に言語化して届けること」です。

ほめ方を変えるだけで、目の前の人との関わりが大きく変わります。そして、相手が自分の力に気づき始めたとき——それが解決志向の真髄です。

ぜひ、明日の会話から意識して使ってみてください。最初は不自然に感じるかもしれませんが、繰り返すうちに自然と言葉が出てくるようになります。支援者自身も、自分の関わりの中にある「例外」や「強み」を発見できるはずです。

 

【参考文献・関連用語】

MERITS

講座で学ぶメリット

知るだけでなく、実際に実践できる専門家を育てます。磨くのは、技法の前にある人間性のスキルです。

🌱 解決志向の対話

コンプリメント・例外探し・スケーリング質問・ミラクル・クエスチョンを組み合わせて練習します。

💬 伝わるほめ方

3種類のコンプリメントを、ロールプレイで実際に使えるようになります。

🏫 幅広い場面で使える

教育・子育て・職場・支援の現場など、さまざまな事例で学びます。

🌏 国際性🔬 エビデンス🤝 信頼性
  • 傾聴だけでなく、質問・提案・フィードバック・伝え方まで。ペアワークとロールプレイ中心の実践型で、通信講座ではありません。
  • 相手や状況に合わせて関わり方を変えるアダプティブな視点と、その人の物語を大切にするナラティヴな視点を学びます。
  • アダム・グラントの「才能の科学」が示すように、才能は生まれつきだけで決まらず、関わり方と練習で伸びていきます。学びはチームのエンゲージメントづくりにもつながります。
  • 落とさない・潰さない方針。再受講制度とフォローアップで、身につくまで学べます。出会いや学び合いといった、お金だけでは得られない価値も大切にしています。
  • 民間資格として新しい研究を先取りし、国家資格(キャリアコンサルタント・公認心理師など)と組み合わせることで支援の幅が広がります。
COURSES

コンプリメント(解決志向のほめ方)を実践で学べる講座

日程・料金・申込方法は、各講座の公式ページをご確認ください。

解決志向コーチング講座

解決志向コーチング講座

コンプリメント・例外・スケーリングを実践で学ぶ

フィードバックスキルコーチ講座

フィードバックスキルコーチ講座

承認とフィードバックの伝え方を体系的に学ぶ

コーチング心理学基礎講座

コーチング心理学基礎講座

質問・傾聴・フィードバックの土台を実践で学ぶ

ストレングス・カウンセラー講座

ストレングス・カウンセラー講座

一人ひとりの強みに注目して伸ばす

HOW TO JOIN

参加の流れ

  1. 無料診断で自分に合う講座を知るおすすめ講座診断(無料)で、関心や目的に合う講座を確認します
  2. 講座ページで日程を確認して申し込む日程・料金・申込方法は各講座の公式ページが最新です
  3. 実践型の講座に参加するオンラインでも、ペアワーク・ロールプレイ中心で体験しながら学びます
  4. 職場や日常で試す家庭や職場で「どうやってそれができたの?」と1回たずね、相手の工夫を言葉にしてもらいます
  5. 資格取得・学び直し再受講制度とフォローアップで、「できる」まで続けられます

法人・団体のみなさまへ

管理職研修・1on1研修・チームづくりなど、組織に合わせた研修も行っています。法人・団体研修/研修おすすめ診断(無料)

FAQ

よくある質問

コンプリメントとは何ですか?
解決志向アプローチで使われる、相手の強みや工夫、努力を見つけて伝える関わりです。単なるほめ言葉ではなく、相手が自分の力に気づくことを目的にしています。
普通の「ほめる」とどう違いますか?
「すごい」「えらい」のような評価ではなく、具体的な事実や工夫を観察として伝えたり、質問で本人に気づかせたりする点が違います。
インダイレクト・コンプリメントとは?
「どうやってそれができたの?」のように、質問の形で相手の力を浮かび上がらせる方法です。本人が自分で答えることで、自分の力への気づきが深まります。
セルフ・コンプリメントとは?
本人が自分の強みや工夫を自分の言葉で表現することです。支援者の質問によって引き出され、自信の土台になります。
ほめすぎると逆効果になりませんか?
根拠のないほめ言葉や、能力・人柄ばかりをほめることは逆効果になることがあります。具体的な事実と努力・工夫に焦点を当てると、相手が受け取りやすくなります。
大人にも効果がありますか?
はい。職場の1on1や評価面談、カウンセリングなど、大人の支援の場面でも広く使われています。
スケーリング質問とはどう組み合わせますか?
「10点満点で今何点?」とたずね、「その点数を支えているものは何?」と聞いてから、見えてきた力をコンプリメントします。前進の手がかりが見つかりやすくなります。
どの講座で学べますか?
解決志向コーチング講座で、コンプリメントを含む解決志向の技法を実践的に学べます。伝え方全般はフィードバックスキルコーチ講座もおすすめです。
この分野を講座で学ぶと、何ができるようになりますか?
コンプリメント(解決志向のほめ方)の考え方を、質問・傾聴・フィードバックなどの対話の技術として、職場や支援の場で使えるようになることを目指します。知識だけでなく、ペアワークやロールプレイで「できる」まで練習します。
民間資格でも役に立ちますか?
協会の資格は民間資格ですが、新しい研究や時代のニーズを先取りして学べることが強みです。キャリアコンサルタントや公認心理師などの国家資格と組み合わせると、支援の幅が広がり相乗効果が生まれます。

相手の中にある力を、言葉で照らす

心に聴く、心に響く、心に効く。コンプリメント(解決志向のほめ方)を「知っている」から「できる」へ。

コンプリメント(解決志向のほめ方)を学ぶ無料診断

投稿者プロフィール

一般社団法人コーチング心理学協会事務局
一般社団法人コーチング心理学協会事務局


専門監修:一般社団法人コーチング心理学協会
公式:https://www.coaching-psych.com/
イベント:https://www.coaching-psych.com/event/


対人支援のプロフェッショナルを育む、ウェルビーイング向上を目指す、エビデンス・ナラティヴなど科学的・学術的なアプローチベースの実践機関。


一般社団法人コーチング心理学協会とは、心理学を学術的な基盤に、エビデンス(科学)・ナラティヴ(物語)・アダプティブ(適応)を重視して、コーチングを専門的実践として普及・発展させる日本の専門機関です。『コーチング心理学ガイドブック』(北大路書房、2023年)の監訳に携わり、これまでに1万人以上が講座を受講しています。

【協会概要】
コーチングを単なるスキルやテクニックとしてではなく、心理学という学術的基盤、ナラティヴ(物語)に根差した専門的実践(Professional Practice)として捉え、その普及と発展を目指す専門機関。認知行動療法、解決志向アプローチ、ナラティヴ・セラピー、ポジティブ心理学といった信頼性の高い心理学理論をコーチングに応用し、質の高い対話を通じて人々の成長と問題解決を支援する専門家の育成に注力しています。これまで、1万人以上の方に受講頂いている実績がある。学校法人、企業法人など幅広い層に対してい研修会、ワークショップを実施している。


【ミッションとビジョン】
ミッション: コーチング心理学に基づくエビデンスベース(科学的根拠に基づく)のアプローチを社会に普及させ、対人支援の専門性を高めること。
ビジョン: 一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造する。


【主な活動内容】
資格認定講座の開催: 専門性と実践力を証明する独自の認定資格講座を体系的に提供。
専門ワークショップの実施: 特定のテーマ(ナラティヴ、認知行動など)を深く掘り下げる、実践的なワークショップを随時開催。
書籍の出版・監修: 『コーチング心理学ハンドブック』など、専門知識を社会に広めるための出版活動。
法人・団体向け研修: 企業や教育機関、医療・福祉施設など、各組織のニーズに合わせた専門的な対話力・コーチング研修を企画・提供。


■ 活動の方針
・「知っている」だけでなく、実際に「できる」専門家を育てます。
・技法の習得にとどまらず、聴く・問う・承認する・伝えるといった人間性のスキルを磨きます。
・参加型・対話型の講座で、自分の考えをアウトプットし、参加者同士で気づきを深めます。
・「落とさない・潰さない」を大切にし、再受講制度やフォローアップで、挫折しない/させない学びを支えます。
・すべての人に、コーチングやカウンセリングのマインドと技術を持ってもらうことを目指しています。

■ ビジョン
一人ひとりが質の高い対話の力を身につけ、個人、組織、そして社会全体のウェルビーイングと成長に貢献できる世界を創造すること。

■ 合言葉
心に聴く、心に響く、心に効く

こんな講座があります

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