ポジティブ心理学の企業研修をグループで実施 組織改革にも役立つ ポジティブ心理学の活用法

昨今は企業をめぐる外部環境の変化が激しく、またスピードも速くなっています。そのような環境下で結果を出しつづけるためには、柔軟な組織改革ができる、かつ強いグループでなければなりません。しかし現実を見ると「職場の人間関係に問題がある」「以前の方法では結果が出ないがどうするべきか分からない」というのは、どの職場にもある普遍的な悩みとなっています。

そこで企業研修に活用できるのがポジティブ心理学です。ビジネスの場面でポジティブ心理学がどのように活用できるのかをご説明します。

ポジティブ心理学は幸せについての研究であり、人間関係や信頼関係の構築を重んじているため、企業研修でポジティブ心理学を学ぶことでよりよい関係性を構築しやすくなるのです。

例えばポジティブ心理学において、一様に大切だと言われていることが「感謝」です。感謝の時間を設け、感謝すべきことや人、そしてその理由についてまで詳細に思い描くようにします。

感謝の時間を持つことで、よい感情を持続できるだけではなく、マイナスの感情をより速く消化できるようになるのです。グループの誰もがマイナスの感情を少なく、よい感情を持続させれば、自然と人間関係は良くなるでしょう。

さらにポジティブ心理学においては、個々人にそれぞれのキャラクター、強みがあるとされています。自らの強みを把握すれば、それを活かし、他者をサポートすることができるようになります。お互いがお互いを補い合う環境が生まれ、強い信頼関係を築くことができるでしょう。

企業研修でポジティブ心理学を学ぶことは、ひとりひとりの能力を高めることに繋がります。例えば、最高の自分を思い描き書き出すという方法があります。これはトップアスリートも利用している有名な手法であり、思い描き書き出すだけで脳は勝手にその理想に近づいていくというものです。

個々人が最高の自分に近づき、トップパフォーマンスを発揮できるようになれば、生産性は大きく向上するでしょう。

またポジティブ心理学を通じて、価値観の重要性についても知ることができます。価値観を明確にして働くことは、個人のやる気を高め、生産性向上にもつながります。さらに価値観を共有することは大きな喜びです。例えば企業理念に共感し、周りの社員とそれを共有することができれば、それは働くうえでの大きな喜びになるでしょう。

昨今は柔軟な組織改革が求められる場面も増えていますが、上述のような事柄は組織改革にも通ずる部分があります。例えば価値観についてです。企業理念に共感することは社員にとって大きな喜びですが、同時に組織改革の礎になるともいわれています。個々人の能力が高まることは、環境の変化に耐えうる組織をつくることに繋がるのです。

ポジティブ心理学の企業研修で得られることとして、最後にマインドフルネスについてご紹介します。マインドフルネスとはいわゆる瞑想のようなものであり、今ここにあることにただ集中する時間を持つことを言います。マインドフルネスの実践は、心身のリラックスに繋がり、ストレスの軽減、集中力や注意力のアップにも貢献します。

メンタルヘルスが優れない状態では、いくら頑張ろうとしても空まわってしまうことも多いものです。メンタルヘルスの向上は、職場環境の改善のみならず、個人の幸せにも繋がっていきます。毎日の業務の中にマインドフルネスの考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。

ポジティブ心理学を学ぶ企業研修は強いグループづくり、柔軟な組織改革をもうながす可能性を秘めています。なによりポジティブ心理学を学ぶことは、社員一人一人の幸福度をあげることにも繋がります。

一般社団法人コーチング心理学協会では、ポジティブ心理学をはじめとしたコーチング心理学を用いた企業研修を提供しております。

また企業のみならず、教育・福祉・医療・産業等公共機関においても研修を行っております。他にもワークショップや講座、イベントなども開催しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。