動機づけ面接法コーチングとは(Motivational Interviewing interview Coaching:MIC)
動機づけ面接法(motivational interviewing:MI)は、相談者の中から自分自身を変える力を呼び出し、行動変容を促進する面接技法です。
そのため,動機づけ面接法を応用したコーチングは,より前向きな行動変容,クライエントの成長や能力開発を目指しています。
もともとは,動機づけ面接法は,1980年代に欧米でアルコール依存症のクライエントの方に対して行われました。近年では,強迫性障害などの支援などにも活用されました。
動機づけ面接法コーチングでは,コーチングは、上司と部下とのより深いコミュニケーションや、1on1ミーティングなどを通じて行われます。コーチングと「動機づけ(モチベーション)」は共通して行動を促すという点がありますが、肯定的な側面で活用する点でアプローチ方法が異なります。
動機づけ面接法を応用しているコーチングは,認知行動コーチング,解決志向コーチングと組み合わせて活用されているケースがあります。
とりわけ,動機づけ面接とコーチングは相性が良く、初期段階である前熟考期と熟考期(ときに準備期)のクライエントに対する方法として優れています。
動機づけ面接の基本スキルは、傾聴,是認,聞き返しなどがあります。
行動変容を促すアプローチとして,活用するケースがあります。
コーチング心理学ハンドブック,コーチング心理学ガイドブックなどに紹介されており,
コーチング心理学協会では,コーチング心理学基礎講座などで一部,実践します。
オススメの文献
コーチング心理学ハンドブック 2011 金子書房
コーチング心理学ガイドブック 2023 北大路書房
https://www.jahbs.info/journal/pdf/vol34_1/vol34_1_1_2.pdf