「探究」と「探求」の違い ナラティヴコーチング 用語・言葉の探究 

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「探究」と「探求」はどちらも「たんきゅう」と読み、似た意味を持ちますが、目的とアプローチの違いがあるようです。今回は、ナラティヴコーチングで実践している。言葉の表象、意味・捉え方と合わせて検討します。この言葉は、エニアグラム心理学コーチング、パーソナリティ心理学にも関わります。

ナラティヴ・コーチング 国際基準のパーソナリティ心理学に基づくコーチング。パーソナリティ心理学、ポジティブ心理学、交流分析(TA)コーチング、OKグラム、ビッグファイブ理論、ダークサイドの性格など、関連する脳科学を活用し、成長を促す。人間関係の理解と支援。AIの活用法、専用カード、心理テスト、ワークシートで実践!3c5f11b39e7facb32aa16bbd42b59fdf


🔍 探究(たんきゅう)

  • 意味:物事の本質や意味、原理を深く理解しようとすること
  • 特徴:学問的・理論的なアプローチが多く、「なぜ?」を掘り下げる
  • :「宇宙の成り立ちを探究する」「幸福の本質を探究する」

🔎 探求(たんきゅう)

  • 意味:理想や目標、価値あるものを得ようとして追い求めること
  • 特徴:実践的・行動的な側面が強く、「何を得たいか」に焦点
  • :「理想の生き方を探求する」「真理を探求する旅に出る」

✅ 使い分けのヒント

  • 「探究」=理解・解明したいとき
  • 「探求」=手に入れたい・達成したいとき

たとえば「幸せのたんきゅう」という言葉でも、

  • 「探究」なら「幸せとは何かを深く理解しようとする」
  • 「探求」なら「幸せを手に入れようとする努力」
    というニュアンスになります。

言葉の使い分け

🔍 探究(たんきゅう)

意味:物事の本質や意味を深く理解しようとすること。
特徴:学問的・理論的なアプローチ。「なぜ?」を掘り下げる姿勢。

例文

  • 科学者たちは生命の起源を探究している。
  • 子どもたちの探究心を育む授業が注目されている。
  • 歴史の真実を探究するために、彼は古文書を読み解いた。

 

🔎 探求(たんきゅう)

意味:理想や価値あるものを得ようとして追い求めること。
特徴:実践的・行動的な側面が強く、「何を得たいか」に焦点。

例文

  • 彼は真の幸福を探求するために旅に出た。
  • 芸術家たちは常に新しい表現方法を探求している。
  • 自分らしい生き方を探求することが、彼女の人生のテーマだ。

 

✅ 使い分けのコツ

  • 「探究」=理解したい・解明したい(例:科学、哲学、教育)
  • 「探求」=手に入れたい・達成したい(例:幸福、理想、目標)

コーチングでの活用

コーチングにおいて「探究」と「探求」は、クライアントの思考の深さや方向性を導くうえで、意図的に使い分けることで対話の質を高めることができます。

 

🔍 探究(たんきゅう)の活用:本質を深く理解するプロセス

  • 目的:クライアントが抱えるテーマの「本質」や「構造」を深く理解する
  • 問いの例
    「なぜそれがあなたにとって重要なのですか?」
    「その背景にはどんな価値観があると思いますか?」
  • 活用場面
    ・価値観の明確化
    ・思考の枠組みの再構築
    ・自己理解の深化

 

🔎 探求(たんきゅう)の活用:理想や目標を追い求めるプロセス

  • 目的:クライアントが望む未来や理想の状態を明確にし、そこに向かって進む
  • 問いの例
    「あなたが本当に手に入れたいものは何ですか?」
    「理想の状態に近づくために、どんな一歩が踏み出せそうですか?」
  • 活用場面
    ・ビジョンの明確化
    ・目標設定と行動計画
    ・モチベーションの喚起

 

🌀 両者のバランスが鍵

  • は「深く掘る」
  • は「前へ進む」
    この両輪を意識することで、内省と行動の往復運動が生まれ、クライアントの変容が加速します。

 

たとえば、「理想のリーダー像を探求しながら、その背景にある価値観や信念を探究する」といったように、抽象と具体、内面と未来を行き来する対話が可能になります。

投稿者プロフィール

徳吉陽河
徳吉陽河
徳吉陽河(とくよしようが)は、コーチング心理学研究会・コーチング心理学協会の創設者の一人であり、日本・世界のおけるコーチング心理学のパイオニア。コーチング心理士、公認心理師・キャリアコンサルタント、認定心理士(心理調査)、ポジティブ心理療法士、として教育・医療・福祉・産業分野で活動する専門家。東北大学大学院博士後期課程で研究し、国際コーチング心理学会、国際ポジティブ心理学会など、世界で学び、研究を発表。教育プログラム、心理尺度開発なども専門としている。著書に『ポジティブ大全』『科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか?』『ナラティヴ・セラピー BOOK』、『コーチング心理学ガイドブック』『コーチング心理学ハンドブック』などの翻訳書などがあり、科学的なエビデンスと物語(ナラティブ)に基づくコーチングとウェルビーイング教育を推進している。累計4000名のコーチ、カウンセリング実績」(ワークショップを含む)、「累計6000回以上のセミナー実績」以上の実績がある。国土交通省 航空保安大学講師、元東北文化学園大学講師、元仙台医療センター看護学校講師、元若者サポートセンター講師など。教育機関、海外・国外の法人企業などで講師を担当実績がある。学校法人・企業法人・医療法人(リハビリ)など、主に管理職に関わる講師を数多く担当。座右の銘は、「我以外皆我師」、失敗・挫折もたくさんしており、「万事塞翁が馬」大切にしている。「自己肯定感が低いからこそ成長できる」ことを大切にしている。

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