ビジネス・人材・人事職向けのコーチング講座を紹介
人材系のお仕事は、どこまで行っても人を相手にするお仕事です。キャリアコーチングなどに代表されるように内面的なケアからコーチングによる目標設定や管理の必要性はお気づきかと思います。
コーチングもひとつの人材育成ツールであることに加えて、心理学の理論や研究に裏付けられた理論が多いことから当協会の講座は人気講座になっております。
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ビジネス・人材・人事職向けのコーチング講座を紹介
人材派遣,人材ビジネス,ビジネスコンサルタント,キャリアコンサルタント,人事関係者などの方からはコーチングや心理学は人気の講座になっておりますが、その中で最も選らばれているのが、以下3つの講座です。
1.エンゲージメントコーチング
エンゲージメントコーチング(Engagement Coaching)は、従業員のエンゲージメント(職務への関与や仕事への熱意)を高めることを目的としたコーチング手法です。これは特に人事・人材関係職にとって非常に重要で、職場の雰囲気を向上させ、従業員のパフォーマンスと満足度を高めるための効果的な手段です。
エンゲージメントコーチングの具体的なアプローチ
1. 強みの認識と活用
目的: 従業員の強みを特定し、その強みを日常業務で最大限に活用する。
実践方法:
強みの評価: 従業員にストレングスファインダーやその他の強み診断ツールを使用させ、個々の強みを特定します。
強みの活用計画: 各従業員の強みに基づいた具体的な行動計画を立て、強みを活かすプロジェクトやタスクを割り当てます。
2. 目標設定とフィードバック
目的: 明確な目標を設定し、定期的なフィードバックを通じて進捗を確認し、モチベーションを維持する。
実践方法:
SMART目標の設定: Specific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevant(関連性がある)、Time-bound(期限がある)目標を設定します。
定期的なフィードバックセッション: 定期的に1対1のフィードバックセッションを行い、進捗を確認し、必要な調整を行います。
3. キャリア開発と成長機会
目的: 従業員のキャリア開発を支援し、成長機会を提供することでエンゲージメントを高める。
実践方法:
キャリアプランニング: 各従業員とキャリア目標を設定し、その達成に向けた具体的な計画を立てます。
研修と成長機会: 必要なスキルや知識を習得するための研修やトレーニングプログラムを提供します。
4. 職場環境の改善
目的: ポジティブでサポートのある職場環境を作り出すことで、従業員のエンゲージメントを促進する。
実践方法:
従業員の声を聞く: 定期的なアンケートやミーティングを通じて、従業員の意見や提案を収集します。
働きやすさの向上: フレキシブルな勤務時間やリモートワークの導入、職場の物理的な環境の改善などを検討します。
エンゲージメントコーチングの利点
従業員の満足度向上: 高いエンゲージメントは、従業員の仕事に対する満足度を高めます。
パフォーマンスの向上: エンゲージメントの高い従業員は、生産性と業績が向上します。
離職率の低下: エンゲージメントの向上は、従業員の定着率を高め、離職率を低下させます。
人事・人材関係職への応用
採用とオンボーディング
目的: 採用プロセスと新入社員のオンボーディングを通じて、早期からエンゲージメントを築く。
実践方法:
カルチャーフィットの確認: 採用面接で、企業文化に合うかどうかを重視します。
効果的なオンボーディングプログラム: 新入社員が早期に企業文化やチームに馴染むためのオンボーディングプログラムを実施します。
パフォーマンス管理
目的: 継続的なパフォーマンス評価とフィードバックを通じて、従業員の成長を支援する。
実践方法:
定期的なパフォーマンスレビュー: 四半期ごとのパフォーマンス評価を行い、目標達成度を確認します。
フィードバックとコーチング: ポジティブなフィードバックと改善点に対する具体的なコーチングを提供します。
リテンション戦略
目的: 優秀な従業員を長期間にわたり保持するための戦略を策定する。
実践方法:
キャリア開発の支援: キャリアパスの提供や昇進の機会を増やします。
エンゲージメント調査の実施 アセスメント対応の面接支援に役立ちます。
2. 解決志向コーチング(解決志向療法と解決志向コーチング基本講座)
解決志向コーチングは、原因不明なことは、変えられない過去に焦点を当てるのでなく、
クライアントが自ら問題解決の主体となって取り組むことを重視するアプローチです。クライアントの望む未来を明確に引き出す質問スキルや、
クライアントの強みや資源を引き出す傾聴スキルが重要となります。 解決志向コーチングでは、病理や問題を深追いせずに、クライアントの「リソースやストレングス」「望ましい目標や解決策の構築」します。
コーチング心理学では、社会構成主義、家族療法、ブリーフセラピー、エリクソン療法、NLPなどを統合して活用していくアプローチを採用しています。
解決志向では、肯定的な視点で「役立つ具体的なアクション」に焦点を合わせます。対話を通して新たに解決やクライアントの望む未来を構築していきます。
解決志向コーチングは、さまざまなメリットをもたらすアプローチです。そのため、個人や組織のさまざまな問題解決に活用することができます。
3.フィードバックスキルコーチング基本講座
キャリア支援やお仕事紹介には必ず失敗がつきもの。特に、日本企業のようにひとつの会社に長く務めることを前提に制度設計されていると、入社したての頃はストレスが多いものです。この問題はクライエント次第ですが、人材担当者様が適切に支援することで解消することができます。
また、相手の問題を解決して、パフォーマンス向上につなげることがコーチングが担う役割です。そこで大事なのが、適切なフィードバックをすることです。フィードバックスキルコーチングでは、「褒める」「正しく指摘する」の2つに焦点を置き、心理学を応用することで、様々なシーンからフィードバックが行えるように作られています。
甘やかすのでもなく、叱るのでもなく、クライエントを成長させることに焦点を置いたコミュニケーションの手法を理論と実践の両方から体得することができます。
4.エニアグラム心理学コーチング
エニアグラムでは、私たちがもつ「性格」の多様性・共通性に着目し、人間の本質は9つのタイプのいずれか1つに分類されると考えられています。
キャリアコンサルタントの世界では、クライエントの価値観や強みを分析して、それを仕事紹介につなげていくアプローチが主流です。
対して、当協会のエニアグラム心理学コーチングでは、Having(資質)、Doing(行動、態度)、Being(価値観・意義)の家族発祥の理論を用いて、9つの性格の中からさらにエニアグラムを細かく考察していく新しいエニアグラムです。
昨今の人材業界では、ひとつの職種に求められるスキル要件の多さや働き方のニーズが多岐にわたり、適切なマッチングが難しくなっているお悩みもあると思います。
しかし、情報や要求が多岐になっても、人が求めている本質や欲求は変わらないことをエニアグラムは教えてくれます。そんなエニアグラムを心理学の観点から説明できるのがエニアグラム心理学の強みでもあります。
人の原理的な部分を理解することで、クライエントの価値観、好む行動、資質・能力などを見極めて適切なマッチングやご提案ができることを期待しております。是非ともお仕事にお役立て下さい。
5.認知行動療法と認知行動コーチング基本講座
認知行動コーチングは、認知科学、認知心理学などに基づいて、ストレス対処戦略の開発や目標に向けた認知と行動を促すアプローチです。
認知行動コーチングは、認知心理学、教育心理学、ポジティブ心理学、行動心理学、認知科学、行動分析、認知行動療法などを組み合わせたものです。個人や組織の成長、思考力の向上、強みの強化、能力開発、レジリエンスの向上などに役立ちます。また、認知と行動を促進する質問法は、コーチングだけでなく、リーダーシップや人間関係の理解、AIの活用などにも役立ちます。認知バイアスなども学び、時には、認知バイアスを肯定的に役立てられるように対応します。人事の意思決定などに関して、バイアスを考慮して対応する際に役に立ちます。
最後に
人材系の業種・職種で働いている方にとって、コミュニケーションスキルはクライアントとの良好な関係を築くだけではなく、組織力を強化させるための必須スキルだと感じられます。
優れたコミュニケーションが組織内に根付くことで、事業の価値を向上させることは現実的にできることです。組織力開発や風土改革などのご要望にも対応しております。
何かお悩みなどございましたら、是非とも当協会にもお声かけ下さい。