【ナラティヴコーチング/認定ナラティブコーチ® 養成講座】
■ナラティヴ・セラピー,ナラティヴ・アプローチのエッセンスを押さえつつ,実践できます。(他の試験対策にも役立ちます。)
さらに,ポジティブ心理学やコーチング心理学などのさらなる応用も学びます。そのため,実践できるフィールドが広がります。
コーチング心理学に基づく「ナラティヴ コーチング(Narrative Coaching)」は,人生の「物語(ストーリー)」に関わる語りの手法です。物語的なアプローチを活用し,自分の人生を物語の「主人公,人生の専門家として見立てます。「問題」を人間や人間関係に当てるのではなく,問題そのものを除外(外在化)します。また,個人にある希望を掘り当て,自ら物語を構築し,より希望ある人生を歩めるように応援していきます。とりわけ,ナラティヴ・アプローチに関して,希望の構築,自己成長,ストレングス(強み)などの物語に関して肯定的な活用を目指します。
ナラティヴセラピーは、問題を個人の一部とみなすのではなく、問題と個人を切り離して客観的に考えられるようにすることで、
問題の整理や考え方の癖に気づいたり、より望ましい生き方を実現したりできるように支援する心理療法です。
ナラティヴコーチングは、個人の人生を物語として捉え、その物語をより望ましい方向に導くための支援を行うコーチングです。
両者の主な違いは、ナラティヴセラピーは問題解決を目的としているのに対し、ナラティヴコーチングは個人の成長や自己実現を目的としている点です。
また、ナラティヴセラピーは、カウンセラーと相談者が対話しながら、相談者の物語を再構築していくことで、問題の解決を図ります。一方、ナラティヴコーチングは、コーチとクライアントが対話しながら、クライアントの物語をより望ましい方向に導くために、クライアントの強みや資源を活かすための支援を行います。
ナラティヴセラピーとナラティヴコーチングは、どちらも物語(ナラティブ)を活用することで、個人の課題や目標の解決や達成を図る手法です。
ナラティヴセラピーとナラティヴコーチングの共通点
- 物語(ナラティブ)を活用する
- 個人の課題や目標の解決や達成を図る
- 対話と問いかけを重視する
ナラティヴセラピーとナラティヴコーチングの違い
項目 | ナラティヴセラピー | ナラティヴコーチング |
---|---|---|
目的 | 不安・心配,トラウマの対処,希望の発見 | 個人の成長・自己実現,希望の構築 |
対象 | 問題を抱える人 個人,家族 |
成長や自己実現を目指す人 個人,組織,社会 |
手法 | カウンセラーと相談者の対話 | コーチとクライアントの対話,チーム,グループ |
焦点 | 問題から離脱(外在化) より最適な環境への移行 物語の転換 |
個人の強みや資源,能力開発, ポジティブなストーリーの構築 より最適な環境の構築と強化 |
ナラティヴセラピーの具体的な手法
ナラティヴセラピーでは、以下の手法が用いられます。
- 外在化:問題を個人の一部とみなすのではなく、問題と個人を切り離して客観的に捉える
- 肯定的な解釈:問題の捉え方を変えることで、新たな視点を得る
- リストーリーテリング:過去の出来事を、より望ましい物語に再構築する
ナラティヴコーチングの具体的な手法
ナラティヴコーチングでは、以下の手法が用いられます。
- コーチングエクササイズ:クライアントの強みや資源を活かすためのワーク
- コーチング質問:クライアントが自らの物語をより深く理解できるように促す質問
- ナラティヴ・フィードバック:クライアントの物語をより望ましい方向に導くためのフィードバック
ナラティヴセラピーとナラティヴコーチングは、どちらも物語(ナラティブ)を活用することで、個人の課題や目標の解決や達成を図る手法です。それぞれの目的や対象、手法を理解した上で、適切な方法を選択することが大切です。
■カードゲームなどを通して,楽しみながらナラティヴ・アプローチを学べるように工夫されています。(プレイフルな視点,遊び心など導入)
ナラティヴ・アプローチを多角的に活用し,個人・集団・社会への問題解決に役立てます。心理学や心理療法などを幅広い領域や分野で活用して,実践していきたい方におすすめです。
とりわけ,本講座では,コーチング心理学やポジティブ心理学なども活用し,【希望を掘り当て,希望を構築し,希望をより意義のあるにしていくため,可能性を構築し,より前向きで,未来志向のナラティヴ・アプローチ】を扱います。より仕事や日常生活で活用できるように「ナラティヴ・アプローチ」を活用します。
カテゴリ | 概要 |
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基本理念 | ナラティヴ・アプローチを多角的に活用し、個人・組織・社会の問題解決を目指す。 |
本講座の特徴 | ・希望を掘り起こし、構築し、未来に向けて意義あるナラティヴを創出。 ・心理療法、コーチング心理学、ポジティブ心理学等を統合的に活用。 |
ナラティヴ・コーチングの効果 | ・語られていない「隠れた物語」にアクセスし、自己・他者理解を深める。 ・才能・潜在力の解放と、意味の再構築。 |
応用分野 | ・ライフコーチング、キャリアコーチング、組織開発。 ・“通過儀礼”や人生の再構成を含む働きかけ。 ・SDGsや社会課題への応用。 |
組織での活用 | ・「主人公」「プロフェッショナル」などの役割を再定義。 ・組織の理念・ストーリーを可視化し、新たな文化を育む。 |
方法論・理論 | ・ジョハリの窓、学習の車輪、AI(Appreciative Inquiry)、強みに基づく支援理論。 |
実践方法 | ・ナラティヴ技法に基づく質問・対話。 ・ライフ・ヒストリーワーク、立場を変えたリフレクション。 ・閉塞感打破のためのグループワーク・コンサルテーション。 |
項目 | 概要 |
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① ナラティヴ・アプローチとは? | クライエントが語る「物語(ナラティヴ)」を尊重し、人生の意味を再構築するアプローチ。 メリット:自己理解の深化、アイデンティティの再構築、対話型支援が可能。 |
② 社会構成主義とその活用 | 現実や自己の概念は社会的対話の中で構築されるという前提。 活用例:問い(影響の質問)を通してクライエントの語りを再構成。 理論との接点:ディスコース理論(言説の重視)、エージェンシー理論(自己の選択可能性を回復)。 |
③ 問題の外在化と技法 | 問題を「人」から切り離して語り直す技法(例:「私は怒りっぽい」→「怒りという存在が近くにいる」)。 内在化との関係:一度外に出した問題と、再び新しい視点で向き合う対話(内在化)を行う。 |
④ ナラティヴ質問&傾聴法 | 一般的な傾聴に加え、「ダブルリスニング」=語られたことの裏にある文脈・歴史も同時に聴く。 「トリプルリスニング」ではさらに社会・文化的な背景や沈黙にも耳を傾ける。 |
⑤ 質問技法のバリエーション | – 好奇心の質問:本質を探る「なぜ?」でなく「どうしてそう考えたの?」などの開かれた問い。 – エピソード質問:具体的体験からリソース発見へ。 – 外在化質問:問題との距離をとる。 – 影響相対化質問:その問題が生活にどんな影響を与えているか問う。 – 仮定法質問:例えば「もし○○だったら?」と選択肢を増やす。 – メタファー質問:イメージや比喩を使って新たな視点を導く。 – 影響地図:問題の影響範囲を視覚化し、状況の全体像を捉える。 |
以下に、ナラティヴ・アプローチのさらなる応用に関する各項目を、わかりやすく表にまとめました。ビジュアル的・実践的支援法を中心に、心理的・社会的アプローチが交差する魅力的な領域ですね。
項目 | 概要 |
---|---|
① Road/Season of Life マップ | 人生の「道(Road)」や「季節(Season)」をビジュアル化し、内面の変化や価値観を可視化。 支援法:絵地図・グラフィックレコーディングを用い、クライエントの語りを共に描く。 |
② チーム・オブ・ライフ/リメンバリング | 困難に立ち向かった「チーム」の存在を振り返るナラティヴ技法。 社会的リソースの再発見とつながりの再構築を促す。 |
③ 心理テストの活用 | 自己理解や語りを深める補助ツール。例:人生曲線法、価値観カード、レジリエンステストなど。 |
④ チェックリスト(技法リスト) | ナラティヴ技法の使用状況を確認するための自己点検表。 例:外在化、リメンバリング、好奇心の質問の使用頻度など。 |
⑤ コミュニティ/チーム構築 | 自分にとって意味ある人々を構成要素としてリメンバリングし、理想のチーム像をデザイン。 人生・仕事・暮らしにおけるコミュニティの設計図を描く。 |
⑥ リフレクティングチーム等 | 他者の語りを「聞かせてもらった経験」として共有する形式。 アウトサイダー・ウィットネスや応援チームなどが、自分への視点を新たにする。 |
⑦ キャリア・コーチング | 経歴ではなく**“物語としてのキャリア”**に焦点を当てる。 希望・価値観・苦難の克服を再構築する対話。 |
⑧ ナラティヴ×ポジティブ心理学 | 「強み」「感謝」「可能性」などを語りの中に埋め込む。 未来語りでは、“これから語りたい物語”を設計するアプローチ。 |
⑨ カードゲームの活用 | ナラティヴ技法を遊びながら学べるツール。 例:「好奇心カード」「影響の質問カード」「記憶のチームカード」など。理論理解と実践力を高める教材。 |
*内容は,変更される場合がございますので,予めご了承願います。
*内容は,変更される場合がございますので,予めご了承願います。
◆【こんな人におすすめ】
・・・・初めての方でも歓迎 わかりやすくお伝えいたします。単発講座,いつでも参加可能。
★ナラティヴ・コーチングを実践してみたい人。
★「物語」を様々な場面で活用したい人。
★質問力を向上させたい人。
★自分や他者の過去,現在,未来の資源を引き出し,活用したい人。
★相手のこれまでの経験を生かすためにサポートしたい人。
★相手のこれまでの価値観,生き方を知り,信頼関係を気づいていきたいと考えている人。
※内容は,多少変更される場合もございます。
【感謝】この度,特許庁公認にて「ナラティヴコーチ(ナラティブコーチ)®」が,審査を経て当協会の商標として登録いただきました。誠にありがとうございます。
今後における講座内容の充実を勧めていきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。(登録商標6220731号)