【ポジティブ心理学】資格取得前に押さえておきたいカウンセラーの役割

カウンセラーの役割

まずは、カウンセラーの役割について具体的にご紹介します。

相談者の話に耳を傾け、問題解決に導く

カウンセラーには、悩みや問題を抱えた人を解決に導く役割があります。また、精神的な病を患っている人の症状を緩和させることもカウンセラーの重要な役割です。このような役割を果たすためには、積極的に相手の話に耳を傾け、問題や悩みの本質を捉える必要があります。

相談者に気兼ねなく話してもらうためには、居心地のよい環境を作ったり、質問方法を工夫したりすることが大切です。また、話の内容に共感を示すことで、相談者の精神的な負担が軽減され、自己肯定感やポジティブな気持ちを呼び起こしやすくなります。

相談者が抱える問題を分析する

相談者の話を聞きながら問題の原因を分析することも、カウンセラーの役割の一つです。社会や日常生活で悩みを抱えている人の多くは、問題の存在はわかっていても、どこに原因があるのかわからないことが少なくありません。相談者の話の中から分析を行い、原因の所在を明らかにして解決をサポートします。

セルフケアの習得をサポートする

カウンセリングで相談者の心の負担を軽減するだけではなく、日常生活におけるセルフケアの習得をサポートすることもカウンセラーの役割です。問題解決のために行動するのはあくまでも相談者自身であり、カウンセラーはサポートを行う立場にあります。日常生活で悩みに直面したり、ストレスを感じたりしたときのノウハウを具体的に伝え、相談者自らが対処できる状態を作ることが大切です。

相談者の心に寄り添いながらセルフケアを習得してもらうためには、自分の考えをわかりやすく言語化する力が必須です。特に、精神的な悩みを抱えている人は周りの言葉が伝わりづらい場合もありますので、言葉選びを工夫し、相手に理解してもらうよう常に意識する必要があります。

副業・起業に必要な能力

カウンセラーとして副業を始めたり、起業したりするためにはカウンセリング以外のスキルも必要です。こちらでは、副業や起業に必要な能力についてご紹介します。

集客スキル

カウンセラーとして副業・起業を成功させるためには、クライアントを集める力が欠かせません。マーケティングを強化し、集客の知識や経験を蓄積していくことが重要です。例えば、まずは副業から始めて集客スキルを磨き、全体収入の半分まで稼げるようになった段階で起業を検討すれば、無理なく独立できます。

経営スキル

経営スキルとは、事業を続けていくための能力や知識のことです。カウンセラーとして副業や起業を始めた場合、経理処理や税金対策などにも目を向けなければなりません。また、資金繰りが悪化すれば、事業を続けるのは困難でしょう。セミナーに参加したり、専門書を読んだりして経営の知識を身につけてください。